水玉真空管生活(真空管アンプの泥沼で足掻く一部始終)を殆どリアルタイムで書き込む頁です。
2008年11月中旬 真空管アンプの魔力に捕まる。
何故か発作的にヘッドフォンではなくスピーカーでi-Podの音楽を楽しみたくなった。
i-Tune Shopから楽曲をダウンロードして パソコンとi-Podに多数貯め込んでいるが 実はダウンロードしてきた音源は「CD並」の音質とよく言われるが決して「CDと同質」ではない。
画像ファイルと同じようにデータに圧縮が掛けられ それは「非可逆性圧縮」つまり解凍しても元のデータと同じではないのだ。(同じになるのが「可逆性圧縮」である)Appleロスレス型式はCDを読み込む場合にのみ有効だが恐ろしくパソコンの内蔵ハード
ディスクの容量を食う。
今迄も、それなりに価格のするインナーイヤー型のヘッドフォンを使っていたが、とにかく耳と頭が疲れる。
人間は不思議なもので、ピアノコンサートを二時間聞いても頭痛はしないが エレクトーンの演奏会を二時間聞くと頭痛がする。
人工的な音というのは何か身体に違和感が有るのかもしれない。
音楽は やはり聞いて楽しい音質で楽な気分で聞きたい。
「電気的に正しい」つまり電話線からダウンロードしたデジタルデータを忠実に再現した音ではなく、自分の耳に優しく頭痛のしない音で音楽を鳴らしたくなったわけである。
今どきの、甲高いだけの似たような顔の女性歌手の声とか そのオマケだかついでだかで ボソボソ喋るサングラスで坊主頭の男の声とか、歌い手の声までボーカル・シンセに通して 一昔前のロボットみたような声にした楽曲とか 歌声よりも吸気音の方が大きい ソレックスかデロルトの三連ダウンドラフト・キャブみたいな歌を「電気的に正しいアンプ」で再生し わざわざ不愉快な気分になるのはゴメンだ。
別にトランジスタアンプでも構わないと言えば その通りなのだが、ここは趣味の世界である。
ましてや私はスパイダーコイルを巻いて「鉱石ラヂオ」を作り、並三ラジオ 高一ラジオときてスーパーヘテロダインまで自作した過去を持つ旧2級アマチュア無線免許持ちだ。
トランジスタやIC LSIみたいな中の見えないブツは何となく触りにくい。
まず 取敢ずネット上で真空管使用のミニコンポを探してみると中国製だがRM-VA1Sというフルセット5万円程度(最安値49800円〜55000円)で買えるセットを見つけた。
「価格.Com」で調べ早速 最安値の大手カメラ屋系家電量販店から購入した。
RM-VA1Sは出力も15W+15Wと この手のアンプから見れば充分に有り、dockにイコライザー回路とリモコンが付いておりi-Podで出来る操作の殆どをリモコンから操作できる。
音楽データはドックコネクタから取得する。
スピーカーもこの手の安い物に有りがちな貧相感は無く しっかりしたピアノ系塗装の施された案外重量感の有る物が付属し、コードも最初からバナナプラグが付いていた。
早速鳴らしてみると案外(失礼)な真空管らしい中低音のしっかりした明るい音で鳴ってくれるし そこそこ重低音も鳴る。その昔オーディオ装置に心を奪われていた時代が蘇ってきた。
エアチェックなんぞしてた世代は i-PodとSONYのカセット・デンスケに或る共通の意味を見るのだ。
i-Podはヘッドフォンコネクタからの信号は迷惑な「音漏れ」の原因=シャカシャカ音を消す為に独特のアルゴリズムで高音と低音の一部をカットしているという「噂」。
オーディオアンプをお持ちの方はヘッドフォンジャックからの信号とドックコネクタからの信号を比較してみると良い。
普通の聴力の持ち主ならば誰でも聞き分けられると思う。
ヘッドフォンジャックからの音は、可聴域の天辺と下をモニョモニョとカットしたような音になる。
Dockからの信号は CD音源に近い(忠実とまではいかない)信号が拾える。
最近そのアルゴリズムを元に戻す仕掛けの付いたApple Computer社認定のDockが実性価格約6万円ちょっとで発売された。
ただRM-VA1Sを聞き込んでいる内に感じるようになったが、大音量での再生中にジャズ系音楽のベースにビビり音が発生する。
シンバルの音が奥に引っ込み過ぎ?という感じがする。シズルだかハイハットだか聞き分けにくい。
まあ5万円そこそこで通常音量ならば充分な音が出るのだから そこで満足すべきなのか?とも思ったが「dock部分のデジタル・フォノイコアンプ」を真空管プリに代えたらどうなのか?と止せば良いのに余計な発想が沸いてきてしまった。
元々がRM-VA1Sはドックとプリメインアンプをコードで接続した形態なので応用が効く。
早速Yahooオークションで真空管プリアンプを探したところ エレキットから出ているTU-875という自作キットを発見、これが約35000円。
身も蓋もない評価を忌憚無く下す「2chオーディオ板」でTU-875の評判を読むと そう酷い悪口雑言は少ない。安価なライバル製品が殆ど無いからなのかと思う。
2chにしては珍しいので 多分安いから大丈夫という判断を下し、購入。
キット価格だがエレキット社では制作に自信の無い方の為に5千円程で制作サービスも引き受けている。
他に、北海道小樽のプロの業者さんが銀ハンダを使った組立済みの完成品を「5年間保証」を付けて売っているので 熟慮のすえ これを購入した。
自分で組み立てて失敗したりするより保障も長く安全第一である。
アンプの自作をやった方なら判る筈だが、メインアンプに比べプリアンプは組立が面倒な上にノイズの発生が不治の病のように発生する事が有る。



これは配線の引き回し方とか周囲のパーツによる物とか 中々自分では解決出来ない事が多い。
TU-875は変った回路を採用した「フォノイコライザーアンプ(フォノイコ)+ラインアンプ」の様なプリアンプで、重たい電源をACアダプターを使い本体から切り離している。
重たい電源トランスやコンデンサを本体から切り離す事でスペースセービングになるし「ハム音」の発生予防にも貢献している。(ハム音=ブーンという発震音)
入手したTU-875を早速i-Podと接続(ドックコネクタとRCAピンジャックの変換ケーブルはAMAZON.Com等で入手できる)し、このTU-875からの出力をRM-VA1Sに流してみる。
RM-VA1S+付属ドックよりサックスや女性ボーカルの声が はっきりと前面に出て聞こえる。
TU-875のパネルには 入力切り替えの為のツマミ(バランス兼用)とボリュームのツマミの二つがある。
PHONO入力に関してはMC/MMの切り替えスイッチが背面に有る。
MCはムービング・コンデンサーの略、MMはムービング・マグネットの略で、レコードプレイヤーを接続する人には重要だが 当方には関係ない。
出力はライン出力の他にTapeデッキ用の物が出ておりMD等も接続出来る。
入力切り替えはツマミを押す事で順次切り替わりLEDの点灯で確認できる。
電源を入れるとこのLEDが点滅を繰り返して安定すると常時点灯に変わる。
ヘッドフォンジャックは付いていない。
小型の割にはすっきりまとまっていて奇を衒ったりせず好感の持てるデザインである。
使用真空管は露西亜製「electro-harmonix社製」(=エレハモ)の12AU7×3本。
届いたデフォルトの状態では、悲しいかなキット品に含まれる真空管のマッチングが取れていないのかエージングがされていないのか?右と左チャンネルの音質に微妙な左右差が有るし 何となく分離が悪いような感じがした。(※electro-harmonixは元々はニューヨークに本拠を置く音楽系アンプやギターエフェクター等の会社だが オーディオ世界ではSovtekも扱う真空管の大手供給元である。)
やはり価格に直接響く真空管だけに 一般に売られているマッチング+エージングの取れたペア管の様にはいかないのだろう。
エージングだけの問題なら時間経過で何とかなるだろうと高を括って聞いている内に「録音状況の悪いライブ音源」の曲で拍手や歓声が左右で妙な歪み方をしているのが気になる。
何しろ元の音源がi-Tune Shopからの圧縮・解凍音源で しかも古い時期のものに多い。
それよりも容量不足のスピーカーボックスの方が数段気になる。
結局12AU7はYahooオークションでマッチング/エージングの済んだ物を三本まとめて購入した。
この管球はエレキットだと他にも頻用される球だけに スペアを持っておくのも良いだろう。
聞いている音楽がブルーズかジャズなので中低音域中心で RM-VA1S付属のSPボックスの絶対的容量の少なさは如何ともしがたい。
ここで一ヶ月ほど散々悩んで やはりスピーカーそのものを交換して満足度を上げよう、と判断した。
努力目標三万円台の小型ブックシェルフ型、容量6liter級で出来ればバスレフ型の小型セットが欲しい、とネット世界を探し回ってみた。
私の書斎は六畳洋間で本棚はぎっしり本で埋まり、三面は反射音なんぞ出したくとも出せない有り様だから ソリッドステート・アンプの大パワーなんて必要無い。
かれこれ二十数年前はオーディオにトチ狂って山水のアンプやらコーラルのスピーカーやら取り揃えたが引っ越す時に友人に譲ってしまった。(勿体ないな)
JBLのスタジオモニタ系かヨーロピアン系のタンノイと両極端のものをcheckしてみた。
それに加えてエレキット社で出している二種類のスピーカーも候補に入れた。
自作系で割合評判の良いのがビクターのウッドコーンを使用したキットだが 結構値が張る。
価格.COMを探すと「タンノイ・マーキュリーシリーズ」と言うのが実勢価格三万円+αで販売されている。
私の世代での一般的理解は タンノイと言えば超弩級高価格家具調専門メーカーである。
それが現在の5.1chホーム・シアター・ブームで廉価版シリーズも製造していたのである。
最近テレビでさえ5.1chのサラウンドシステム搭載が当たり前の状態らしく、Yahooオークションで「真空管アンプ」を検索すると中国製の管球18本搭載という真空管だらけのアンプが引っ掛かる。つまり終段2本×5セット+整流管だから見た目は真空管の行列で 恐らくマッチングもエージングも適当だろうし聞いたら眩暈がするんじゃないだろうか?
後から全ての管球を差し替えて、となると金銭的にも凄い出費だろうなあ。
最近「地デジ」とやらで囂(かまびす)しいが、昔と違いCMばかりのテレビに存在意義は極めて薄くなった。
わざわざサラウンドで見る番組なんて有るか?と。
で、恥ずかしい話だがタンノイは試聴もせずに名前で飛びついた(-.-;)
結果は.......飛びついて失敗(SPの所為ではないよ)
大きさが170×300×220mm、重さ4.4Kg、25mmツイータと130mmバス、容量6.6literで希望小売価格40950円(実勢は三万円台中盤)。
タンノイというと「長期慣熟走行」が必要な事で知られているから 恐らく廉価版のマーキュリーシリーズでも聞き込んでいく内に必ず音質が変わってくると思うが 今迄のタンノイと違って 最初から比較的明るい音質である。
バスレフの為 前面に穴が有るが、デフォルトではスポンジの栓がしてある。
これを外すと低音がグッと盛り上がる。
で、最大許容入力が大きくなった分だけアンプのボリュームを上げて見たくなるのが人情。
家人の居ないスキを狙ってMAX近くまでボリュームを上げたら 音が「割れた」アンプの出力特性なのか それともハッタリ出力?どう考えても15W×2って この管球構成では「白髪三千丈」かな?とは思う。
そうでなきゃ電圧を110Vより上げて測っているのかも。
この段階で遂にRM-VA1Sコンポを諦め(普通に使っている分には良いコンポなんですよ本当に)もうワンランク上のアンプに買い替える事にした。
こうやって泥沼のオーディオ生活にのめり込んで行く人が多いわけだ。
で、せっかくのTU-875なので 御揃いのエレキットのパワーアンプ、TU-879RをYahooオークションで購入(完成済中古)。
一番左がEL34B 次がKT88 一番右が6L6GC
現在はその後継機TU-879Sが販売されている。
こいつはシングル×2の出力管を交換出来るのが特徴で、電源やコンデンサに余裕の有る構造である。
TU-875の筐体と比べると縦横とも1.5倍位大きく、自重も相当重たい。
高価な「ラックスマン」とか「マッキントッシュ」とか出力管が何本も付いたアンプは価格もc中古で何十万とするし、二本セットで12000円とかの真空管を6本とか8本セットで替えないとならないのが、シングルだと二本差し替えるだけでOKと安上がり。
まあ出力は8W×8W〜12W+12W程度と控えめだが 六畳一間では充分である。
TU-870Rにオリジナルで付属するのがelectro-harmonixの6L6GCで これもペア価格で7480〜16000円するもの。
エレキットの説明書で「差し替えて楽しんで下さい」という「ポン付け交換可能球」は まずKT-88これがペア5200円〜18000円 そしてKT-66これはペアで3600〜18000円 EL34これがペアで3600円〜18000円くらい。積極的に薦めてはいないが6CA7も「ポン付け交換可能球」である。
これがoriginalの6L6GC、案外良い音が出ます。
(ちなみにRM-VA1Sで使われていた6N1がペアで2800円〜 6E2が1200円〜だから違いが大きい。)。
TU-870Rの電源は筐体上面向かって左、入力系統は2系で切り替えスイッチは右にある。
フロントパネルは他のエレキット製品よりも やや黒みがかって落ち着いた色調に見える。
またスピーカーの出力コネクタは3〜8Ωと8〜の二種類が有りバナナプラグも使える。
元から付属の6L6GCはelectro-harmonix社の物だが前オーナーが使用したか聞き忘れたし、マッチングが取れているかが判らないし、で早速KT-88を別途購入。
出力管のコネクタ間距離は おそらくKT-88の様な大型管球に合わせて設計されているらしく、見た目のバランスや収まり具合は大型管球が一番良い。
まずオリジナルの 6L6GCの音だが中音域でもアルトサックスの音を良く拾う感じ。スタン・ゲッツが心地よい。
ベースの唸りとかピッキングの音も嫌みの無い程度に何となく円やかな感じ。
EL34(6CA7-KT-77)だとテナーサックスやギター(使ったのはパコ・デルシア)の爪の音等細かい音まで良く出てくる。
音質は明瞭で、オーケストラの各パートの分離も良い。
購入したEL34(6CA7)の外箱を見るとKT-77という名前も書いてある。
TU-879RとかSシリーズではKTならば66 77 88はOKという事になるのか?。
ネットでKTシリーズの説明を探すと どうやら100まで有る。
概ねKT88とEL34Bと6CA7は「ポン付け交換可能球」である。

本来真空管には「規格表」という便利なカタログみたいなのが有ったのだが、日本国で真空管を作らなくなってから日本語版の規格表は絶滅したらしくAMAZON.Comで探すと20年以上前の規格表に一万円とかの価格がついている。現在オーディオ用に出回っている真空管は中国製かロシア製が殆どで各国語の規格表が有ったとしても「読めない」のである。
閑話休題、オーディオマニアと呼ばれる方々はパワーアンプのボリュームを取り払い、常にフル・ボリューム状態で プリアンプのボリュームだけで音量を調節するのだそうだ。
これはTU-879Sの組立説明書に可変ボリュームを取り払う場合の説明まで書いてある。
親切なのかマニアックなのか.....
私も ちょっとだけ真似のつもりでTU-879Sをフルボリュームにし、プリアンプのTU-875だけで音量を変えてみた。そこで気づいたがTU-870Rのボリュームは本来280度位回るが KT-88
を差した時は200度位までは素直に音量が上がるが そこから先は回しても音量が変わらない。
EL34(6CA7)だと240度位まで音量が上がる。
オリジナルの 6L6GCだと素直に280度まで音量が増えていく。
成程 管球の個性(特性)によって少しづつ異なる。
ボリュームというのは「可変抵抗器」だが一定の可変角度毎に音量が増える訳ではない。
最初の方、つまり小さな音量を担当する部分は わざと鈍感に作ってある。
こうしておく事でボリュームを少し捻っただけで大音響になるのを防いでいる。
中から最大音量を担当する部分は ほぼ一定の角度で音量が増えていく筈である。
TU-870Rのボリュームは常にフルボリュームにしておき プリアンプのボリュームだけで音量を調整しないと、管球の音質(性格)の違いを評価出来ない訳である。
肝腎のKT-88の音質だがEL34(6CA7/KT77)より明るい明瞭な音質でロン・カーターだと やや軽く聞こえ、パコ・デルシアだと素直で明瞭なギターの音に聞こえる。コルトレーンのサックス等も軽めに聞こえるから俗称「クール・ジャズ」好きのリスナーはEL34(6CA7/KT77)の方が向いている。
オーケストラ各パートも奇麗に聞こえる。
意外だったのが俗に「electric-sound」と呼ばれる中田ヤスタカ氏(ライアー・ゲームの主題歌で有名)の曲が 今迄だったら頭の痛くなるような複雑怪奇な合成電子音そのものに聞こえていたのに きちんとしたボーカルシンセや多重重ね録音のシンセが適度な密度で快適な音楽に聞こえてくるのだ。成程作り手側はリスナーの再生機械にまで気配りは出来ないものな、と。
何しろボーカルの肉声にまでシンセでフィルタする御仁ですしね。
それからロン・カーターの曲でよく有るのが、ドラマーがシズル・シンバルを軽く叩き続けるというテクニックを使う。安っぽいアンプ内蔵型スピーカだと これが高音域の単なるホワイトノイズに聞こえるから その違いは大きい。
※ホワイトノイズ=アンプの電源を入れた時聞こえる「サーッ」という音、「ハム音」はブーンと唸る低音の雑音のこと。
TU-875で唯一不満?なのがトーンコントロールが無い処である。
原音を忠実に再生する、と言う意味では要らないかも知れないが使う音源がi-Tune Shopからダウンロードしたデジタルデータである。
で ハタと気づいたがMacの場合 i-Tune のデータを即CDRに焼く事が出来る。
CDに焼いた状態だと どう聞こえるだろうか?と思い早速フレンチジャズ三枚組をCDRに焼いて 暫く放置されていたCDプレイヤーで聞いてみた。
するとCDに焼いたデータの方が段違いにクリアで深みの有るサウンドを奏でたのだ。
アンプやスピーカーを乗せているラックの下段にCDプレイヤーをセットした。
エレキットでも真空管を終段に使用したCDプレイヤーキット(TU-884CD)を販売しているが 成程こういう意味が有ったのか、と気づき 臍繰りが貯まったら是非作ってみたいと思う。(と ごく最近まで心底思っていたのだよ、本当に)
ところが近場のオーディオショップで完成品のTU-884CDを じっくり観察する機会を得た。
よく観察してみたら、まず正面パネルのボタン類が極端に小さくシール類も区別出来ず実に操作しにくいのと、CDカバーの取っ手が巨大で斜め上方向に引き上げる型式の為 オーディオラックの中段には設置出来ないから天板に置くしかない。
しかも表示パネルの液晶ディスプレイが極端に小さく その場所がCDを入れる部分の後ろで上面を向いている。リモコンも無いのに
老眼の私では近場でさえ視認不可能だった。
工業デザインの概念からは「使いやすさ」を無視しちゃいかん。 更にエレキットの最大の特徴の真空管(12AU7)は後部筐体の中に隠れ、外す場合はケースを分解しなければならない。
誰か音質以前の問題として「使いやすさ」や「使用するであろう環境」等、ちょっとでも考えた社員はいなかったのか?誰がCD演奏中に わざわざ試聴位置からラックの前まで虫眼鏡を持って行くか?と。
幾ら良い音が聞けたとしても設置場所が天板限定で 液晶が使用時に視認不可能で真空管の交換に本体をバラす必要がある物を買うだろうか?私は失敗作というより製作者側の欠陥発想品だと思う。
更に店員の説明によれば「CDRやCDRWやHDCDは使うな、との説明」だそうだ。
今のオーディエンスはi-Tune Shopにしろレンタルにしろ音源をCDRやCDRWに録音して使う事が多い。
TU-884CDの為だけに高価な出来合いのCDを購入し、使い難い機械にかける程「真空管命」のユーザーが居るのだろうか?疑問である。
ネットでは余りTU-884CDの評判は書かれていないのだが、積極的に悪口を書かないおとなしいユーザーが多いのだろう。書くよ私は、キットだから工業デザインに注意を払わないのは いけない事だ。
プリやメインアンプの出来が良いだけに 誠に残念極まる。
再び閑話休題
現在i-Tune Shopからダウンロードしたデータをバックアップも兼ねてCD-Rに焼いているが 適当につまみ食いをしたバラバラ音源を歌手別に区分けするのに苦労している。
CDRに概ね17曲位が録音出来るが 22曲とか中途半端なのだ。
追記式なら解決出来るが媒体の価格がけっこう違う。
加えてPodcastの番組の中に、とんでもなく珍しく かつ録音状態の良いビッグバンド・ジャズが有る。
例えばUCLAのジャズ研?のコンサートがそうである。
今は聞けなくなったがディジー・ガレスピーとサッチモ共演でバックにビッグバンドが構えている等というのが音質まで良かったりする。どんなジャズ評論や雑誌の特集でも無視されているが 実は宝の山である。御好きな方は「Podcast」の「jazz」「university」をキーワードにi-Tune
Shopでパワーサーチをかけてみれば吉。
i-Tune Shopで売り物の音源を探すより、Podcastを丹念に探すと素晴らしい音源が転がっている。
特にジャズとシティ・ブルーズや戦前の名前だけ知られたブルーズマンの音源が何処かの大学の図書館からダウンロード出来たりする。
現在フォークソングに分類されているアメリカ大恐慌時代、列車に無賃乗車して彷徨い歩いた「ホーボー」と言われる人の作った傑作も「Peet
Seeger」から検索すると結構見つかる。
「Peet Seeger」氏は自身も有名なフォーク歌手だが 先達の残した音源を収集し管理し原音録音が無い時は自分で採取したものを自分で歌ったりしている。
聞けば「ああこれ聞いたことが有る」という曲も数多く有る。
この頃合いから自分が泥沼オーディオ生活に足を突っ込んだ事を自覚。
何か規制を掛けないと その泥沼が段々加速度的に悪化するのは見えている。
「音源はi-Podかi-Tune Shopのデータ+CDまでとする」
「書斎だけで聞く事」の二つを自己規制の重点ポイントとした。
レコードプレイヤーなんぞ単体で100万とか、トーンアームやカートリッジ云々となれば そこだけで地獄編の世界になる。
2009年2月末、やはり「トーンコントロールを何とかしたい」
何しろ好きで聞いているのが古いシカゴとかデルタブルーズで元の音源というか録音状態最悪の戦前戦中物とかが多い。
特にボトルネック多用のスライドギター+甲高い系の声に それに負けない高音の雑音が混入する。
中には雑音の中に 微かにボーカルの声が聞こえるという1930年代後半の音源まで有る。
オリジナルは瘻管蓄音機なのかな?
1930年代の録音技術だから これはもう仕方が無いとは思うが、せめて雑音交じりの高音域を弱めて中高音領域を明瞭な音声で聞きたい。
それにリスナーの部屋の構造や大きさはてんでバラバラなわけだからイコライザーの存在意義は有る筈なのに 最近は全くと言って良いほど付いていない。
丁度バブル時代なんぞは 別体のイコライザー、それも片側32Chなんていうレコードでも作るのか?というスペクトラム・イコライザーなんてものまで売っていた。
ネット検索すると、本来はコンサートのPA等に使うイコライザーでPhono端子が有り、しかもスルー回路(イコライザーの不要な場合は信号をバイパスする)も付属し、ローパスフィルター(ハム音の様な低い音域の雑音をカット)まで付いて一万円を切るという機種が存在した。
クラシック・プロ製 CEQ1215という機種、9980円也
真空管ではないのが残念だが、同じ機能を持つ真空管イコライザーが無い為仕方がない。
他に選択肢も無いし 自作する度胸も実力も無いし、この価格なら、と小遣いを叩いて購入、前日午前の発注/入金で翌日午後には手元に届いた、サウンドハウス通販部門 優秀である。ここはAKGのヘッドホンやBOSEのスピーカーが安い。
買っておいてから文句を言うのも何だが、このCEQ1215のPhono端子は赤白に分けてあるが 赤=右とかではないのだ、inとoutを区別する目的なのでコードの色は無関係、左右のinとoutが一般的なアンプとケタ違いに離れている。
これはモノラルのイコライザー2つを横並びにドッキングした為であろう。
TU-875が一種の入力セレクターを兼ねている為、TU-875→イコライザー→TU-870Rの順で接続した。
使用雑感だが「有れば使うぞ」的印象である。
聞く音楽によっては多少低音を強調したかったり、平原綾香の物凄い呼吸音をカットしたかったり......で便利である。
純真空管アンプ原理主義者から言わせればイコライザーなんて「外道」「邪道」扱いで 彼らはトーンコントロールも毛嫌いする。CEQ1215の使い易さは前述の端子間距離に加え オーディオ機器のイコライザーなら左右対象になるスライドボリュームが まさにモノラル横並び配列で15ヶづつ付いていて パッと見では左右バランスが判りにくい。
元々PA用なので そっち方面だと これがデフォルトなのか?まあ慣れれば問題はない。
イコライザーの強さも6と12dbの二段階が選べ、加えて各チャンネルのボリュームで±5db程度の強弱が付けられるが左右は連動せず片チャンネルづつ自前の耳を頼りにセットしないといけない。
その代わりというかイコライザー背面にPAシステム用センターウーファー用の変わった形状のコネクタが有る。
CEQ1215にはパワーアンプ部が無いのでPA用のパワード・モニターを接続する仕掛けである。
実際の使用状況はイコライザーを滅多に使わずスルー回路を使ってばかり、で案外使わないという感じである。
本当はMacintosh純正「i-Tune」のイコライザー・ウィンドウに出てくるような「各周波数毎のバーグラフ」が視認出来ればもっと良いのだが、散々探しても目的に合致する市販品は無かった。
VUとかピークレベルメーターなら5万円台クラスで売っているが それは要らないもんなあ。
子供がテスト前で、大音量を憚り 微音声で鳴らす時にラウドネス・コントロール代わりに中低音を補ったりして使っているので まあ有れば便利、といったところで別段無くても構わない。
2月中旬、最近KT-88ばかり使っていて馴染んでしまい ちょっと飽きてきた感がある。
オリジナルの 6L6GCに戻してエレキット本来の音を楽しんでみたいが、元から付いてきたマッチングが怪しい管に差し替えるのも気が乗らない。
元々あまり高価な管球ではないが それでもマッチドペア+高エネ指定で約一万円というところである。Yahooオークションを探し 安価な6L6Gマッチドペアで7000円を少し下回る価格で入手出来た。
KT-88の大きなガラス管を見慣れた眼だとコネクタ部分と同じ太さのGT管はほっそりとして見える。
差し替えて気づくのはパワーが些かKT-88よりも少ない点。
ただし音は豊かな感じというのか ゆったりしたサウンドなのにハイハットシンバルとシズルシンバルを同時に鳴らされても明瞭に区別と定位が出来ている。
「なーんだ 中々良い管じゃないか!」という感じ。
ま、これも好き好きだとは思うが オーディオって自己満足だけの世界ですからね。
三月九日ヘッドフォンアンプのLittle
Dot MK II予約
以前から自分のシステムにヘッドフォンジャックが無いのが少々不満だった、ネットでヘッドフォンアンプをチラチラ気になって見ていた。
TU-875にヘッドフォンジャックは付いていないのだが これは有っても良いのではなかろうか?組立時に手間にはならないように思う。
エレキット社でもヘッドホンアンプ TU-882AS 34400円也を売っているがキット+手間を考えると市販品に対しては些か分が悪い。
ヘッドホンアンプ完成品で「真空管」式の国産物は最低でも4万円はする。
安価なトランジスタ式だと左右チャンネルの信号を内部で一回路にして出力でまた左右の信号に分離しているのが殆どである。でなきゃ「OPアンプ」という伴天連の魔法を使ってる。
手頃な二万円台で良いのがないかなあ?とYahooオークションを探していると Little Dot MK IIという中国産の4球のが見つかった。
会社には日本支店も有る ここ
価格も21900円とかなり御買い得、使用真空管が御馴染の無い6N6 6J1というもので出力が300mW、サイズが幅100奥行210高さ130とナイスな据置サイズで2.5Kgの重量。
全く知らない中国産アンプを買った人のブログやHPを見ると「重さで選べ!それがトランスの品質と直結する」「到着後二日で真空管が御亡くなりになった」という重く説得力の有るコメントが目立つが 価格には負ける。
他にも「Yahooオークションで落札してから商品が届くまで二ヶ月かかり詐欺かと疑った。」とかいう話まで有った。
Yahooオークションで購入する場合、日本国内に商品が有るのかどうか 確認が要るらしい。
それに「何にも気にする事は無い、コストパフォーマンスに優れた激安中品質アンプだ」と輸入代理店まで開いてしまったサラリーマン氏のブログにも行き当たった。
まずLittle Dot MK IIは まず日本支店の買い物カゴを使って発注したが 返事のメールがスパムフィルタに引っ掛かったらしく届かない。HPに「在庫有り」と書いてあるが、中国に有るという意味だそうだ。
二回メールで連絡して二回とも自動応答メールが届かないのを確認し、メール待ちも面倒臭いのでYahooオークション出品中の Little
Dot MK IIを落札した。
Yahooオークション経由だと確実に「取引連絡」の形で連絡が取れ 無用な心配・手間が無い。
出品者は感じの良い日本人で、納期は二〜三週間程度とのこと。
だが遠路はるばる届くわけで 真空管の断線とか交換可能な真空管の入手経路とかが今から気にはなっている。
それなら国産のを買えば?と言われそうだが何しろ価格が途轍も無くリーズナブルでオトーチャンの小遣いで何とか買えるのが Little
Dot MK IIだけなのだ。
使用雑感や そこに至る道筋で皆の役に立ちそうな事柄が起きたら ここで書き記す事にする。
追記)3/23 二週間経過、まだ着かないので「取引連絡」から「まだですかあ?」と連絡入れたら「香港からは既に出荷してるから あと数日待ってくれ」とそば屋の出前並のお返事でした。後から考えると ここ辺りから「博奕系オーディオ」にズブズブと嵌り込んでいった様だ。
3月14日、パソコン(Mac G4デュアル1.42GHz
)のにモニタスピーカーとして使っていた「ハーマン・カードン」のスピーカーセットのうち机上の縦長スコーカ(φ30mmの小型スピーカーが縦に4つセットされている)が老化現象か音の鳴り具合が劣化して甲高い系の音しか出なくなってしまった。
机下のサブ・ウーファーは全く問題なし。もっとも最初からデザイン優先で音質は二の次という代物。まあUSBアンプとウーファーが別体で付属するのが利点だった。
i-Tune Shopからダウンロードした音源をTU-879Rに通すとクリアに聞こえるが ハーマン・カードンでは雑音もどき、に聞こえる。
TU-875+TU-879R+タンノイで慣れた耳にはあまりにひどい。
数年使ったし もう交換時季だなあ、とまたまたネットでパソコン用の「パワード・モニター」つまり小型アンプ内蔵タイプの物を探してみた。
流石に真空管タイプのブツは無いし USBアンプ内蔵の物は安物ばかりである。
ネットで「USBアンプって何?それ付けると音が良くなるの?」という質問が目立つが、USBは (Universal Serial
Bus)の略で、例の四角く平たいコネクタを使うもの、で中を流れる信号はデジタル化された音声信号だったりハードウェアの信号だったり全て混線状態なのである。
ま、混雑した幹線国道の様なもので、そこから音楽用の信号を選び出し ノイズを消した上でピュアな音楽信号に戻す役割のアンプである。
最近はUSB接続型パワードスピーカーに「サブウーファー」用のRCAピンジャックが付いているものも多い。
さて どうしたもんかなと こういう時に役立つサイトに「価格.com」がある。
口コミ情報から最低価格から会社のHPまでリンクしてくれてあるので便利このうえない。
ここでの評判が良いのがONKYO
WAVIO 77monitorアンプ内蔵スピーカー 15W+15W GX-77Mという同軸2ウェイ+バスレフの小型モニタである。
最安値はAMAZON.Comの15120円也、で更に上位機種のプレーンな2ウェイシステムを持つ ONKYO WAVIO GX-100HDが28950円とやや高い。
ほぼ同じクラスでオーソドックスな2ウェイのGX-D90は14900円とまあ安いが見た目が.....侘びしいのだった。
ちなみに眼を付けた1軸バスレフのONKYO WAVIO
77monitorのスペック
<定格>
形式 アンプ内蔵2ウェイバスレフ型
定格インピーダンスRch:30kΩ(入力インピーダンス)Lch:4Ω
最大出力15W+15W(4Ω)
定格周波数範囲40Hz?100kHz
クロスオーバー周波数7kHz
使用スピーカーウーファー:10cm A-OMFダイヤフラム
ツィーター:2cm バランスドーム
キャビネット内容積3.6リットル
入出力端子 デジタル入力×1(光)アナログ入力×2(RCAステレオ/金メッキ)サブウーファー出力×1(RCAモノラル/金メッキ)ヘッドフォン出力×1(φ3.5mm/ステレオ/金メッキ)
デジタルINサンプリング周波数 24bit/32、44.1、48、96、192kHz対応
外形寸法 Rch:137W×229H×196Dmm Lch:137W×229H×191Dmm (いずれもサランネット、ターミナル突起部含む)
質量 Rch:3.9kg Lch:2.8kg
電源100V (50/60Hz)
消費電力40W (電気用品安全法技術基準)
その他 防磁設計(JEITA)
付属品ステレオピンコード⇔ステレオミニコード×1(1.5m)Lch接続専用コード(1.5m)チューニング用スペーサー×8
とまあ中々の代物である、何よりも珍しいのが筐体の左右の隙間がバスレフの出口になった構造。
デザインは会社のHPを見られたい。
当方の住まう北関東はヤマダとかKs電機とか他にも色々「北関東家電戦争」という素敵とも素晴らしいともつかない秋葉原より家電が安い特殊なエリアなのだがAMAZON.Comの価格はブッチギリで安い。
これは「買い」だろ、っと思って近場のケーズ電機に出向き価格交渉、売り場のパソコンからAMAZON.ComのHPを見せ「ここまで値引いて呉れ!」と交渉し結構粘って成功。
約7Kgの箱を持ち帰宅し 早速接続作業開始。
ご覧の通りharman/kardonのセットにはUSBアンプが合体している。
サブウーファーの付け根からRCAピンジャックが分岐している。
ここからの信号をONKYO WAVIO 77の入力に接続、変わってるのがONKYO WAVIO 77monitorの二系統入力+光信号入力の切り替え方で向って一番左のVolを一番左にすると光入力、カチっと一段階で信号Aで時計方向に回し切ると信号B、中間位置だとA+Bのミックスとなる。何に使うんだ これは?
Macで接続すると まずG4デュアル1.42GHz PPC G4/メモリ2GBのメインボリューム、更にi TunesのボリュームがありONKYO
WAVIO 77monitorのボリュームと三つ有る事になる。
またイコライザーもi Tunesの細かい設定とモニタのbass/trebleと二系統有るわけだが これはモニタ側を中立設定でi
Tunes側で変更する。
メインボリュームとi-Tunesのボリュームを上げると サブウーファーの音が大きくなるから、適当な所で ONKYO WAVIOの音量を調節する。
Windowsの人はサウンドボードとかいう切支丹伴天連の魔法を使うんだそうだが(爆笑)Macintoshは不要である。
光ケーブルってのは使った事が無いのだが その筋の著作なんぞでは「いらね」とか「音が痩せる」とか相当手厳しい。ピュア・オーディオとPCオーディオを同列に語れるもんかな?と。
ピュア・オーディオで必ず撃退するべき対象としては「ノイズ」が挙げられてると思うが、パソコンなんぞそれこそノイズの巣窟だよ、電源にもノイズが流れるわ 高周波も出るわ 矩形信号ガンガン出るわ、でピュア・オーディオと同じ感覚で文句言ってもなあ?と思う。
更に机の上の狭いところに押し込むわけだし机の天板がピュア・オーディオで言う硬質で重たいベースなわけがない。
で どうやっても数センチのスピーカーなんだから低音域が云々って四の五の言うより「サブウーファー」を必ず推薦するくらいの心根の広さが欲しい。
3/23(月)
まだLittle Dot MK IIは着かないが まともなヘッドフォンの無い事に気づきSONY
MDR・XD400を購入した。音質 デザイン 成書の評判や価格.comの評判を読み一万円内外のものではビクター社のものとがライバルになるのだと思うがフィット感と妙なスライダーで音質が変えられるのをポイントに購入。本当はAKGのセミオープン型が欲しいんだけど 高い..........
このスライダーだが映画と音楽で変えるんだそうだが私はmovieの音質の方が好きだ。
ミュージックだとあんまりにもスカっと抜けてしまう様に感じるが エージングが済むと変わるかな。
音質や軽さは合格点、価格.comで頭がきつい、というユーザーがいるが私は決して小頭ではないが「ゆっるい」感じがしてます、
3月中旬
どうも他のスピーカー・システムに目移りがする。
やはりTU-879RでKT-88の最大出力8.5W×2だと大きなエンクロージャーはムリだと判っているので、バックロードホーンのエンクロージャーを探して見る。
10cmから13cmの単発でフル・レンジというのがポイントだろう。
色々なショップを見てからYahooオークションを見ると手ごろなφ10センチのものが安く出ていて誰も応札していないので これを落札。
前オーナーはFOSTEX-FE108EΣで鳴らしていたそうで これに以前から気になっていたパークオーディオのウッド・コーンスピーカーを組み込む事にした。
組んだのは
【PARC
Audio-DCU-F121WARC Audio DCU-F121W】
独自の多層構造ウッドコーンの採用により、ウッドコーン独特の艶やかな音色を再現。多層構造とすることにより、高剛性と高内部損失を両立させており、高域まで素直な特性を実現しています。
フルレンジスピーカーでは貴重なゴムエッジを採用。小口径ながら豊かな低域を再生します。
高級感溢れるアルミ製切削フェイズプラグを採用。素直な中高域を実現しています。
銅製のショートリング採用により、磁気回路の電流歪みを軽減しています。
高級感溢れるアルミダイキャストフレームを採用し、フレームの不要共振を抑えています。
ダブルマグネット+バックカバー装備の防磁仕様磁気回路のため、TV等への影響を排除しています。
エアーフローを考慮した高品位コーネックスダンパー採用により、リニアリティの高い低域を再現します。
金メッキ端子を採用し、接続ケーブルとの伝播ロスを防いでいます。
環境規制のRoHS指令に対応しており、カドミウムや鉛等の有害6物質使用していません。
インピーダンスノノノノノノノノノ6ス
再生周波数ノノノノノノノノノノノf0〜16kHz
出力音圧レベルノノノノノノノノノ86.5db/W/m
最大瞬間入力ノノノノノノノノノノ30W(music)
実行振動板半径ノノノノノノノノノ42mm
バッフル開口径ノノノノノノノノノ?100mm
ボイスコイル内径ノノノノノノノノ?25
マグネット重量ノノノノノノノノノ370g
f0ノノノノノノノノノノノノノノノ72.4Hz
Reノノノノノノノノノノノノノノノ5.0ス
Mmsノノノノノノノノノノノノノノ5.05g
BLノノノノノノノノノノノノノノノ4.54TM
Qtsノノノノノノノノノノノノノノ0.514
Qmsノノノノノノノノノノノノノノ6.75
Qesノノノノノノノノノノノノノノ0.557
Vasノノノノノノノノノノノノノノ3.96L
エレキットで出している密閉型の SP-WC01BKも「オリジナルスピーカーユニット」とか書いてるが そのスペックとは
スピーカーユニット:10cm多層構造ウッドコーンフルレンジ
耐入力(music):30W
インピーダンス:8ス
再生周波数帯域:118Hz?18kHz
出力音圧レベル:90dB/W・m
と ちょっと良さげだけど38640円なんだなあ これが。
かたやPARC Audio-DCU-F121WARC Audio DCU-F121Wは7,280円(内税)×2ですよ、背に腹は代えられないもんね。
で、これが中々の大正解、たかだか10cmフル・レンジで何でまた これだけの重低音が出るのか?
その頃から故「長岡鉄男」氏の信者になってしまい バックロードホーンの泥沼とか蟻地獄に嵌まり込んでしまった。単発フルレンジの定位の良さや「何で高々10cmのフルレンジで こんな低音が出るの?」という不思議世界。低出力アンプに対しては バックロードホーンが俄然有利なのは間違いないと思う。書籍としては未だに「聖書」が三冊有る。オリジナルスピーカー設計術「基礎知識編」「図面集1」「図面集2」各々1500円位で今でも新品で購入できる。AMAZON.Comのサイト。
パイオニアPE-101Aとそれ専用の筐体。パイオニア社から設計図が公表されており それに純粋に従って作られた筐体で 柔らかく重厚な中低音が魅力。一個9800円×2でおおらかな音が固定ファンを増やし続けている天下の名機。筐体は茨城県在住のプロの方の作品で少し薄手かな?と思ったらとんでもない。分厚ければ良いというのは錯覚か思い込みだと知る。音道1.5m。
FOSTEX-FE108EΣ(カバーを付けているので中が見えません失礼)小振りだが厚手の合板で頑丈に拵えたバックロードホーン。FOSTEX-FE108EΣは長岡鉄男信者なら避けて通れない天下の名器。というか自作派では知らぬ者の無い名機である。慣らし運転に三ヶ月は掛かるという頑固なSPだが 慣らし終えるとカッチリ明確なサウンドを聞かせる。中高音向きだがサイズからは信じられない低音も出る。10Wクラスの球アンプなら絶対これが御薦めである。この筐体はPARC Audio DCU-F121Wのウッドコーンでも使った物。ウッドコーンの方がマイルドで粒立ちの良い音がする。好みの問題だと私は思う。大体「粒立ち」の意味を知ったのは この名機のおかげだった。
FOSTEX126E=12cmフルレンジの名器。とにかく小型バックロードホーンの基準ともなるフルレンジ・ユニット。コイズミ無線で3970円(一個)流石2cmの差が出るというか重低音まで再生してのける。材質がラワン合板だが長岡さんも愛用していた。筐体はBLHに惚込んだアマチュア集団の方で細かい所まで丁寧に作ってある。これを味わうと故)長岡鉄男さんの魔術に取りつかれてしまう。バックロードホーンの欠点は1)大きい2)自作じゃないと売っていない3)どんどん深入りして部屋中筐体コレクションの山になる。特に3)が問題で、Mercury F4 Customを購入した後思い切って全てYahooオークションで売ってしまった。でもPARC Audio DCU-F121Wはまた使ってみたい。BLHは不思議な魔法の箱であり一度使った者を二度と逃さない魔力を持っている。
2009年3月20日
安いので発作的に中華アンプST-6P1をYahooオークションで落札。15000円也。(後日、ここから「博奕系オーディオ」に嵌まった事が判明」
高品質■ chorale社 6P1×4Push-Pull
真空管アンプ
出力10W×2 出力抵抗4Ω、8Ω
真空管;6N2×2、6P1×4
特徴 ; 定評あるcorale社製の新製品です、バランスがよくどんなジャンル
でも美しく聴かせてくれます。網製の専用カバー付ですので安心安全です。
W280×H140×D240mm、
●外形:W280×H140×D240mm(ツマミ、端子含む)
●出力抵抗4Ω、8Ω
●SN比:90dB
●周波数:20Hz--50KHz
●失真率:1%
●出力:10W×2
●重量:約8.0Kg



3/27日 中華アンプST-6P1が到着。
見てくれは自作アンプみたいなケースに金網というかカゴに合成樹脂の被膜加工した防護ケースが付く。
取り合えず梱包を解くと この金網部分と真空管6本の隙間に発泡スチロールを単に雑に突っ込んで梱包してあり この発泡スチロールが真空管(6P1の左手前)を押して真空管が斜めに傾き 足が二本曲がっていた。こういう点が中国的というのか大陸的というのか「PL法」の行き渡って無い國の製品だと思う。一々クレーム付けるよな価格じゃないので無視。
加えて管球そのものが どうも見てくれが悪い。恐らくガラスの透明度が低く 内部構造が何となくグレーがくすんだ感じに見えるのが原因だと思う。またガラス表面の印刷が非常に薄くて 指で擦ると消えてしまうものが多い。管球の型番を見ようとすると薄すぎて読みにくい。ただ最近の物になればなる程 この点が改善されてきつつあるのは確かだ。
i-Podを直接つないで音を出してみると意外や意外で実にストレートな素性の良い感じの音を鳴らしてくれる。これは決して悪くない。価格を考えれば一体中国での価格が幾らだったのか心配になる。
これと同じ構成で自作したら単純計算でも8万円近くかかる筈。
まあ ちょっと貧乏臭いかな?というのはRCAピンジャックが多分一番安いクラスなのと SPコネクタも一番安いクラスでゴム足が付いてる処かな。昔の「リード社」のアンプケースによく見かけたものである。ま、こんなもの交換するのは手間は掛かるが難しくはない。秋葉原でパーツ屋を巡って来よう。
取敢ず 当たり外れの有る中国製真空管アンプの世界に足を踏み入れた記念すべき一号機である。
3月30日 Little Dot MK IIが届いたが 6J1一本が到着時既に死亡/変死していた。
梱包はしっかりしており真空管も別体で梱包材に埋め込んであるのは吉。
管球を取りだすと 小型の整流管6J1が何処かおかしい。何でだろう?と思ったら 6JIの一本の上部が全く透明で もう一本はしっかり金属膜が蒸着されている。
この金属膜というかメッキみたいなのは「ゲッター」と言って 真空管を製造した時に、ポンプだけでは抜けきらないで残った酸素を酸化しやすい金属で吸着させ、完全に真空にする為に施すものである。他にも大事な役割があり、真空管の寿命は通電状態で五千時間程というのだが、寿命の近づいた真空管はゲッターの量が少なくなるし、いきなりパンクした真空管のゲッターは灰白色に変化し、更に放置すると透明管になる。こりゃあ真空ではなく「大気圧@管」そのものの疑い濃厚な状態。
Yahooオークションの「取引連絡」から「商品が届いたが6J1が一本不良品、それも見てすぐ判る様な不良品」と代理店に連絡したところ 即刻返事が有り「すぐ代替品の6J1一本送ります」との事。
また現品引き上げのうえ三週間待たされるか?と覚悟してたので やれやれと一安心。
しかし この整流管は代理店(支那の本社HPも)交換・差し替え可能な球を表示している。
曰く6J1は、WE403A/B,
GE5654, M8100, CV4010, EF95と「ポン付け交換可能球」であるとのこと。
自分の真空管ストック箱(煎餅の空き缶3つ)をほじくり返して探すとラッキー!!GE5654が二本出てきたではないか、多分何かラジオでも作った時に購入していた物だから たっぷり35年程経過した本物のGE製品である。ちゃんとゲッターも残ってる。
これを二本ペアで6J1と差し替え電源投入、しばらく観察したがヒーターの異常赤熱や変なノイズ等無く立ち上がった。おーっ流石本物!但し後日オリジナル6J1と5654を比較したら音質云々よりも「6J1の方が音が大きい」事に気づいた。どう評価すべきなんだろう?悩む。
イコール6J1は間違いなくGE5654と「ポン付け交換可能球」である。
i-Podと接続してヘッドホンを差し込み(フルサイズの穴しか無い)試聴すると これがまあ結構な真空管らしい暖かみ柔らかみの有る音で鳴る。必ず試聴で使うのは「We
Get Request=Oscar・Peterson」である。コアなジャズ・ファンには一般的過ぎるとか言われてるが大好きなアルバムなのだ。何せ録音状態が実に良い。ジャズ名盤数有れど10指には間違いなく入る。こいつと「チックコリアのケルンコンサート・ライブ」で試してみる。「B
B King&Friend」も録音状態もノリもメンバーも素晴らしく試聴には もってこいだ。
多少柔らかすぎるきらいはあるが、エージングで変わる素因だから今は文句はつけられない。試しにオリジナルの6J1で慣らしてみると こっちの方が粒立ちの良い音に聞こえるが少し音に色が付く気がする。
見た目の色や質感、重量感、プラグの材質等は二万円ちょっとの機械とは思えないレベルであろう。
ただ中華製品で良く見かける電源プラグ(アースの丸棒付三本足)が使われていて 必ずアダプタが必要になる。これはホムセンで二百円程度で売られているので中華アンプを購入予定の方は何コか購入しておくと便利、 電源ケーブルは相当太めで好感が持てる。
使い難いとすれば電源スイッチが背面に有る事か、と思う。
赤熱している真空管に手が当たる可能性が高く、これは前面に有った方が良いのと、ミニプラグ用のジャックが欲しい処である。
また スルー回路ではないのでパワーアンプの前に接続した場合は、Little Dot MK IIの電源を入れないと スピーカーからは音が出ない。
今回よく判ったのは、中華アンプというか中華製品は 未だ信頼できる世界レベルには到達していない。
1)まず管球製造段階の検品でハネられるべき製品が出荷された、という事。
2)Little Dot社で出荷する製品に添付管球を差して検品していない事。
3)箱詰め作業の段階で「目視で判るレベル」の管球を箱詰めした事実。
4)代理店が輸入後開封して動作確認をしていない事実。(目視で判るレベルだ)
顧客に不良品を渡さないチャンスは都合4回有った筈である。
まあ中華製品でもそこそこな金額でありちょいと文句も言いたくなるわけだ。
3/30Little Dot MK II用の6CG7/6FQ7
EH ペア2本 真空管発注
合計価格:5,400 円
3月31日 これが届く。Little Dot MK II用の出力用。オリジナルの出力管6N6と 6CG7は「ポン付け交換可能球」である=間違いなく大丈夫です。動いてます。前述の6J1よりもダイレクトに音質が変化する。6N6も決して悪い物ではないのだが 基本は世界共通で長きにわたって汎用・愛用された歴史の有る6CG7に差し替えたい。
中華アンプ購入時の鉄則だが
★真空管は一般的な物に必ず交換するつもりで買う。どうしても国産や米国・欧米球よりも耐久性・信頼性・安 定性が正直言って良く判らないし、見た目や仕上が明らかに劣る。オリジナル球は不意のパンクに備えるスペアと考える。
★必ず昇圧トランスを使用し115V環境で使う。
★外れたら笑うか泣くだけにする(到着時球切れは別)。
つまりLittle Dot MK IIに関しては これでoriginalの真空管は全て別な球になった。音の変化は劇的とまではいかないが細部の表現力や分解能について違いが出る。
3/31日
中華アンプST-6P1用の管球6P1×4が気になる。「ポン付け交換可能球」が有れば是非差し替えて楽しみたい。別に音質云々ではなく中国管というところが不安なのである。音質は どちらかと言えば優しい「球らしい」サウンドである。ネット情報を多々探すと6P1=6AQ5だと記載されているので 手持ちの球を確認せずにGE”6AQ5A/6HG5”新品元箱入り5本セットを落札した。新品棚ズレの本物GE製品。オリジナルの 6AQ5との違いを見たい、Little Dot MK IIの例も有るし、と考えて購入したのだったが..........ああ東芝製で一本だけ持ってた6AQ5と比べれば良かったのに.......
こんな箱が三つ有る
ネットで情報検索すると6AQ5と差し替えOKとあちこちで記載されているから大丈夫だろう、と。
ところが届いた管球を見るとピン数は一緒だが「細い」..........そう太さが全然違う(写真参照)
「6P1と6AQ5」は絶対に、物理的に100%差し替え不可能!!

左写真太いのが6P1、右写真背の低いのが6BQ5
そうなのだ。ネット情報を鵜呑みにしてはいけない。
今でも6P1=6AQ5と書かれたサイトだらけだが 恐らく自分では全然確認していない。写真の通りで見れば池沼以外なら見れば判る。「同等の規格」と「ポン付け交換可能球」は違うのだ。太さ的には「6BQ5」が同じ太さだが規格でどうなのか?6P1=6BQ5=EL84説については下記で説明するが「ポン付け交換可能球」かどうか自信が持てない。一応差し替え可能だが?
真空管専門店の「同等」は規格というか何に使う球か?が同じであって ピン配列や太さが同じではない。
真空管専門店幾つかに声を掛けて「6P1と交換可能な球」をクワッドで何とか成らないか?と相談していたが 結局6P1の規格が良く判らない、と逃げを打たれて終わってしまう。6AQ5は差し替えどころかサイズが違うのに、何でネット上あんなに大嘘が広まってるのか判らない。
おそらく誰かが規格表を斜め読みして「同じ規格」と書いたら拡大解釈して「ポン付け交換可能球」とサイトで書いたのか?無責任だな、と思う。
一応6P1と交換可能なのは諸元表から見るとEL84=6BQ5になる筈だがクワッドを購入して実験した内二回とも10時間以上経過してから真空管内部で火花が散って真空管がオシャカになっている。諸元表と何か規格表に違いが有るのかも知れない。火花が出るまでは二回とも約10時間程度(2回ともクワッドの内一本だけがやられ オシャカになった場所が違う)使用後の事であり もしかするとElectro-Harmonixの製造段階の品質問題なのかも知れないが どうも積極的に「ポン付け交換可能球」とおおっぴらに書くには躊躇するところである。少なくともEL84に交換して試聴してみると きちんと歪まずに音が出たし ヒーターの赤熱も揃っていた。10時間程度でどこかに少しづつ無理が出るとも考えられる。6P1は安価なシリーズの中華アンプには非常に頻用される球なので早急に調査実験したいところである。
4月16日昇圧トランス購入(100V→115V)
物の本によると電源系に対して色々な注意書き?が記されている。特に気になるのが定格電源である。
一応家に来ている電源は定格100ボルトという事になってはいるが、エアコンやストーブをつけると蛍光灯が暗くなったりするのは皆覚えが有ると思う。
早速テスターで測定してみると エアコンをつけると100Vをやや下回る。成程これでは所定の性能が出るわけが無い。で、「昇圧トランス」「電源コンバーター」を探してみると どうやらこの手の機械は音楽関係者の必須アイテムになっているらしい。案外安くて一万円しない。
こいつは定格115Vに家庭電源を昇圧するだけのものでノイズフィルター等は付いていない。
届いた物は如何にもトランスですよ然とした黒塗りの重量級の鉄の塊にコンセントが二口付いた物である。
3ピンではなく普通の二口コンセントである。ネット上で特に電源で所定の性能が出ない、と評判の中国製アンプ、Little Dot
MK IIとCHORALE-ST-6P1を接続してみると いやあ驚いた!
Little Dot MK IIをプリアンプ代わりに使用し「CHORALE-ST-6P1」をメインアンプとして使っているがいつも通 りのボリュームでそのまま鳴らしたら 突然大音響.....うわ 全然効率が違う!。
よくアンプを見ると 今迄だと管球によってヒーターの赤熱具合が違ってバラバラだったものが 一様に赤熱している。という事は管球そのものも所定の性能が出ていなかった疑いが濃厚である。但し反エコではある。
特にLittle Dot MK IIに関しては管球は4本ともoriginalから差し替えてGE.5654とelectro-harmonix6CG7に差し替えてあるから これはもう電源トランスの最初の設定というか公称110Vじゃダメという事だろう。
音質そのものもパーッと明るくなったのが すぐ判る。音的に別物のアンプに変貌してしまった。
Little Dot MK IIについても同じで いつものボリュームで聞くとやかましい位になり 音質も如何にも真空管という「まったりとした」サウンドだったものが きちんとした角の立ち かつ円やかなサウンドに変貌した。んー成程電源は重要なポイントだったのだなあ、と故長鉄氏の言われた事に今更ながら感動した。
それでは国産のエレキットのパワーアンプTU-879Rではどうだろう?と昇圧トランスと接続してみた。こいつは国産だけに110V定格で合わせて有る筈だが そこはキット物の悲しさで電源トランスは然程立派な物ではない。115Vに代えてみてまず同じように感覚的に変わるという点は無かった。自分はKT-88が好きで一番良く使っているが これをEL34に代えてみると明らかに音質が変わりシャープになる。また真空管内部の青い発光が大きく広がるところを見ると、真空管の個体差が強く出てくるのかも知れない。TU-875(プリアンプ)は電源トランスを本体に持たずACアダプターで済ませる構造になっているが 最初からボリュームに「ガリ」が有った。ところが昇圧してからこの「ガリ」が全く消失してしまった........何故だ??もしかして電源に混じっているノイズが消えたのか?とか妙に疑わしくなってきた。
電源用のノイズフィルターも同じショップで扱っているが さてどうしたものか悩んでいる。兎に角中華アンプを御使いの諸兄は必ず昇圧トランスを入れて御使いになる事を強く御薦めしたい。
それとホームセンターに行くと「1500Aで三ヶ口」の太くて短い頑丈そのもの工事用ケーブルタップが置いてある。これが実に優れ物である。買っておくと重宝する。長いテーブルタップを束ねて使うと火災を呼ぶ。
4月26日中華アンプ「MS-34B」中国管EL-34B4本使用のPPアンプ購入¥53000也
「博奕系オーディオ」本格的開眼。




ついに手を出すと危険と言われる中華PPアンプに また手出ししてしまった。中華アンプとは言え「シングル」だったら安全というのがネット上の評価だが、先日試験的に購入した「CHORALE-ST-6P1がプッシュプルにも関わらず、予想外に素性の良い(失礼)アンプだったため もし最悪でも部品取りに使えると踏んで「清水の舞台に飛び上がる」つもりで購入した。
◆商品紹介→Yahooオークションでの出品者の説明。ちょこまか違ってるのは御愛嬌で気にしない。
商品の詳細は以下表を参照ください。
項 目 説 明
商品名 new高品質■真空管アンプ EL-34×4 (KT88変更可) ☆
商品紹介 ■真空管アンプ 新品 MS-34B プリメインアンプ
信頼のブランド雅琴より新製品が出ました。
EL34B×4の構成で高出力かつ繊細
(EL34Bに代えてKT88にする事も可能、バイアス調整もパネル上で簡単)
(違う音色もお楽しみ頂けます)
中国製の真空管アンプです、ヨーロッパ、オーストラリア他にも輸出されています。「信頼のブランド雅琴製」
輸入にあたり日本仕用(100V)にしてありますので問題なくご使用できます。
真空管らしくやさしい音が楽しめると思います。外国の有名メーカーの部品を多く使用、ハム雑音等が低く優れています
スペック EL34B×4 プリメイン
output power:50W+50W (8Ω)
SNR:>88dB
frequency response:6Hz--70KHz
Distortion of harmonic wave:<1,6(%)
外形寸法 350×440×200 重量 22.5kg
使用真空管 :EL34B(6CA7)×4、6N8P(6SN7)×2、12AX7×2→ここが6N4と同じと説明されてたが間違い!下記参照
電源 100V、
入力 4セット、 スピーカー端子 4Ω、8Ω
前面保護カバー付きですので安全です。
リモコンが付属していますので便利です。(VOL調整、入力切替)
あらゆる楽曲も楽しく聴かせてくれます。この豊かな音をお楽しみ下さい。
私感ですが、楽曲を選ばず高出力かつ繊細でクリアーなとてもすばらしい音を聞かせてくれました。
一度このすばらしい音をお試し下さい。
EL-34(MC-10L)をお買いになった方も、同じEL34ですが音がまた違います。
さらに磨きがかかったクリアーかつ繊細な音をお楽しみ下さい。
付属品 電源コード、Owners manual、リモコン、前面保護カバー
付属の説明書は結構立派な体裁の「英語版」であった。「雅琴」と書いてYaqinと発音するらしい。
雅-gaがyaで琴=kinがqinになると考えると成程「訓読み」である。取り扱い説明書によるWlectric Performance
Indexであるが下記の通り。
1)Output Power 42W+42W(EL34B)
2)Distortion of Harmonic Wave:<1.6%
3)SNR>88db(A)
4)Frequency Response:6Hz-70KHz(-2db)
5)Imput sensitivity:<280mV(1KHz)
6)Electron Tube: EL34B(6CA7)×4
6N8P(6SN7)×2 12AX7×2
上記の真空管は製造会社から公けに認められた「ポン付け交換可能球」と推量する。
★間違い発見したので訂正、6N4は7CAの別名でGE TUGSOLで作っていたが現在「北京」ブランドの物が一本1500円程度。
というわけでなにしろEL34B×四発掛けのプッシュ・プルだから物の判った人なら まず手を出さない代物だと思う。「博奕系オーディオ」ならではのアンプだが、取りあえず通販でアンプの善し悪しをカタログで判断するには まず「重量」である。
チャチなアンプは大概トランスをケチるから妙に軽い。こいつは22.5Kgという超重量級のうえ
EL34B×4本 6SN7×2本 12AX7×2本(但しChina球)という重装備でMaxPower 42W×2を絞り出す。
届いたときは佐川通運のお兄さんが汗をかきつつ玄関先まで運んで来てくれた。
兎に角重い。梱包も2重の分厚い段ボール箱が更に2重になっており かつ発泡スチロールより目の詰まった梱包材で本体が見えないほどの重包装だ。
刑務所の鉄格子のような真空管ガードが付属するが 梱包を漸次解くと、そのガードの横棒に真空管の入った硬質の紙筒(サランラップの芯みたいな)が三本 二箇所で固定され、ペンチでないと切れない硬さの樹脂製のバンドで留めてある。この紙筒に真空管セットが入れてある。
うち二本がEL34Bを二本づつをプチプチで包んだ物、他の一本に整流管等が詰め込まれていた。
成程これなら上海からの長旅でも壊れないだろう。とりあえず梱包を解きラックに乗せるのが一苦労だった。
実は実測25Kgである。半端なラックなら崩壊する。
管球をセットする前に本体をしげしげと観察すると中国製アンプの進化に驚かされる。
一年前ならばソケットは合成樹脂製 コネクタ類は今時珍しい程のペラペラな金属、ネジ類も鉄製の座繰もしていない状態で出荷されていた物が、筐体はシボ加工の施された厚手のステンレスに変わり ソケットは見て判る磁器製の立派な物となり トランス類は国産の物と区別が付かない位で 塗装も丁寧に仕上げられている。
このアンプに関しては西洋にも輸出されているとかで、フレーム上面のステンシルされた管球名に、差し替え可能な管球名まで親切に書き込まれている。
その割には欧州のサイトの同機種にある「音琴社」バッジが無いから間が抜けて見える。何か適当なシールを貼ろう。
妙ちきりんな左右非対称デザインの理由は恐らくリモコンとディレイド・タイマー・リレーを組み込んだ部分を長方形の本体から横に突出させたものらしい。他にもメーカーは違うが左右非対称のアンプがある。
日本なら筐体そのものを大きくするところを 流石大陸的な処置である。ただ左右非対称だけではなく奥行きも非対称なので、ゴム製のインシュレーターに均一に重量がかかっていない。
リモコンがまた重厚だが奇怪な代物である。リモコンと言えば普通はまず「電源ボタン」が有る筈なのだが無い。
リモコンで操作が出来るのは音量と入力の切り替えだけなのだ。
せっかくディレイドタイマーを仕掛けたのだから別に電源ボタンを付けても、と思うのだが?しかもそのリモコンがえらく分厚いステンレス板二枚で分厚い合成樹脂板をサンドイッチした立派すぎる超ヘビー級。
正直「いらねえなあ」「使うか これ?」と思う。
それに入力切り替えと書いたが日本式ならPhono TAPE CD 等々が無くて、全部「AUX」である。AUX1〜4という事になっていて 普通は有る筈の「PHONO」が無い。ま、プリ・アンプ使用を前提に作っているのだろう。
勿論テープ出力も無いわけだ。私は不要なので気にならない。プリ・アンプさえ有れば済む。
他に4つ付いてるボタンはAUXの1〜4の切り替えボタン、全てアルミ無垢材削り出しという立派な物である。
EL34B×4のプッシュ・プル回路ということで真空管をKT-88等に差し替えたいのが人情で(設計上KT-88なら100W近くまで出る筈?)あるが 面倒なのが「バイアス調整」であろう。この「音琴MS-34B」はそこが巧く出来ていて 筐体をバラすことなくバイアスを調整出来る。
上面パネルにテスター棒を入れる穴が二ヶづつ4セット開いており、更に管球ソケット横に 付属のドライバー(絶縁ヘキサゴンドライバー)を入れる穴が4セット開いている。
つまり真空管を交換した場合、管球一本づつテスターで「0.4V」になるように専用ドライバーで調整すればバイアス調整が出来てしまう。英語と中国語の説明書では「0.35V」と書かれているが、アンプ本体の調整口横のステンシルには「0.4V」と書かれ 多少違う。大陸の香りだ。
この穴も工夫がしてあって 当然電源ONで測定するわけだから うっかりフレームにテスターが触ってショートしないようにプラスチックの深い筒状のシールドが基板に達する深さまでカバーしてある。
付属のEL34Bのプラスチック部分には番号シールが貼布してあり、該当するソケットに差す様指示してある。
筐体を正面から眺めると かなり大きく明るく真っ赤なLEDランプで現在AUXの何番が鳴っているのか表示している。何故だか中国産のアンプ類の照明は やたらと明るい。
ボリュームの表示は無く 電源は別にランプが有る。プレヒート時赤→使用可能で緑に変る。ちゃんとタイマーリレーを組み込んである。以前だったら電源スイッチが二ヶ有って、まずヒーターをONにして二三分後もう一つをONにする様な仕掛けだった。
デザイン上最も特徴的なのが えらく大きなボリュームのツマミであろう。一時期の山水やSONYなんかも大きかったが 更に一回り大きい上 ツマミにラインとか目印が無い。
勿論筐体側に目盛なんぞという無粋なものも無い。
また日本だと前面パネルに有る筈の電源スイッチは筐体上面左側に付いている。
ボリュームはクリックの無いスムースに回る物で非常に使いやすく 品質は良さそうだ。
よく中国製の製品だと本来220vを日本に合わせ100Vに代えた為 オリジナルの3ピンコネクタのまま輸出するメーカーが多いが 「音琴MS-34B」はちゃんと日本用の2ピンプラグになっていた。
スピーカーのコネクタもかなり立派なバナナプラグ使用可の物が取り付けられていて、6オーム以下用と それ以上用のものと3ピンづつ出ている。エレキットなどでお馴染の構造。
前述のinつまりAUXは1〜4まで全て金メッキの立派なRCAコネクタが付いている。細部の仕上も丁寧で好感が持てる。文字表示も大きく明瞭で読みやすい。
早速「簡単に出来るバイアス調整」にチャレンジする、電源投入後約三時間してから測定開始。(直後に一回測って 球が壊れるような電圧差が無いかどうか要確認)
本来3.5V〜4Vに設定してある筈のバイアスが4本とも案の定バラバラである。
付属してきたEL-34Bには ちゃんと番号シールが貼ってあるが あまり番号に意味はないらしい。
一番右が0.26V 二本目0.4 三本目が0.32で一番左が0.45Vであった。
付属の絶縁ドライバーを所定の穴に突っ込むのは簡単だが問題はテスターを入れる穴二箇所がキンキンに熱くなったEL34の至近距離で球の後ろ側に有る事。
老眼でアナログ・テスターを睨んでいると大変に辛い。何しろ0.4Vにしたい、と見ているわけだが「フルスケール1V」のポジションで測定するから目盛が細かい上に半端な数字になり老眼だと読み取りにくい事夥しい。
必死にテスターを見ていたらオデコに真空管の底が当り「ジュッ!」という音が........。
何だかんだ苦労しながら 全部を0.4Vに合わせた。
(こういう測定はアナログテスターが鉄則。デジタルは数字が乱高下するだけで読めない)
ところが、である。翌日 電源を入れて三時間後、球が落ち着いた頃合いで再度測定してみると またまたバラついている。
アンプ本体のエージングも球のエージングも必要だ、という事らしい。石のアンプなら まず短時間で済むものだが 球となると抵抗やコンデンサ トランス等エージングによって変わる要素が多いのである。
気になるのが 中国製真空管の信頼性である。大鉄則「中国管は一般的なブランドに交換する」である。
取敢ず大好きなKT-88の4本組み(=クワッド)に交換するのと同時に6SN7 12AX7も信頼性の高い(と言われる)Electro-Harmonix社製の球に交換する。
通販だと一番信頼出来る「ビンテージ・サウンド」に発注。
KT88 ソブテック クワッド4本 E真空管15863円(落札金額4700+80サイズゆうパック送料900+梱包荷造料263)11543円(落札金額9990+60サイズゆうパック送料700+梱包荷造料263円+代引手数料590)
6SN7GT EH ペア2本 P真空管 5,940円
12AX7/ECC83 EH ペア2本 P真空管 4,050円 んー結構するなあ。
下写真の左二枚がKT88次はSOVTEKのEL34で右端がoriginalのEL34BChina管。
2Chあたりでは余り評判が宜しくない(高い!)と言われる「ビンテージ・サウンド」だが、ネットで買うしか無い地方在住者にとっては多少高くとも安定した状態の球が必要であり アフターや相談にきちんとした御返事が貰える事が最重要課題なのだ。
ネットでは更に一層高級ブランドまがい管を、精神に御不自由染みた価格で販売している業者も有る。
でも今迄面倒臭い相談事にも きちんと回答してくれたのは「ビンテージ・サウンド」だけだった事を申し添える。
KT-88のプッシュ・プルだと本来80〜100Wクラスのアンプに良く使われる球である。
形状もST管みたいなダルマ型っぽいデザインが私は好きである。KTシリーズは66〜100まで有りKT66=6L6Gである。EL34B=KT77になる。
管球アンプを味わい尽くすには 球の形状や大きさも重要なポイントだと思う。2A3とか300Bとか如何にも真空管っていう形状してますしねえ。
よく繊細さのEL34B、パワー感のKT-88とか言われるが、KT-88も充分繊細だと思うのだが?
4/27 サウンドの変化について。
交換したKT-88クワッド管の音についてだが 付属のEL-34Bは、まず量感の溢れるいかにも球の音である。細部まできちんと表現しつつもトランジスタ系の「キンキン」「ドンシャリ」とは無縁の音、試しに中田ヤスタカのライアーゲームを鳴らしてみたが これはもう特に大の苦手という感じで やはり「無理」。
まあ大人数〜ソロまでのジャズやボーカルなら大抵の国産アンプになら負けないと思う。
これをKT-88に交換するとア-ラ不思議、「ドン・シャリ」「ドスン・バタン」でも平気で再生してのける。
ただ まだアンプ本体が こなれていないのか音が些か硬い感じが両者とも感じられる。
私の愛用しているスピーカー線は高価な物ではなく 普通のホムセンで売っている電源用の一番太い赤黒の縒り線である。前に単芯のを使っていてキンク部分で折れてしまった。ホムセンよりも確実に もっと太い「赤黒縒り線」ならオートバックスとかで売っている。電源線目的のものだ。
ヘビーユーザーみたいにメートル何万円ってな代物は中国製博打オーディオ生活には不要の物である。
数日後、家人の留守を見計らって「フル・ボリューム歪み」を確認してみるとエージング効果なのか 硬さがほぐれている。
大音量ビ・パップ系のペットの音を聞いているとジャズ喫茶を思い出す。
ちなみに交換したのはKT-88の他に
手前側の6N8P(GT管で背の低い方)という中国製管をElectro-Harmonixの6SN7という汎用性の高い球に交換し
12AX7B CHINAと書いてあるノーブランドの中国管をElectro-Harmonixの12AX7に交換。
どの真空管もポン付けで交換出来る。
6N8Pという付属してきた球は 結構丁寧な作りでコネクタの上の部分は金属帯で補強されていたり何となく信用してあげたい処だが この型の球はゲッターが下になっていて「空気管」だかなんだか判りにくい。
12AX7という球は 様々なアンプに汎用されており 持っていると パンク時に焦らずに済む。
(後から記載したが ネット上蔓延している交換可能な球、は嘘が大変に多いので要注意)
TU-879RとTU-875をYahooオークションで売却(;_;)で(;_;)/~~
流石に出費が馬鹿にならず、大蔵省兼内務省の家内の目が恐ろしくなってきた。現段階で場所を塞いでいるエレキットのTU-879Rと6L6GC+EL34Bを手放して予算を確保しておく事にした。
全品一そろいでも不景気なこの時代背景だし、と初期設定2万円で開始したところが三万円をややオーバーした価格で落札されたから少々驚いた。やはりオマケ部分に着目してくれた落札者の方に大感謝。
プリ・アンプのTU-875も約二万円で御嫁入りしてくれた。大事に使っていたので何となく安心した。
セカンドマシンで頑張ってる「CHORALE-ST-6P1」だが これは相変わらず実に素直な素性の良い音で鳴ってくれている。昔の日本製品 それもSONYでさえ当たり外れの有った事を思い出せば 珍しく「当り」を引いたのか?。しかもエージングと共に益々音がこなれて実に味わい深い球の音らしくなっている。
プリアンプ代わりにヘッドフォン・アンプの Little Dot MK IIを使用し、両者とも115V昇圧トランスを使用しているのが効いているのか? ハム音や雑音混入に悩まされた事が一切無い。
Little Dot MK IIは届いたときの管球不良というトラブルが有ったが それを除けば全くノントラブル。球を全て換えてあるが これは好みの問題で本体は何の問題も無く「あー球の音だなあ」と余裕の有る中高音の優しい音を聞かせてくれる。
決してi-Podから直接出る生音では聞こえないような微かなビブラートも真面目に拾って再生してくれる。国産の石系のヘッドフォンアンプだと 元が硬いソリッドステートの音を更に一層硬くしてしまうので頭痛の元になる。
ピアノコンサートで二時間は平気だが 電子オルガンのコンサートを二時間我慢するのは至難の技だ。
Little Dot MK IIは間違いなく価格以上の性能を感じさせる。これが国産だとUSBだの光なんたらとか余計な仕掛けを山ほど付けて10万円とかの価格になる。
さて この間ネットで Little Dot 社のHPを覗いてみると 更に一段高級な Little Dot MK 5というヘッドフォンアンプが出ていた。■フラッグシップモデル!真空管ヘッドフォンアンプ Little Dot MK IV (お取り寄せ) だそうである。価格は39800円也
会社の説明を転載すると
■リトルドット最新の真空管ヘッドフォン/プリアンプ、フラッグシップモデルです。
■SEPP (OTL)のClass-Aアンプで、ALPS-27 potentiometer、Nichicon、Rubycon、ドイツ WIMA/ERO capacitorsなどのハイエンドオーディオ向け高品位パーツを惜しみなく搭載しています。
■ゲイン調整も2段階で可能で、対応のインピーダンスも32から600 ohmsと広く、どのようなヘッドホンでもダイナミックレンジも広く、しっかりとしたサウンドステージを保ち、立体感溢れる再生を楽しめます。厚く深い低域、気持ちよく伸びる高域、そして、繊細でみずみずしい中域、音の粒立ちまでもしっかり聴けます。減衰してゆく一つ一つの音の余韻も素晴らしいモデルです。
■最高峰のヘッドホンアンプとしてご利用頂ける他に、お手持ちのシステムにプリアンプとして、手軽に真空管の自然でやさしい音色を導入できます。
■真空管を他機種に交換して、音色の違いを楽しむことが可能な設計になっています。
(対応真空管: EF92, CV131, WE403A/B, GE5654, M8100,
CV4010, EF95, 6JI)
テクニカルスペック:
SEPP (Singled-ended Push Pull) OTL in
Class-A
Frequency response: 10 hz~100 Khz (-1dB)
THD+N: 0.1% (100 mW @ 300 ohm)
Power Output:
500 mW @ 300/600 ohm
300 mW @ 120 ohm
100 mW @ 32 ohm
Power Consumption: 30W (228V x 0.133A)
Variable Gain: 3,4,5, or 10x
Recommended Load Impedance: 32 ohm~600 ohm
Pre-Amplifier Output Impedance: 10K ohm
Pre-Amplifier Gain: 3-10x (also controlled via gain switches)
Pre-Amplifier Voltage: 10V RMS
Pre-Amplification circuit includes both driver and power tubes
Driver Tubes: 2x JAN 5654 (MK IV) or 2x M8100 (MK IV SE)
Power Tubes: 2x Soviet 6H30EH (MK IV) or 2x 6H30PI Gold-Pin (MK
IV SE)
High quality aluminum chassis
Neutrik Headphone Jack (SE version only)
American CMC/Van Den Hul RCA Jacks (SE version only)
Dimensions (Metric): 320mm deep by 220mm wide by 143mm high
Dimensions (English): 12.6 inches deep by 8.66 inches wide by
5.62 inches
Weight: 3.5 Kg or 7.7 lbs
と6J1が最後に出てくる但し書きがしてある。どうやら一般的に評判の高い露西亜球と更に今度はPower管もDrive管も変更可能という「売り」になったらしい。Little
Dot MK IIまではDrive管(電源管)が交換可能としか言わなかったからなあ。しかしデザインがなあ?正直何でこんなガードなんぞを付けなきゃならんのか判らない。筐体が丸っこいのだから それに合わせたデザインにして欲しい。この真空管ガードは、却って現在のカクカクしたデザインの
Little Dot MK IIにこそ似合いそうだ。デザイン頂いてしまおう。角と丸の組合せは自動車業界では まま有った事だし。
5/5秋葉原 長谷川電機でSOVTEKのEL34を購入、クワッドだが何と4本で7680円である。流石に秋葉原の球屋は違う。ノン・エージングだが自分で10〜20時間やればいいことではある。
5/14 TANNOY MERCURYF4 Custom 購入.....やってもーた。
合計金額 82,140円と激安で目が眩んで臍繰り大放出、残りが無い。

上に乗っている銀色の小さなのは スーパーツイーター(下の方に記す)
やってもーた............(-.-;)。
アンプを雅琴「MS-34B」に交換した為、出力に余裕が出た。
この為フル・レンジ一発仕様のバックロードホーンだと アンプ側のボリュームを ほんの少し回すと「爆音」化してしまい 今風の低能率スピーカーに変更する事になった。というのは口実。
前回 低能力ユニットで苦労したのも忘れ 今度は同じタンノイのトールボーイ型スピーカーに変更。
いや中々いいですよ、ナチュラル塗装でツイーターを真ん中にして同じに見える6.5インチのスピーカー2つ。
部屋の狭さに対して もうこれ以上のサイズは入らない、という大きさである。
多分5.1chのフロント用で設計したのだと思うが これがピュアオーディオのスピーカーとしても充分なスペックを持っている。
だいたいオーディオ機器の音というのは基本的に「好き嫌い」が有るのを前提に考えるべきだと思うが タンノイは 特に評価が分れるスピーカーであろう。
極低音が弱いという評論家諸氏もいるが普通の耳では充分である。ロン・カーターのベース音が振動と共に伝わってくる。却ってツイーターの高音域が弱い感じがする。
自分の年齢で高音域が聞こえにくいのか?と思って「モスキート音テスト」のサイトで試したが、低音も高音も30才代で一安心。
これはこれでまあスーパーツイーターを付加すれば良いだけ、というのが私の流儀「博奕系オーディオ」である。
兎に角、タンノイと言えば どことなくボヤーっとした焦点の定まらない甘ったるいイメージが有るが Mercury F4 Customに関してはシャッキリした切れ味の良い今風の音である。昔のタンノイのイメージで買うと「あれれ?」位の差異はある。
たまたまYahooオークションで格安新品ペアの出物が有ったので落札したのだが 今度は良い買い物だった。
コネクタがダブルワイア用になっているので まずスピーカーセレクタからのダブル・ワイアリング接続で鳴らしている。
この方法だと更にツイータを加えたトリプル・ワイアリングも可能だ。別シリーズのタンノイでは中央ドームツイーターを廃止し筐体上部に付けた様だ。この方が座った姿勢での聴くポイント的に優れていると思う。
後日 ダブルワイヤ用のセットからシングル接続にしてみたが 私の耳ではシングル接続のほうが馴染む。ただエージングが進むと甘い音になるかも知れない。
「雅琴MS-34B」も大分エージングが進み いつの間にかバイアス調整に手間取る事もなくなった。
0.35〜0.40Vの間でバイアス調整をするのだが、デジタル・テスターなら楽だと思ったのは完全に大間違いだった。数字が乱高下して読み取れないのだ。
バイアス調整の目的で使う場合は老眼でも近眼でも「必ずアナログ・テスター」でないといけない。
Electro-Harmonix KT-88クワッドも完全にエージングが終わったようで、どこのソケットにどの球を刺しても きちんと同じ数字が並ぶ様になった。ヒーターの光り方も ほぼ全管同一に見える。
音もパワフルで 微細なシズル・シンバルの弱い連続音も細かく拾っている。
新品Mercury F4 Customへの相性も抜群で何時間聞いていても疲れず飽きが来ないベストな感じがする。
一番左がEL34BChina管.真ん中が6CA7.右端がKT88(2本ともelectro-harmonix社製)
で、こないだ秋葉原で安さに負けて衝動買いしたSOVTEK EL-34クワッドと代えてみたら これがどうもイケナイのである。まずバイアスを調整しようとすると相当CW方向に回さないと(つまり圧を掛けないと)4本マッチが取れず、右端の一本が特に難しい。半日付けっぱなしで やっと落ち着く為体である。
(後日エージングの問題と判明、今は完全に大丈夫)
鳴らしてみると まず何より音が弱々しい。一番判りやすいのはボリュームツマミをKT-88の時には9時で充分なのに1〜2時まで回さないと同じ音量にならない。
しかも回し過ぎると歪み、エレキギターのディストーションのような歪み音が発生する。
あれれ?通人はKT系の音よりEL34を好むと聞いていたが これ嘘だろ?と。微細な音色も表現する明るい音?なんかの間違いじゃないの?で、確認の為に本来付属の中国製のEL34Bと差し替えたのだが これはバイアス調整が出来ない位 4本てんでバラバラで どうにもこうにも音が出る以前の問題なのだ。
自分の場合No.1の球はバイアス調整用のネジを左(CCW方向)一杯に回し切っても0.4V以下に下がらない。
同じソケットでKT88やEL-34を調整すると ちゃんと動作するから付属球の問題だ。
アメリカを代表するKT-88と欧州代表EL34Bの聞き比べをするには本物のEL-34Bをクワッド買いしないといけないらしい。ま、買う時は露西亜産MULLARDの偽物をクワッドで買おう。
「雅琴MS-34B」は管球全交換を前提に購入するならオススメだと思う。まあリモコンなんて要らない。
EL-34B、6SN7と12AX7計8本で二万五千円〜三万円になるが Made in Japanでも自作でも どちらでも概算で二十万円プラスアルファの金額と相当な手間がかかるし 扱うのに気疲れする。53000円なら惜し気なく使いこなせる価格と思う。
それに もしかするとYahooオークションに流す人が出てくる頃合いでもある。管球交換前提なら実に良いものだと思う。
このアンプだが充分に合格点なのだが欠点も有る。
まずAUX×4だけでPhono入力が無い、TapeやMD用の出力が無い、スピーカー端子が1系統(6オームを境にそれ以上と以下用)しかない事である。
国産だったらTape/MDとして端子が有り、スピーカーもA.B. A+B.の3ポジションが有るだろう。
またPhonoもMM用入力とMC用ラインアンプまで付ける価格帯であろう。ま、これは以前も書いたように「プリ・アンプ」併用が前提条件だと思えば当然のことである。日本だと プリ・アンプが有ろうが無かろうが色々コネクタを付けまくるのが多いだけの事かと思う。
欠点に入れて良いのかどうか迷うが、筐体は左右対称の方が良い。
重たいトランスが左側に偏って設置してあるから かなり頑丈なフレームなのだが少し歪む。
アンプの足に大型のインシュレーターを噛ませようとしたら 一本 足が浮いてしまう、オリジナルの足だけなら歪んでいないから これは強度不足よりもフレームの捩れをオリジナルの足で調整していると思う。
5mm厚のステンレス板(ナイフ製作用の銀紙1号)に穴を開けてフレーム補強も考えたが これだけで5万円程度(温度加工も含めて)かかってしまうので非現実的かな?
他に小さな事だが ボリュームのツマミに線が無いのである。表示線が無いなら それこそLED表示を音量表示に使ってくれた方が良いと思う。
5月16日 スーパーツイーターを購入 ペアで18000円。




MERCURY F4 Customで些か弱く感じる超高音域改善目的である。
以下宣伝文句引用。
オーディオ用スピーカーで定評のある FOSTEXスピーカーで製作したスーパーツィーターです。このスーパーツィーターにはオールアルミボディ・シャーシを採用しました。
さらに、内部ネットワークにはフィルムコンを使用し、 高性能化をいたしました。
ハンダはオーディオ用の銀ハンダを使用し、さらに内部配線材には日立製 LC-OFCケーブルを使用しております。今まで多数のオーディオアンプを製作した実績から、高性能で安定した物だけを使用して製作していますので、安心してご使用になれます。
今回は定評のあるFOSTEX製スピーカーを高級アルミケースに組み込みました。
内部に6dB/octのネットワークを内蔵し、クロスオーバ周波数を約13KHzにしています。また、出力レベルも可変できますので、使用条件に合うように調整が可能です。
スピーカー端子には高級金メッキタイプを仕様しています。購入後にすぐにご使用になれます。
オーディオ愛好家のために、多くのお客様の希望にこたえて、完成品を製作させていただきました。ホームオーディオから、AV鑑賞までお楽しみください。
商品・スピーカー本体 ・回路図
サイズ,重量D:90mm、W:105mm、H:105mm重量:0.8Kg
VR:アルミ無垢 20mm スピーカー端子:高級金メッキ バナナプラグ対応
はっきり書いてないけれど、多分中身は これ=FOSTEX FT17H【ホーンツイーター】4095円×2(コイズミ無線で3480円=1ヶ)であろう。
50kHzまで伸びた高域特性を持つ、キャンセルマグネット付きローリーケージタイプAV対応ホーンツイーター。
インピーダンスノノノ8ス
再生周波数帯域ノノノ5kHz〜50kHz
出力音圧レベルノノノ98.5dB
推奨クロスオーバーノ5kHz以上
入力ノノノノノノノノ30W
重量ノノノノノノノノ0.3kg
この1ランク上の FOSTEX T90Aは一ヶ15620円だからコイズミ無線で購入すると、ペアで31240円+送料になる。一ヶ9000円と考えると まあ妥当な金額である。見た目も仕上も高級感の有る物 重量感も結構有る。ちゃちな感じは全く無い、流石日本製品である。
セットして鳴らしてみると今迄はっきりしなかったリズム系の楽器(シンバルは当たり前だが コンガやウッドブロック等)が きちんと聞こえて来た。あらら.......今迄の音は何だったの?状態。リズム系楽器は似た音を出す物が多く 中々聞き分けにくいが 自然に聞き分けられる様に変化した。
自分はスピーカーセレクタ(三系統on off出来る+アンプ二つ切替可)にスーパーツイーターを接続したので スーパーツイーターだけをonにして聴いてみても そんなに大きな音でも音圧でも無いのに 二つを合わせると明らかに違う。
よく評論家が「ケーブル云々」「カーテン云々」とは訳が違う。Amateurの私でも充分聞き分け可能な変わり方だ。
ジャズ系よりも女性ボーカルのバックでのリズム隊が明瞭に聞こえてくる。だからなのか女性のボーカルが浮き立つような感じになるのかも知れない。パコ・デルシアのギターでは爪の当たる微かな音まで再生する。
スーパーツイーターだけを鳴らしてみても そんな大音量でもなく「これで聞こえるの?」という位の音量なのに、である。(例のモスキート音的な変化か?)セットする場合素のまま置くのが正しいのか それとも何か敷いてから置くのが正しいのか実験中である。
※後日実験して現在はMercury F4 Customのコネクタを上下連結しておいて、4つコネクタが使えるようにし、パワーアンプからのバナナプラグを下側、上のプラグにスーパーツイーターを接続している。これが一番自然な音に聞こえる。スピーカーセレクタでつないでいた時よりも定位が良く、評論家諸氏の言う「歌手の口が広がらない」状態になっている。
5/16
このスーパーツイーターの実験時に気付いたが 球を交換時、小まめにバイアス調整で電圧を測っても 全くブレなくなってきている。
電源投入後三時間ほど経過した後の測定でも 電源を入れて数分後でも どちらも落ち着いたまま0.4Vで落ち着いている。
勿論KT-88からEL-34Bに替えた時には バイアス調整用の可変抵抗器を時計回しに上げてやらないと所定の0.4Vにならないし 逆にEL-34BからKT-88なら反時計方向に回して下げてやらないといけないのだが それが一発で決まるようになっている。
これはアンプ側のエージングが済んだ、という事だと思う。物は試しで 付属してきた殆ど使っていない中国管EL-34Bに差し替えて電圧測定してみても 殆どばらつかなくなっている。電源ON直後、一時間 二時間 三時間と測定しても 安定している。
購入当初はてんでバラバラだった事を思い出せば これは嬉しい誤算でもある。思い出せば秋葉で購入したEL-34も約10時間で変動が極端に少なくなった、この手の出力管なら一日二時間×五日間でエージングは済むという事だと思うが これはあくまでもバイアスに関しての話である。
あるいは真空管ではなくアンプ側のエージングの問題かとも思ったが オリジナルEL-34BとKT-88が殆どバイアスが一定していた事から やはり管球側のエージングか?
MULLARDのクワッドとか どんなもんだろ?とか思っているのだが もしもそんなに変わらないならネット価格で二万円以上だしなあ。(水戸では売ってないし)
それに中国製真空管の品質については 最近になり「当たれば大吉」「ハズレが減った」という印象が有る。特にGT管とか太めの球に関しては随分と露西亜管に迫ってきている。
「CHORALE-ST-6P1」で使っている6P1だが、球に当たったのか 交換可能な球が高いので 諦めて
ズルズル使っていたのが幸いだったのか音が如何にも球らしい味の有る音に変わってきた。
結構素性の良い球らしく 中々の音質だ。
自分はプリ・アンプ代わりに Little Dot MK IIを使って そっちで音量を調整しているが 音質は中華アンプ雅琴「MS-34B」と まあまあ良い勝負をする位なのに価格が12000円程度。(Yahooオークション履歴を見ると10500円で落札した人が最安値)
作りは雑というか安っぽいが 手間暇を掛けてやれば そこそこ見栄えのする球アンプに化ける様になる。筐体内部もガラガラだから ここにUSBアンプでも組み込めば付加価値も出るし、ヘッドフォンジャックやトーンコントロールを付ければ更に付加価値が出てくるが、中国は どうやらプリとメインは必ず別体で使うのが前提のような印象を受ける。
安価な原因は「トランスが小さい」事と主要パーツが中国製onlyだから、だろう。
これを12000円で売って儲けが出る、というのが不思議で 送料や関税を考えると現地価格千円程度か?
中国でアンプの輸出に携わっている方のブログを読むと、現在中国では「真空管アンプ・バブル」だそうだ。
真空管は余っているし 複雑な回路設計も不要で「シングル・アンプ」が有り難がられる珍しい業界。
ケースの加工やトランスの誂え物は得意技だから 家内制手工業で立派な300Bとか2A3アンプやPPアンプが出来るし 何だったら無名の真空管に有名メーカーのロゴをステンシルで貼り付ければ 価格が10倍以上でも売れるのだから そりゃあ作れる腕の持ち主なら黙っていられないだろう。
だいたい直熱管みたいな博物館行きの球を有り難がる世界だから そろそろ中国製の古典的300Bとか2A3(露西亜管はオリジナルと少し設計が違う)が出来てくる頃だと思う。
Yahooオークションでは既に何種類か見かけるが「ロシア管」を売り物にしていたり まだ「中華」ではない。
日本から中国めがけて古典的アンプの名器の回路図とデザイン写真を渡して 同じ様なデザインにラインアンプを組み込んで、余裕の有るヘビー級トランス(110Vで確実に動作)とバナナプラグ用コネクタに換え、スピーカー出力を2系統にした300Bのアンプを発注したら 恐らく作るだろう。
また あの奇々怪々な派手派手しいデザインは 国内向けだけにして 機能美を追及したデザインとサイド・ウッド板だけ付けた輸出用のものを作って欲しい。
Yahooオークションの写真を見ると「何で上面に木目パネル?」「何でソケット回りに飾り?」「何でここにランプ?」と大陸の美的感覚との違いを感じてしまう。
贅沢極まりない我が侭を言えば、抵抗 コンデンサも後日スペシャル・パーツと交換可能なように「立ちラグ+ハンダ付け」で 交換すると音質向上が見込める部分を図解した小雑誌を添付し 「改造マニア」にも受けるモノ作りが有っても良い。
本当なら元来 こういう小手先の器用な技を得意としていたのは日本人なのだが..........。
景気が悪くて仕事が無い、とか言ってる場合と違うのではないか?それこそ都内の小さな工場で連合して初級機から高級機まで全部賄えるパワーを持っている筈。
例として挙げれば自作スピーカー固定用の「バッフル・リング」がある。長鉄さんファンなら知ってるアレ。
数年前にFOSTEXで売り アッというまに売り切れ 以後再販せずオクでも高嶺の花である。
あんな真鍮板を刳り貫いただけの板きれに数万円払おうという人間がいるのだ。
真鍮板でなくステンレス鍛造とか 色々な種類を少数製造してYahooオークションあたりで販売してみれば良い。そう面倒な仕事では無い。真空管ガードみたいな小物パーツも需要は確実に有る。
アンプも同様である。
中国製なら二万円そこらで出来る様な代物を 競争相手が無いのを良い事に12万円とかで販売している。
町工場で弱電製品を扱う工場なら 笑いながら作れる様なものだと思う。
なにせ 奇麗なカバーとかが不要で、管球丸出しの方が好まれる。
せいぜいトランスカバーと 必要なら真空管ガードが要る位で こんなもんプレス機械なら呆気なく作れる。
座して潰れるのを待つか ここで一発頑張ってみるか、そこが企業の分かれ目だと思う。
支那製の雅琴なんかは よく香港在住とか上海在住の方が、Yahooオークションに自動翻訳機から丸出しの妙ちきりんな日本語で結構面倒な仕掛けのアンプを出品しているが あまり売れていないようだ。
まず問題は「変な日本語」と「代理店が無い」事につきる。(音についてはネットで情報検索しておいて、と)日本語がおかしいから まず信頼感に欠ける。トラブル時にどうなるか、を想像すると嫌になるわけだ。
キャッチコピーも「欧米にも輸出している」の一言では 誇り高き日本のオーディエンスはソッポを向く。
それに加えてあの変なデザインである。最悪な時期のアメ車でも あそこまで下品ではなかったぞ。(乗ってたけど)
で、大枚数万円を払って三週間待ちで、既にお亡くなりになり死後硬直を起こした真空管が届いたら悲劇だ。
代理店さえ有れば簡単な球交換なんぞ三日以内に解決するが 今の状態では中国から直行便でも一ヶ月で届けば不思議だ。だから皆二の足を踏んでいるのである。
Little Dot 社なんか メールで連絡したら、死亡管球を中一日で交換してくれた。こういうクチコミこそが商売のコツだと思う。
「トライオード社」は現在大手家電店でも購入できる人気商品に成長した。中国製アンプにも関わらず人気なのは「御手頃な価格」「日本製パーツの多用」「高級感の有るデザイン」と「日本総代理店」が有ることにつきる。
中身の方は下記の「中国製アンプ・修理改造請負ショップ」のPDFを読むと、300Bが変な回路設計をしている様子。
「真空管の劣化」という検査結果が多いのも気になる所見である。
普通は5千時間の耐久時間があって 物によっては一万時間平気な筈の真空管に不安が有っちゃいけない。
中国産EL-34Bオクテット セクテットでPPアンプとかが安心して買えたり、300Bや2A3シングルが安心して買える時代が来るには まず真空管の性能改善、日本総代理店の設置とアフターサービスの徹底だと思う。
Yahooオークションでも売れているのは激安で失敗しても腹の立たない中華アンプ「ST-6P1」とか 結構ネットでは評判の良い
Little Dot社みたいに代理店が国内にある機種である。
適当な設計をするから「中華アンプ修理改造致します」なんていう商売が成立する。この会社の修理改造のPDF書類は是非読むべきだ、堂々と名前を出して「回路設計が間違っている」「負帰還でも無帰還でもない」とか笑える内容が並んでいる。http://www4.ocn.ne.jp/~bmasaru/lgelS201.html
これなんか大笑いだ http://www4.ocn.ne.jp/~bmasaru/lgelS201e.html
また球の安定性が悪いからYahooオークションの球屋さんは秋葉価格の50%増しでも商売になっている。
5月19日
たまたまだが義父が来ていて 夜間に大きな音が出せない為、中途半端な小音量で鳴らすと低音不足が著しい。今風の石のアンプだとloudness-controlなんぞという仕掛けが有るが 中華アンプ雅琴「MS-34B」は、そんなもん付いていない。
最近は5.1チャンネル流行りのせいでサブ・ウーファーが安価に販売されているが これがまた皆アンプ付のばかりなのである。パッシブ・ウーファーを探すと激安家電でCEC
AZ-P1というのが7800円で売っているもを発見。→現在カーオーディオで活躍中
●音質重視のパッシブタイプウーファー
●置き場所を選ばないコンパクトタイプ
●サイズを越えた迫力の重低音サウンド
●AZ-PW1の主な仕様
・ユニット: 10.5cmパッシブウーファー
・インピーダンス: 8Ω
・再生周波数帯域: 60Hz 〜 200Hz
・音圧レベル: 90dB
・許容入力: 50W(定格25W)
・外形寸法: 270(W)x 210(D)x 155(H)mm(レッグを含む)
・質 量: 3.4kg
・カラー: ブラック
標準価格 12,600円(税込) が7800円である。購入手続をした次第。
もし こういうのが無ければ自作するしか無いと考えていた。
例えばアッテネーターやディバイダと30cm位の得体の知れないウーファーを組み込んだ自動車積載用のサブウーファー筐体は山ほどYahooオークションで見かける。
30cmウーファー(プレス抜きの素材不明メーカー不明)で一ヶ2千円とかで売っているから三万もあればフロア型のパッシブ・ウーファーが出来る。ただ「でかい」ので邪魔になる。
カーオーディオ分野ではCDプレーヤーやMDプレーヤーにはプリアンプが付属していて パワードスピーカー側にアッテネータとかが付いている方が高級品扱いのようだ。
よくワゴン車の荷物室でネオンが音量に比例して輝いているのが その仕掛けだが、運転に支障が出ないのか?
5月22日 韓国製パッシブ・ウーファー¥10500.オークションストアで購入。
で、早速パッシブ・ウーファーが届いた。外箱を見ると韓国製品。
ピュア・オーディオ系では韓国製品が少ないな、と感じている。それはともかく箱から出してみると大きさが思ったよりも小振りである。よくエレキギター入門セットなどで付属してくる小型アンプと同じ程度。
大型の百科全書二冊〜三冊位の大きさ、という物。
左右の入力の他に出力も付いているが今には珍しいバナナプラグ非対応の噛付き型クリップである。
ペンライトで内部構造を見ると、一応バスレフになっているが それ以上は見えない。裏ぶたを外してどうなっているか 後から観察しよう。
で、スピーカー切替機と接続し 早速実験、相変わらずテストはWe Get Request=オスカー・ピーターソンを使っている。
最初のイントロのベース・ソロの部分〜「ん?何も変わらんのでは??」と..........切替機でパッシブ・ウーファーのon/offを何回か替えてみたものの私の耳に判る変化は感じられない。
逆にパッシブ・ウーファーだけを鳴らすと ちゃんと極低音は鳴っているのだが音量に迫力がない。こいつだけ別体のアンプを.....ってそれじゃパッシブ・ウーファーじゃなくなるなあ。
ブツブツ言いながらボーカルに曲を替えて見るとアラ不思議、どうしようもない「ドン・シャリ」が一応聞ける位まで柔らかくなっている。
アンプを中華アンプ「MS-34B」から中華アンプST-6P1に替えると ウーファーの能力が俄然出現してくる。
音質の改善とまではいかないが 別体ウーファーの意義は有りそうだ。つまりMercury F4 Customで捨てている分の低音成分を付加する価値位は有りそうだ。
出力の弱い300Bシングルなんかだと特に有ったほうが良い道具かも知れない。アンプにスピーカ切替機能が無ければ切替機を付ければ同時に三台位までは鳴らせる。
市販のスピーカーだと低いほうの重低音として人間に関知出来る周波数から下は無くても構わない、と判断して商品を作るわけだが 重低音以下の周波数成分を加味する事に意味が有る様だ。
逆に超高音域を付加し音質改善を狙った商品も数万円から販売されているわけだし。
このCECのパッシブ・ウーファーはサイズから見て10.5cmの安価なユニットを使っているわけだから もう少しマトモな10cmクラスのウーファーに代えれば、と考えている。(現在は低音が弱いカーステレオで使用中。そっちには向いていた)
6CA7をクワッドで購入
(写真の MS34-Bは真空管ガードを4本抜いて、球を見易くしています)
EL-34も EL-34BもKT-88も飽きたし 何か別系統の球は?と色々探すと6L6GC系で たまにこいつの「太管」と紹介されている位 親戚筋の球が有った。
中華アンプ雅琴「MS-34B」のフレーム上面のステンシルにも6CA7の文字が有ったっけ。
一回も使った事が無く 見た目も好きなダルマ型に近いし、と一番安いEタイプのクワッドで購入。11463円(落札金額10500+60サイズゆうパック送料
700+梱包荷造料263)さすが「昔音屋」さんhttp://vintagesound.jpである。
これ秋葉だったら半額近いんじゃなかろうか?
で、この6CA7だが簡単に言うと差し替え直後は「期待外れ」な結果である。
一応10時間エージング済み、というクワッドで購入しているので 最初にバイアス調整を一回だけ行うと、その後はピタリと一定しており こまめな調整は不要というのは素晴らしい。
しかし音であるが、評論家諸氏の言うような「味の違い」とかいう問題ではない、一部の楽器の音が消えてしまうのだ。
テストは必ずWe Get Request=オスカー・ピーターソンを使うが、最初のシズルシンバルも気の抜けた力が無い状態で、更に続いて聞こえるはずのバスタムが聞こえない。良いアンプを使えば シンバルの辺縁を叩いているか それとも中央部分膨らみのある辺りを叩いているかを小音量でも区別出来る。
中音域にDrive感というのか 手っ取り早く言えば力が無い。リズム隊で中高音域担当の音が聞こえなくなる。ボーカルの声も何となく気の抜けた感じで サラ・ヴォーンの声が日本人女性ボーカルみたいになる。
以前使用していたエレキットのTU-879Rは6L6GCがパワー管だったが これを「細管」と呼び、6CA7を「太管」と表現している本が有る。だけどこんなに差が有るのでは単に細い太いだけの違いとは思えない。
パワー感だけなら やはりKT-88の独壇場だし EL-34系のマイルド感はあるが全ての楽器をきちんと再生するという能力から見れば 6CA7新品は「ハズレ」状態..........エージングで何がどれだけ変わるか時々試してみようと思う。(二週間経過後から性格が温厚な感じに変わり、KT-88に近いEL34Bという感じになった)
5月下旬
Little Dot MK IIがエージング終了したらしく 音質変化が少なくなったが「ヌルい」方向に行き過ぎた感じがする。
中華アンプST-6P1のプリ・アンプとして使用している分には判らないが ヘッドフォンを使って静かに聞いていると却ってスピーカーを鳴らしたほうが細部の分離が良い位になったしまった。
特にスーパーツイーターを加えてからの変化が素晴らしいので ヘッドフォン単体の評価も厳しくなる。
本来なら どんな優れたスピーカーシステムも二〜三万円のヘッドフォンには負ける筈。
こりゃあ 6CG7との相性か?と6N6に戻してみると流石オリジナルだけあって こっちの方がパワー感が有るし 楽器間の分離にも優れている。6N6の方が明らかにパワーも上がっている。確か規格では単に6CG7と6N6は同じモノの筈なんだが?
サブシステムの中華アンプST-6P1+ Little Dot MK II組は これで完全なmade in Chinaの組合せになったが、音はオリジナル6N6の方が良い。問題は球のトラブルが起きないかどうか、であろう。
だけどアンプ本体が一万円ちょっと、で Little Dot MK IIが三万円近い(本体21900円+交換球)と逆転現象を起こしているんだから嫌になる。最初からアンプにヘッドフォン・ジャックが有れば良いのに........。
ST-6P1は安価で作りもイマイチだが性格が素直で 変な癖が無いので使いやすいアンプだと思い始めている。
日本じゃ このアンプを自作すると どうやっても三万円は越えてしまうわけで 手間暇を考えたらYahooオークションで落札するのが手っ取り早い。
ところで現在中華アンプ「MS-34B」は全くプリアンプを使わない状態で使用しているが、本来これは望ましくない状態だと思う。
KT-88PPアンプという事から考えると メインアンプのボリュームを上げっぱなしで 音量はプリ・アンプで調整する方が 球アンプらしさが出る。
出来れば簡単なトーンコントロールくらいは付いている管球プリ・アンプは案外市場には少ない。
今度入れ替えたMercury F4 Custom+スーパーツイーターシステムは実に素直な良い音を出してくれている。
超低音の欲しい時にはパッシブ・ウーファーをONにしてやると また別世界となる。
095月28日深夜、ラックから 殆ど使わない旧型のCDプレーヤーを撤去し、中華アンプST-6P1を中段に据え 今迄横置きで使い難かった
Little Dot MK IIを縦置きに設置し直した。
取りあえずこいつは中華アンプST-6P1のプリアンプ代わりに使用しているのだが それが功を奏しているのか知らないが 大変球っぽい良い音で鳴ってくれている。
10万円以下でバラコンを組むなら この組合せとPE-101Aのバックロードホーンがオススメであろう。
オーディオ深入りの切っ掛けは「i-Podで良い音を聞きたい」だったのだが 途中から些か赴きが代わり、「自分が聞きたい理想の音探し」になってしまったが、「安く」は大前提のままである。
翌29日、雅琴「MS-34B」用のプリ・アンプを兼ねてエレキットTU882ASという半完成型のヘッドフォンアンプの購入手続をした。
本当は100台だけの限定生産だったそうだが 更に100台追加生産したそうである。
全て自前で組み上げるTU882が売り切れてしまい 基板完成済みのASが残っていたらしい。
多少のハンダ付け位なら苦にならないし TU882のほうが かなり安いんだが.......。
しかし エレキット社のショップからは直接Japan Net Bankへ接続し会計出来るハズが どうした事か銀行の方が何も手続きを間違えていないのに「御取り扱い出来ません」を三回繰り返す羽目になり その間銀行の口座がログアウト出来ないつまり開きっぱなしのままになった。
結局通常の振り込み手続を取ったが 取り扱い出来ません、というなら強制的に銀行はログアウトさせるべきだろう。この御時世 危なくてしょうがない。
かなり前から ヘッドフォンアンプを中華アンプ雅琴「MS-34B」の前にかませる予定では有ったが 中々機種が決まらなかった。
あちこちのショップを覗いてみるが、プリアンプIC とかOPアンプと言われる素子が挟まっていて、基本「全部真空管」という基本哲学から離れてしまうのだ。
i-Podなどの携帯型に合わせて ヘッドホンアンプもバッテリー駆動の小型の物が充実している。代わりに据え付け型の手頃なものが少なくなった。
あちこち「真空管」と「ヘッドフォン・アンプ」をキーワードにして探してみたら これが案外希望通りのブツが無いのだ。
大抵のヘッドフォンアンプはOPアンプが絡んでいて終段だけ一本の真空管で済ませて四万円程度のが多い。
またOPアンプを差し替えて音の違いを楽しんで下さい、のように丸で真空管みたいな売り文句まで有る。
外部出力端子が有り、真空管だけで回路を形成している物というと Little Dot MK Vとか Little Dot MK
II、になってしまう。同じ会社のを二つ揃えても面白いが ここは後のことを考えて徹頭徹尾真空管回路だけのエレキットTU882ASを選択。ついTU-879RとTU-875を売り払ったついでで うっかりエレキット社の存在を忘れていた。
別な話になるが、下取り価格もポイントになる。
中華アンプはYahooオークションに出すときに買った価格の10%程度ならマシなほうだからなあ....... Little Dotは有名ブランドだから些かマシだけど それでも40%程度だろう、と。
で これを探してネットを彷徨っている時に妙な物を発見した。最近の中国製真空管アンプによく見かける「真空管ガード」である。リング状の金属板を3本の縦棒が支える型式で金と銀の二種類がある。これを2セット(金)購入した、愛想の無い真空管完全剥き出し状態も悪くはないが 安っぽく見える。
本体への取り付けは 金属リングのネジ穴に合わせて Little Dot MK IIの筐体にドリルで3箇所づつ穴を開けパネル裏面から取り付ける。まず本体の上蓋を外し リングをガイドに使ってポンチで印を付け 愛用のリューターで金属加工用ドリルを低速で回し少しづつ穴を開ける。都合12箇所開けたら裏側からビスを入れて金色のリングを通し 一段目の縦棒に固定する。結構面倒な作業なので相当の工具を持っていないと取り付けるのが難しいかな?と思う。真空管の高さが高低差があるのでControl
Tubeは2段、Power Tubeは3段として真空管の差し替えが楽なようにする。出来上がりは写真の通りで、いかにもmade
in Chinaの風情漂う逸品となった。銀色にしておけば良かったかな?
使用中のヘッドホンだがMDR-XD400という密閉型のSONY製品を使用中。どうも開放型とか半密閉型は好きになれない。
MDR-XD400は SONY内部の位置付けではAV用のらしくオーディオ用というのは別扱いになっている。
密閉型のわりには圧迫感が少なく 熱気も篭りにくい。
両側のハウジングに妙なスライドスイッチが付いていて これの位置を変えると音場が変わるというのだが然程の効果は感じない。
低音が少し抜け気味なのが気になるのと、こないだ秋葉で試聴したAKGの三万円也のセミ・オープン型の音やSONYの密閉型高級機種の音を聞いてしまうと 新しいものが欲しくなる。
ヘッドホンも それだけで一つのオーディオ世界を形成するものだから、買う気になったら全て試聴しないといけない。名前だけで選ぶと Mercury
F1 Customの時のように、低出力シングルアンプに低能率SPなんていう組合せで失敗する。密閉型の低音で慣れていると バランスこそ取れているが開放型のスカスカした音場には違和感を感じる。
6月1日エレキットのTU882ASが到着。
本体外箱の上に更に大きい段ボール箱とパッキングが厳重に施されている。箱を開けてみると呆気ない位 簡略化された各パーツと基板等が整然と包装されている。
実際作ってみると 実質一時間かからずに組み立てられる。必要なのは小学校中学年程度の文章読解力とプラスドライバー一本、普通のハサミが一本(一回だけ使う。後は小袋開け)だけである。イモネジ用のアーレンキーはセットに含まれる。
もう一回作れと言われれば絶対30分以内で作れる。ハンダ鏝は一切使わないので電気関係の工作に自信が無くても大丈夫である。
取敢ず説明すると (写真参照)
まずケースに基板を支えるパーツ(金属管)をネジで4本組み付ける。
そしてケースを貫通するシールド線3種をより合わせてから本体ケースの穴を通しておいて基板を留める。
縒り線三種を基板の所定のコネクタに嵌める。
次に電源トランス基板を支えるアルミ板をケースにネジどめ。
トランス基板をネジどめし さっきの三種の反対側を所定のソケットに嵌める。
電源ケーブルを嵌める。トランスカバーをネジどめ。
底板をネジどめ。
電源スイッチに埃除けの布きれを被せる(ここでハサミを使う)フロントカバーをネジどめし、ボリュームのツマミを付けて はい御終い!である。呆気ないほど簡単。
何故かネジが数本余ったのだが 多分無くした時用のスペアだと思う。
あとは真空管二本を差して カバーをネジ留めして終了。










パワーアンプのTU-879Rのように堂々たる真空管ではなく 可愛いサイズの球なので、カバー無しで剥き出しにしても見た目の迫力は無いから カバーをきちんと付けた。
真空管アンプの醍醐味は赤く光る球が見えている事も要素の一つ。そこらへんは空冷エンジンのオートバイにも共通する。メカ剥き出しの美学か?ちょっと残念、交換可能な背の高い球は無いかな?と。
TU882ASのもう一つ良い点はスルー回路が有る事だと思う。i-PodからのケーブルをTU882ASに繋いで そのOutPutをパワーアンプに繋いでおけばTU882ASの電源がオフでもパワーアンプから音が出る。
Little Dot MK IIは本体の電源を入れないと駄目なかわりに プリ・アンプ代わりに Little Dot MK II側のボリュームコントロールが使える。真空管アンプは面白いもので、パワーアンプのボリュームをMAX近くまで上げておいてプリアンプで音量をコントロールすると球の性格が良く出て 結果良い音に巡り合える。
プリ・アンプとパワーアンプの相性の良いボリューム位置はマシン毎に少しづつ違う。
フロントパネル向かって右一番上の穴は ヘッドフォンではなくミニジャック用の入力プラグ用である。
最近見かけるヘッドホンアンプは大概が内蔵バッテリー駆動の物で 据置型で真空管となると明らかに趣味の世界だが 石アンプでは絶対聞けない音色だと思う。
使用している真空管は GE5670Wで これは比較的高価なWE-396Aと差し替えが可能な筈だが まだ実験はしていない。WE-396Aは出物が少なく、出ても5本ワンセットだったりする。
TU882ASと Little Dot MK IIの音の違いだが TU882ASは 明瞭な明るい音色、しっとりした音が
Little Dot MK IIという印象である。クラシックなら文句無しに Little Dot MK II、ジャズやポップスならTU882ASだろう。
TU882ASは明るく派手な分だけヘッドフォンそのものを選ぶのではないか?セミオープン型のAKGあたりが似合いそうな感じである。(自分はSONYのMDR-XD400を使っている)
MDR-XD400との相性なのか多少ギラついて聞こえるパートが有る。いつも試聴で使うWe Get Request、最初のシズルシンバルの音がハイハットシンバルと重なって聞こえ煩く感じる。ボーカル特に女性ボーカルは向いているのか明るくはっきりした声で中々好印象である。
6月4日深夜「自作オーディオプリアンプその17」というのをYahooオークションで落札した。中華アンプ雅琴「MS-34B」にはトーンコントロールが付いていないしイコライザー程細かく分けなくとも実用上差し支えない。落札したのが6月
4日 22時 11分、実は中華真空管プリ・アンプが25000円で直前に落札失敗。で、説明文を転載すると
「低雑音IC NJM2043D二個使用トーンコントロール付きプリアンプです。」
入力3系統録音出力を装備し実用本位になっています。
また、ICソケットを使用していますので他のIC(OPA2134PA)と取り替えて使用することが出来ます。
LEADケースAM-5Dに収めました。寸法巾31センチ高さゴム足ともで11センチ奥行き20センチ本体重量約1.8キログラムです。高音質をお楽しみ下さい。(2009年
6月 2日 6時 53分 追加)トーンコントロール付でない真空管メインアンプ等最適に使用できます。とのことで、神戸に御住まいのT崎さんという方の自作アンプである。
今使っているイコライザーはST-6P1につないで、現在雅琴「MS-34B」へプリ・アンプとして接続している Little
Dot MK IIを純粋なヘッドフォンアンプとして開放する。
やはり雅琴に直接音源から入力するのと Little Dot MK IIを通してから入力するのでは低音の出具合が全く違う。
雅琴「MS-34B」だが鳥籠型の真空管ガードが余りにもゴツ過ぎて 真空管の姿が着座位置では殆ど見えない。真空管の異変を察知するのに不都合なので 鳥籠をバラして横棒を一本置きにしてみた。すると今度は上面がスカスカになってガードの意味が薄くなる。結局正面から見える部分の横棒4本を一本おきに間引いて管球が目視出来る様に改造した。今使用中の球はKT-88なので見た目デカイから迫力がある。SOVTEKのEL-34は放電なのかオーロラのような淡い光りが部屋を暗くすると見えている。
6月6日 「自作オーディオプリアンプその17」が到着.早速試聴してみる為 雅琴「MS-34B」の手前に入れてWe Get
Requestを鳴らしてみる。何と表現すべきか判らないが 何となく全体がキラキラしたような音に聞こえる。トーンコントロールのON/OFFが出来る様に作られているので 最初は全く切った状態で試聴したが、しっとりした球の音ではなくなった。今度はトーンコントロールをONにして色々弄ってみたが 何とも派手な感じの音になる。相性の問題か?とサブシステムのCoral-ST-6P1に繋ぎ直して聞いてみると こっちは更に悪化して まるで出来の悪いMP3プレーヤーに それに付属のイヤホンで聞いているような安っぽい音になる。成程これだから真空管アンプ派が最近増えてきているのだな、と実感。
今風のピコピコ系サウンド代表として「中田ヤスタカ」氏の曲を選んで試聴してみたが これはもう人類の聴覚神経がどうにかなりそうな音となる。このプリ・アンプはトーンコントロールが低中高に分けて付いている為興味を持って落札してみたのだが 真空管に合わない。特に最近見かける事の多い終段だけ真空管って意味が有るのだろうか?と思っていたのだが 成程この音質を何とかするには終段に双三極管でもかませておかないと聴覚神経が危なくて仕方がない。
もし有ればエレキットあたりでトーンコントロール回路を組み込んだTU-875か同じくトーンコントロール回路を組み込んでプリ出力にしたTU882ASを作ってくれないかな?と。ま、足して二で割ると欲しい機種になるのだがなあ。
このままだとシステム全体が中華アンプになりそうな予感がする。(-.-;)
6CA7だが これで約100時間程は使っただろうか?しばらくぶりで腰を据えて音を聞いてみると 中々腰の有って張りの有る良い音に変化している。10時間程度のエージングでは全然足りなかったらしい。
パワー感はKT-88には及ばないもののEL-34Bよりは力強い。繊細さはKT-88より上でEL-34Bより やや弱いかも知れない。秋葉だとクワッドで約五千円だから この手の出力管としては最安値の部類に属する。ネットだと二本で5千円級だからEL-34Bよりは安い。クワッドとなると価格の僅かな違いが大きくなる。
しかしEL-34Bと同等の分解能と定位は間違いなく持っている。We Get Requestだと一曲目にシズルシンバルを八小節叩いて次からはハイハットシンバルだけになる瞬間が奇麗に表現出来ているし6L6GCより明らかに力強く 妙にギラついた音ではない。ただ最初に聞いたときの音が余りにも酷く「うわ失敗した」と思ったところから考えるとエージングって大事だな、と思うのと早合点してYahooオークション辺りで流さなくて良かったな、と思う。色々なタイプの音を聞いてみると女性ボーカルに艶が有りファルセットの擦れ声を嫌み無く表現する不思議な球である。逆に「ドスン・バタン」系の怒鳴り声系女性ボーカルは「下手」な部分が抽出されるようで面白い。同じ曲をKT-88で聞くと迫力有る女性ボーカルに聞こえるし EL-34Bで聞くと各パートの分離が良いだけに「バラの雑音の集合体」に聞こえる。
自分はIC等は全く判らないのだが どうやら今そちら系では「OPアンプ」という物が似たような感じで 交換することで随分と違うらしい。先日買った自作プリ・アンプも「OPアンプ」を交換して楽しめ、という事が書かれていたので余裕が出来たらやってみよう。ちなみに今はサブシステムのCoral-ST-6P1のプリ・アンプとして稼働中である。ただ 真空管らしいウェット感は感じられない。これを避ける目的で
Little Dot MK II→プリ・アンプ→ST-6P1/P.P.の順番で接続しギラギラ感を多少は和らげている。
話変って「i-Tune Shop」である。最近ジャズ系で非常に安価なアルバムが出てきて中々面白い。「北欧系ジャズ」が二種出ているのだが900円で30曲入っているし演奏自体もかなり高レベルである。ジャズ盤自体も有名アーチストのものが1500円〜1200円で売られている。
i-Tune Shopだと売れ行きベスト100とかが閲覧出来るが ジャズ系では格安盤がかなり上位に食い込んでいる。思わずアルバム買いに走っているから大蔵省に後日怒られそうな感じである。
アルバムの評価欄を読むと どうやら私と同世代の方が売れ行きを支えているらしく「ジャズ喫茶」の文字がよく見られる。あの不思議な空間のイメージは他では絶対味わえないものだし 多分「カラオケ」が大嫌いだろうな。自分的にはアルバート・アイラーなんかが好きになったのはジャズ喫茶のお陰だし 今でも好きだが、アンプの評価に使うには ちょっと辛い。例えると却って判りにくいが「志ん生」と「文楽」の噺の違い。
フリージャズの志ん生と カッチリした文楽の違いで、アンプの評価は誰でもイメージできる文楽師でないとどうもやりにくい訳。
6月10日 真空管プリ・アンプ「翔聲768A型」をYahooオークションで入札開始。500円差で落札失敗.......(;_;)んー案外人気商品なのであるなあ、と。
ま、それは兎も角やっぱり球の音には「OPアンプ」は向かないのだな、と感じた。
凄かったのは「ケルンコンサート」、あのキースじゃレットの鼻声の歌が前面に飛び出して聞こえる。やっぱ違和感感じますよね 床を踏みならす音が随分と手前側で聞こえるし。これは。普通に管球アンプで聞いているとピアノの音に被るように 小さくキースの鼻歌が聞こえ 床を踏みならす低音が時々ピアノの位置から聞こえないと おかしい筈なんですが、まあマイクの設置位置が妙ちきりんなライブ盤も有るからなあ。
ところが「OPアンプ」使用のプリ・アンプを経由すると キースの鼻歌がピアノの音と別に大きな声で聞こえるのです。床を踏みならす音は まるでバスタムの音。勿論これはトーンコントロール回路をoffにしての結果です。やはり球で構成したシステムには球のプリ・アンプですね、一箇所でも石が入ると その音に引きずられる結果になります。
6月13日 先日落札失敗した中華プリ・アンプ「翔聲768型」電子真空管前級放大器=やっと落札成功。今回は的を絞っての応札だったから なんか嬉しい。しかし正式名称はなんだか凄い機械みたいだけど 放大器がプリアンプの事らしい。今度は500円差で逃げ切った。やはり微妙な落札者心理は 精々上下500円の差なのだなあ、と。大体2万3千円位で決定し土日曜日は少し高値で落とされる。結構人気商品なのである。
6/17「翔聲768型」電子真空管前級放大器到着(以下宣伝文搭載)
◆商品紹介
商品の詳細は以下表を参照ください。1
商品名 真空管プリ・アンプ 翔聲768A型
高品質■ 真空管式プリアンプ 音響大手メーカー製 D-768A ☆
商品紹介 高品質■ 真空管式プリアンプ 音響大手メーカー製 ☆ 新品
「翔声社」の真空管プリアンプです、ヨーロッパでCE認証を受けています
欧州、北米にも輸出されています。
スペック: D-768A ;
周波数特性 10Hz?30KHz
寸法 W290×D230×H145
input sensitivity 500mV
input impedance 100KΩ
s/n比 90dB MM入力時 68db
出力抵抗 50KΩ
重量 21kg
使用真空管 12AT7×2、6N3×2、6N11×2(間違っている)
6Z4 6N11 6N3 12AX7の4種 8本が正解である。
部品は日本、ドイツ、など外国のものを多用しています。
特徴
入力5系統
LPレコード(MM型)直接使用可
パソコンとUSBで直結、(MP3等)使用可
イヤホン端子あり(SPと出力自動切換え)32Ωー600Ω ←自動切り換えでは無い
一度このすばらしい音をお試し下さい。
付属品 電源コード、Owners manual
その中国語manualによると
「”翔聲”768型電子真空管前級拡大器。本放大器是経過多次政進、含心設計製作、厳格検測的産品」「外観造形典雅荘重、品位不凡。」等々素敵な単語が行列してて日本語フォントでは登録されていない美辞麗句が四文字熟語で並んでます。味わい深い表現ですね、「品位不凡」か。その中で「日本」が出てくる箇所があり それは何処かというと「日本ALPS或台湾W.L.電位器音量控制、徳国WIMA紅色MKP聚丙稀電容融合、臺産無感金属膜電阻。」だとのこと。アルプス頑張ってます。徳国って独逸のことかな?
ちなみに交換可能な真空管は下記の通り。NET/WEBで探すと結構ヒットします。
6N3=5670 2C51
6N11=6922 6DJ8 ECC88
6Z4は傍熱型整流管で交換しても余り意味はないと思う。
12AX7はあちこちのブランドから色々出てるから御好きな物で交換可能。
翔聲768A型は、管球上面ギリギリの高さに管球保護目的のアクリル板が水平に張って有る為 球の背丈が問題になる。ま、いざとなりゃ取っ払うか穴を広げれば吉。
交換「可能」球や同等球というのは「性能が同じ」という意味で「ポン付け交換可能」と意味が違うい。
私は「ポン付け可能」なら そう書いている。
ラスト三枚は真空管交換済み
しかし ここに至って実に大陸的な中国製品に初めて当る。私は大人なので気にしないが 怒る人もいるかもしれんので 一応気になった点を記す。
まず電源切り換えスイッチが220Vのまま到着、これは最初に見るポイント。→すぐ110V側に切り替える。
真空管は小さな段ボール箱に一本づつプチプチで巻いて かつセロテープでグルグル巻き。
プチプチを鋏で切開しないと取り出せないミイラ男状態。何せ8本有るから大変。
真空管の足が曲がってるのが三本混ざってる。まあ、かつての日本製もこんな感じだった。
真空管下部にR1〜4 L1〜4の数字のシールが貼布されていて それを説明書の図の通りに差し込んでいく。
真空管は8本有る。写真を見ていれば気付くから大人(たいじん)としては気にしない事にする。
箱出し状態では上面の真空管保護板は付いていない。支え棒になる金属棒5本を本体穴にネジ込んで柱を立ててから保護板の合成樹脂製パネル(サランラップで包んで更に紙で巻いてあった)を所定の穴に押し込み(結構ズレてます)上ネジを手で止める。
勿論真空管を差してからでないと保護板は付けてはいけない。R1L1は保護板とスレスレの高さになる。
説明書は中国語のみ(簡体字が読み難いが何とか判る.漢字は偉大だ)その説明書は本来バインダー型式だったものをバラしてホッチキスで表紙を留めている。大人は気にしない。
新品なのにSERECTORのダイアルが嫌な軋み感が感じられ、午後の方向まで回ってしまう。ツマミはイモネジ固定でなく恐らく差し込んであるだけのようだ。
クリック感の有る場所とパネルのステンシル文字とひどくズレるが大人は気にしない。
TONE CONTROLのボリュームがBASS TREBLE二つとも異常に硬い。向かって左がTreble。
TONE CONTROLのON/OFFスイッチだけが異常に安っぽく ガリと軽い接触不良が有って横に強く揺するとパリパリ雑音が出るのと ここだけ部品を後から弄った形跡が有る。
パネル面にON/OFFのステンシル文字が無く、どっちがオンだか判らない。入れてみれば判るから大人は気にしない。(下向きがON)
ただトグル・スイッチが異常に安っぽいというのか、秋葉だったら探すのが難しい位 でワッシャーからナットまでパネルから丸見えなのが大陸的。大人気にしない、後日交換予定。
多分 総バラシして普通のトグルスイッチかランプ付押しボタン式に交換予定。(元はその積もりだったのでは?穴サイズもステンシルが無いのも その為では?)
フロントパネルには他にヘッドフォン用の穴が開いているのだが こちらはナットがパネルから見えない様に隠されている。Yahooオークションの説明ではヘッドフォン自動切替の筈だが 自動では切り替わらない。尤もプリ・アンプを使うユーザーならメイン・アンプの音量を絞るかOFFにすれば良いだけのこと。
元の設計ではTONE CONTROLのON/OFFなんて考えてなかったか 本来のパーツが入手出来なくなったか そんなところかと思う。
ランプで思い出したが 支那製品にありがちな派手な電源ランプが無いのは有り難い。 Little Dot MK IIの電源の青色LEDは暗い部屋が明るくなる。
真空管アンプに電源ランプ不要かというと そうではなくプレヒート中は赤、安定したら緑、というのが本来は望ましい。30秒から60秒程度のタイマーリレー一発だが 価格に跳ね返るので気にしない。
電源コードは例の三本足プラグだから二本足用アダプタが要る。→115ボルト昇圧トランスにアダプタ経由で接続。この電源ケーブルで後日騒動となる。
昇圧トランスと三本→二本足変換電源ソケットアダプタは中華製品を日本で使う場合の必需品である。トランスが小振りで軽い物は大抵ヒーター電圧が低くなり真空管本来の性能が出ない。115Vとトランスに書かれている物が殆どだが日本の家庭用電源は110V出てなかったりする。
ま、細かい事は一切気にせず接点復活剤の御世話を受けつつエージング中。
勿論プリ・アンプでもマッチド・ペアの球なんか使っているわけはない。本来マッチド・ペアが必須なのがプリ・アンプの条件なんだが大人は許す。
中国管は見た目と造りが雑でガラスの透明度が低く内部のマイカ板が濁って薄くて印刷が不明瞭で時々真空が抜けてて特性が揃ってなくて足が曲がってる事さえ気にしなければいい。
文句が有るなら安い中国製の真空管音響製品を買わなきゃ済む話である。
まあ良い(頭に来ない)アンプを選ぶ鑑別ポイントは幾つか有る、価格が25000円以下であること(自作より安い=腹も立たない)
25000円以上の場合、25Kg以上の重量が有る事。アンプはトランスとコンデンサに尽きる。
真空管に無線用送信管を使っていない事(これはググれば判る)だ。無線用送信管はどうやら大陸では余っているらしく 見た目は直熱ST管っぽく立派だが 電力大飯食らいの割にアンプに向かず部屋の暖房に向く。
これはオクでの落札価格、評価、修理業者のレポート等を総合して得た個人的基準だからハズレもある。日本でYahooオークションに出始め時代の中華アンプには相当酷い物が有った様だ。
よくプッシュプル回路はヤバい、とHPで力説されているユーザーもいるが、初期のPPアンプは大抵「発信」「ハム音」で使い物にならなかったり、 トーンコントロールは使えたら奇跡状態だった。現在は取敢ず重たい物を選べば そう外す事は無い。
私の場合「音琴MS-34B」も「CHORALE-ST6P1」も「当り」だった。CHORALE-ST-6P1は1万円ちょっとで新品を入手したし 「音琴MS-34B」は30Kgを超える重さ+KT-88かEL-34B使用アンプである。
(さっき念のためYahooオークションを確認したらCHORALE-ST-6P1を39800円で出している出品者が居た)
しかも激安「CHORALE-ST-6P1@P.P.」は存外素直な音でオリジナル球を交換せずに鳴らしても素直な音で妙な色が付かず充分鑑賞に堪える。
「翔聲768A型」は商品の説明で、使用真空管が間違ってるのがご愛嬌で 6Z4 6N11 6N3 12AX7の計8本(しつこいか)である。6本を入れ替えて 露西亜・東欧管に交換すると約8千円円弱位になる。勿論さっさと手配してある。作り手側もたまたま手元に数の揃う球が有れば使ってしまう工作レベルだそうだ。12AX7(6N4)なんかは有名管だが随分と貧相な球が付属してきた。ま、この価格じゃあ無理もない。
しかし真空管の型式番号は表記統一は何とか成らない物か?頭の数字がヒーター電圧というのが一番判りやすいし慣れている、EUの4ケタ数字は全く球のイメージが湧かない。
今回の6Z4(=整流管=6X4のピン配置違い)も直熱管でアンプ世界では有名なST管と同じ名前である。
Yahooオークションで中華アンプを見ていると「送信管」をアンプに使ってるのが目立つが何せ目的外使用だから効率が悪い癖に重たいトランスを背負う羽目になる。
今回プリ・アンプ導入は「レコードプレーヤー接続予定」が有り「USB接続でMacとつなぐ」のが目的。単にi-Podとつなぐ、とかだけならプリ・アンプは入れない事、音が悪くなる確率が上がる。
最近のパワーアンプであれば4系統位は入力出来るので 敢えて音質悪化の原因ともなるプリ・アンプは不要。
前にも書いたが「音琴MS-34B」でさえ4系統の入力をリモコンで切り替えられる。
私の書斎は洋間でフローリングの6畳間なのだが「音琴MS-34B」の8本と「翔聲768A型」の8本の計16本の真空管が発熱し たまに
Little Dot MK IIの4本かTU882ASの2本が加わって発熱する「無エコロジー」環境。更にMac=G4dual.PPC
G4の発熱が並ではない上に強勢空冷ファンから熱風が吹き出すから 冬期暖房が不要だ。(CPUは二ヶとも65度まで熱発する)
ま、そのMacとUSBだが私のMac=G4dual1.42GHz PPC G4/ memory2GBと接続して実験、見事に接続OK...ってレベル低すぎ。Windowsと違ってサウンドボードという厄介な代物は不要、昔の8500とか家電MacならRCA出力まで備えていた。現在のG5MacならWindowsも併存可能なのでサウンドボードの追加も可能だ。
i-Tunesも本家Macの画面のほうが圧倒的に使いやすい。データをプレイヤーで分けようがアルバム名で分けようが 有名盤だけ別にしようが単純作業で数秒有れば出来る。
そうして作ったi-Tunesのリストからガンガン音が鳴らせるのが嬉しい。i-Podのクリックホイールで選曲するより格段に楽だし 例えばアルバムの何曲目の何秒の箇所か確認しつつオリジナルのCDとかが作れる。
昔エアチェックなんてしてた世代なら懐かしい作業だ。74分のCD-ROMにギリギリまで好きな曲を詰め込むなんて エアチェックでテープを作った経験の有るオヂ世代は慣れたものだ。
「翔聲768A型」は まだ分解+整備は、していないが(一応バラして中は確認したが) 手作りっぽい味というか、器用な人ならもっと立派なアンプを自作で造れるレベルなので 何れ完全分解整備くらい覚悟している。
ま、取敢ずTONE-CONTROLはあまり....というか 効かない(-.-;)雑音が出ないので大人は平気。
ON/OFFスイッチを切り替えOFFにすると音が大きくなる。トグル・スイッチを切替える時 ガサ音が出る。
しかもこのスイッチは製品になってから一度取り外しした形跡が残っている。どうせ交換するならガリの無いのと交換して欲しい。それにどうもスイッチ自体が出来損ないでは?という疑いが有る。
TONE-CONTROLに関しては球のエージングの状態で全く変るし 球ごと交換してしまえば全く変る類いの症状なので評価はまだ、である。
スイッチはなあ........もうちっとマシなの無かったの?と。丁度プッシュボタン式スイッチの穴のサイズに見えるのだが?
真空管ソケットは安っぽいが瀬戸物の物を使っている。国産なら金メッキとかしてあるが そんな小技は使ってないが激安なので許す。2万円じゃ日本では真空管も揃わない。
少なくとも「翔聲768A型」を「音琴MS-34B」の前段に入れても音質が落ちる事は無い。
ついでに実験したが「CHORALE-ST-6P1@P.P.」の前にかませても音質悪化はしなかった。
正確に書くと、i-Pod→TU882AS(ELEKIT真空管ヘッドフォンアンプ)→「翔聲768A型」→「音琴MS-34B」の順番でつないである。TU882ASはスルー型なので間に挟んでも私のシステム程度で実害は少ない。
サブ・システムは Little Dot MK II→CEQ1215→「CHORALE-ST-6P1@P.P.」で並んでいる。
テストで「We Get Request=Oscar・Peterson」「チックコリアのケルン コンサート・ライブ」を聞いてみる。
まず変なノイズ音とか出だしのシズルシンバルが小うるさく聞こえたり 妙に小さく纏まったりというのは無い。「OPアンプ」使用の石系プリ・アンプだと この症状が出る。
「チックコリアのケルン コンサート・ライブ」でも鼻歌がガンガン前に出たり足音が煩かったりはしない。TONE-CONTROLを効かせようとするが現段階ではBASSは4〜5時TREBLEは3〜4時まで回さないと効いた感じが得られない。
TONE-CONTROLスイッチをoffにすると途端に音量が大きくなるが 恐らく前述の理由での不調だろう。
でなきゃ回路設計に問題が有るのか?
もしかすると管球が原因の場合も有るのでエージングや交換球で確認が必要。多分スイッチ交換は必須だろう
。
初期の総合評価=プリ・アンプの存在意義は多くの入力機器を捌き 更に良い方向に音質を変化させる事に尽きると思う。
音質を劣化させたら存在を否定した方が、つまり買わない方がマシである。「翔聲768A型」電子真空管前級放大器は音質劣化は無く 5台の入力機種が捌ける。
更に約22000円という価格を考慮すると
「買っても良いが文句は言わない事」というのが現段階での判断である。「何が何でも必要」ではないし「不必要」までもない。「絶対買うな」という程酷くはないが上記のように ソコソコのトラブルは覚悟が必要。
6N11 6N3 12AX7は山勘だが別な球に差し替えたほうが良いだろう。エージングで6P1のように化ける可能性も有るから続けて使っては見るがヒーターの赤熱具合が全品バラバラ......これは余り良い徴候ではない。
話変わって「音琴MS-34B」である。KT-88もEL-34Bもエージングが済み 差し替えても最初にバイアスを合わせると何時間経過してもビクともしなくなった。個人的にはKT-88の強いドライブ感が好き。
同時に音質も落ち着き20万クラスのアンプとでも勝負出来る能力を見せている。元々KT-88ならば60+60W程度なら軽く出せるから低能率スピーカーでも無理なく鳴らせる。これは中々良い買い物であった。
6月18日夜間、「翔聲768A型・放大器」が どうも変。エージングが適当に進んでいる(約数時間だと思う)筈なのだが 益々TONE-CONTROLが効かなくなりMAXまで回し切って歪む寸前まで効かない。
真空管を見ると相変わらず全てのヒーターの光り方が違う。
球を取り払ってソケット部で電圧をチェックしたが ちゃんと電圧は確保されている。
こりゃあ土壺管球だ、と判断して(株)テクソルに12AX7=1092円 5670=GE白箱=1575円 ECC88(6DJ8)=Tungsram=1680円 の3セット6本をまとめて発注。(表記は一本の価格)
ただしテクソルさんは有名真空管のKT-88とかEL34Bは かなりビンテージ音屋さんよりも高い。
まあブランド品を多く扱う以上 価格も上がるのだが、本物の有名ブランドなら もう40年以上経過してるし ブランド名を正式に名乗った露西亜製品に果たしてOriginalの価値が有るのかは謎。
ビンテージ音屋さんは流石にモノがしっかりしているし10時間程度のエージングをして呉れるから バイアス調整の手間暇は確かに少なく軽くなるが「翔聲768A型」電子真空管前級放大器はバイアス調整無用。
Y ahooオークションの「ビンテージ音屋」さんの画面を拝見すると上部8割が宣伝広告で やっと商品説明1割、下に送料などの表示1割と見ていて非常にemotional
instability。
最初に商品説明を置いて欲しいと思う人間が多いから2CHのオーディオ板なんかはボロクソにこき下ろしている。
だけど半端田舎で真空管屋さんが無い私にとっては大変に有り難い存在なのだ。そりゃ秋葉で探せば激安品だって すぐ探せるけど。一々片道5040円かけて秋葉原に出かけるのは面倒なのだ。
閑話休題:真空管の場合個体差でヒーターの赤熱具合が微妙に差が有るのは良く有るが、片方真っ赤で片方ほんのり赤いとなると 相当気になる。特にそれが中国管の場合不良品を疑ってしまう。
真空管はいまだに旧ソ連というか露西亜管か東欧製品がベストで、中国というと格落ちのレベルではある。でもElectro-Harmonixだって結構トラブルを体験している。EL-34のクワッド買いだったが電源ONでガラス管内に花火大会というのが一回、試聴中に突如前触れ無しで管球内でスパークが起こったのが一回。真空抜けなんだろうけど かれこれ50年も前のGEとか国産球なんか平気で動くんだがなあ。
それからTONE-CONTROLのON/OFFのトグルスイッチの件は どう考えてもサブパネルに固定する筈なのにフロントパネルのアルミ製化粧板にナット固定したもので ここで接触不良を起こしているらしい。
サブパネルを付ける理由なんて ナットやビスを隠して格好良く見せる為のものだから ナットが見えちゃ既に無意味なんだがなあ。
6月19日深夜いきなり試聴中に「翔聲768A型」の真空管が全滅(消灯)!何もしてないのに!と焦りまくりでテスタを真空管ソケットに.......電気が来てない!それも全部!隣の同じ電源を引いている「音琴MS-34B」は問題なし。「やってもーた」「トランス破損」かよ、と引攣りつつ裏ぶたを開けチェックすると そのトランスに.........あれ?電気が来てない........ん?おかしいな、今迄鳴ってたのに?と電源ケーブルを3Pの別物(大昔の元祖のボンダイブルー
iMacのモノ)に交換したら呆気なく開通。.........(-_-#)
だけど電源断線って?初めてですね しかも何もしてない時に切れたってのは。別に急角度で曲げたり力を加えたりしてないのだが......。確かに非常に安価な様なケーブルではあるが いきなり切れるかあ?あー驚いた。
その間出品者の方にメールするわ 自己解決したと再メールするわドタバタ劇を演じてしまった。(-.-;)マジで冷や汗かきますた。トラブルというのは何処にでも発生するものだ、と実感。
しかしそのおかげでの内部構造が判明したので写真を撮影してから裏蓋を閉じた。意外に内部基板はしっかりと製造されている。問題は小振りの基板との間のリード線がいかにも細い。パワーアンプであれば「まず太い」のが原則だがプリ・アンプの場合は発信を抑える為同軸ケーブルを使うか丁寧に縒りを掛けるのが望ましい。ちょっと手を掛けてやった方が良いかもなあ。
確かにパーツとしては日本産のコンデンサや台湾製の抵抗等、かなり多国籍ではある。
「翔聲768A型」のボリュームは回すとクリック感の有るタイプである。好みの問題だがツマミは大きく、クリックの無いスムースに回る物が 私は好きだ。何となく微調整し易い感じがする。
「音琴MS-34B」なんかは実に好きなタイプであるが リモコンでは微調整が無理である。ま、これも秋葉に出向いた時に気に入ったツマミと交換予定とする。こういう場合は軸に無理やりツマミを押し込むタイプよりも、イモネジ固定型の方が有りがたい。
御覧の通りであまりスカスカ感は無いし良く出来ている方であろう。作ろうと思えば「OPアンプ」と電源だけでも作れる処を真空管で拵えているのだ、しかも二万円台前半で、だ。同価格では日本産は不可能だろう。二倍でも無理かも知れない。取敢ず「博奕系オーディオ」の基本「真空管は交換しOriginalは保存の法則」が先決である。追加一万円手前、が「翔聲768A型・放大器」の正式価格になる、と思えば良い。
プリ・アンプとパワー・アンプを併用して使っている方なら誰でも考える事だが「音量は どっちのアンプで調整するの?」という疑問であろう。これはプリ・アンプでコントロールする。パワーの方はボリュームを8割位まで回しておいていじらない。パワー管のEL-34BにしてもKT-88にしても或る程度まで出力を上げないと球の味が出てこない。ただ一定の法則は無い。
幸い雑音の発生は「翔聲768A型」+「TU882AS」+「音琴MS-34B」では全く無い。
サブシステムの「 Little Dot MK II」+「「CHORALE-ST-6P1」も雑音発生無し。
そういえば「翔聲768A型」にはヘッドフォンジャックが有るのでヘッドフォン・アンプは要らない筈。で、「チックコリアのケルン コンサート・ライブ」を鳴らしつつ「ELEKIT-TU882AS」と「翔聲768A型」と聞き比べてみた。これで音質が違うから面白い。全体にマイルドで球の音っぽいのが「ELEKIT-TU882AS」の方で 「翔聲768A型」は石の音に近い明瞭な区別の良い音である。ヘッドフォンそのものが1万円クラスのモノなのでAKGセミオープンとかなら もっと違いが判る筈。
閑話休題;「翔聲768A型」のトランスを見ると入力側二系統有るのは勿論だが50Hz型ですね、ま60Hzで使っても問題はない。容量は妥当なモノで少なすぎる事は無い。
コンデンサや抵抗なんかのパーツは自作品レベルであるが コネクタや例のトグル・スイッチなんかは貧相なレベルだった。もっとも日本国内でこのクラスのプリ・アンプを自作すると数万円単位の出費になる。一体「翔聲768A型」の製造原価は幾らなのだろう?他に貧相なのはボリュームのパーツとツマミそのもの。これはパーツを探してきて交換するつもり。
先日Yahooオークションで「60Hz専用、50Hz地区で使うと発火するかも云々」と銘打って中華アンプを一万以下で売ってる業者さんが居た。
ちょっと気になってサイトで調べたら「初段が真空管/終段石」という仕掛けで 成程火が出そうかもしれない。しかも9999円で新品を売って業者さんがいるのに、中古を4万円で出している個人が居る。これは気の毒というか 業者がいなくなって、希少価値が出るまで待つべきだったろう。
中国製品は代理店が価格統制をしていない分、突拍子もない金額を支払う羽目になった人が多い。
何十万、という単位であれば国産を迷わず御薦めする。
6月22日車載用にするスピーカーを落札した。かの有名なBOSE101MMである。12000円也以下転載
〔メーカー〕 BOSE
〔型番〕 101MM
〔動作〕 動作OK
〔本体サイズ〕 高16cm×幅23cm×奥行14.5cm
〔付属品〕 なし
USED品の為、傷や汚れが少々ありますがご理解下さい。
それではご入札お待ちしております。【管理?08-07-11/759795-96】
BOSE101といえばシリーズ物も含め人気機種で 実は数回 落札失敗していたのだが 今回に限って他の強豪相手が全く現れず、一発で落札した。何か何処かが変なのか?とオクのページを読んだが何も無い。取敢ずヘタってしまったPEUGEOT
206RCのリアトレイに固定のつもり。今迄車に付いていたものは寿命なのか最近急激に音が不明瞭になっている。2ボックスのリアトレイにスピーカーだけ穴を広げて取り付けてもロクな音にはならない。新車購入時にオーディオをオプション品の高い物にしてあるのだが、現実は リアトレイの下面に1.2mmの合板をナット留めして そこに下面からSONYの2ウェイが木ネジ固定されている。背(下?)面はラゲッジスペースだし左右横は隙間だらけだし左右が区別されていないし これで奇麗な音を出せというのは不可能。密閉型でもバスレフでも ちゃんとエンクロージャー二つを積載するの筋だろう。
だけど最近「リアトレイ設置型」のスピーカーボックスを とんと見かけない。どう考えても左右独立の音源を定位させるのに「リアトレイに穴」を開けただけの状態は不可能だろう。故長岡鉄男氏の様にリアトレイを巧く活用したバックロードホーンなんていうのを作って設計図を公開して欲しい。12cmフル・レンジ一発位なら何とか音道1.5メートルを稼ぐ事が出来ると思うのだが。
6月23日(火)
中国製真空管プリ・アンプ翔聲768A型用の交換用真空管が届く。だがGE白箱が長旅の疲れで一本動作せず、すぐメールで連絡したら22時間で交換球が届いた。(株)テクソル 素晴らしい。
実は一昨日「翔聲768A型」の出品者の方に「真空管名と本数が間違ってますよ。」と質問コーナーから指摘した途端に「翔聲768A型」がオクから消えてしまった。なんか俺 悪い事してしまったのかなあ?
後日確認すると また出品されていたので ちょっと安心、「翔聲768A型」電子真空管前級放大器というのは そう悪くはない、価格から考えれば「良い」とも思える。
ま、一応交換球を再度記載する。
6N3=5670 2C51というのを5670=GE白箱
6N11=6922 6DJ8 ECC88というのをECC88(6DJ8)=Tungsram社製
12AX7=付属球からElectro-Harmonixに交換。信頼度の問題で交換。
「博奕系オーディオ」の醍醐味中の醍醐味である「球交換」なのに、しっかり交換可能球(同等球)を書いてあるサイトがまず少なくて非常に困る。
Yahooオークションで売っている方は 何処かで仕入れて安く売ってるだけなのでアフターサービスや質問で困らせるのは酷であろう。
6P1=6AQ5というサイトが山ほど有るから騙されたし。同等球って 初手から球の太さが全然違うんだから呆れた。付く訳が無い。でも相変わらずサイトではイコールだという偽情報が垂れ流しになっている。
ましてや「ポン付け交換可能球」かどうか?が最も知りたいのに 実験して結果を書いたサイトは全く見当たらない。ここは貴重なサイトかもしれない。私が「ポン付け交換可能球」と書いた物は自分で身を削って実験して それから書いているし 壊れたらそれも記載している。
逆に6P1みたいにオリジナル球が案外素性が良かったりするから 必ず交換せねばならぬ、というわけではない。交換したほうが7対3〜8対2位の確率で音質等々は良くなるよ、という次第である。
取敢ず下記は正しい。
6N11はECC88と「ポン付け交換可能球」
6N3は5670と「ポン付け交換可能球」である。
6Z4は傍熱型整流管で音質には余り関係ないので無視した。新品はネット価格一本500円程度、秋葉で200円から売っている。ただ6X4=6Z4と書いてあるサイトが幾つか有るが嘘である。ピン配列が違うから うっかり差すと本体が壊れる。それに背の高い球だから 恐らく真空管ガードと干渉すると思う。6Z4のスペアを持ってた方が吉。整流管で そう高価なものでもないしね。
※追記)6Z4と6X4はピン配列が違うので差し替え不能、要注意!
で、大事な「試聴結果」は、エージングが済んでいないのに書くのもおこがましいが、やって良かった大正解。今迄のオリジナル球の音とは別世界だ。一々音に「艶」が感じられる。評論家じみて表現が嫌らしいんだが、同じシンバルの音が明瞭に分離し、自分のやや左真ん中寄りに有るのが判り、「歌手の口が広がらない」「えらく長いグランドピアノにならない」たまに色付けし過ぎて「バスドラムだけが すぐ前に有る」という変なのも無い。サックスの息遣いは自分から2m程前 少し右側の中心から聞こえる。評論家諸先生じみた記載だが本当に そう聞こえて結構感動した。
本来プリ・アンプは色付けした音を作りだしてはいけないのか?とも思うが これは凄い。今迄討ち漏らしていた音を全て拾ってバランスを崩す事無く増幅している感じが伝わってくる。一本(ワンセット)づつ交換してみれば どの球が一番ダメだったのか判る筈だが 勢い込んで3セット6本全部を交換したので判らなくなった。でもまあ12AX7だけの変化ではないな、と。(1セットだけ予算の都合で代える時は 12AX7交換が一番良く判る)
いつもの試聴レコードは「We Get Request=Oscar・Peterson」か「チックコリアのケルン コンサート・ライブ」なのだが昨夜はずっとザ ジャズ トリオの手持ちのアルバム全て聞き惚れていた。つまり それ位違う別世界が広がった。しかし敢えて無視した整流管も代えてみるべきかな?と交換球を探したが大昔の東芝かなんかを持ってたので探し出して入れ替えようとすると(昔アマ無線やってたのが物を言う)これエラく背が高い。アンプ上面の真空管ガードが嵌まらず物理的に無理だった。6X4なら露西亜管も安く売ってたから好きな人は交換してみても良いかも。ただ音質にまでは響かないと思う。
もし中国製真空管プリ・アンプ「翔聲768A型で6N3 6N11 12AX7を一流ブランド球と交換してある物」が安くオークションに出たら3万五千円〜5万円以下だったら是非購入すべきだ。
6月24日(水)午後:Yahooオークションで落札したBOSE:101MMが到着。博打系カーオーディオ版である。小傷&擦り傷がやや目立つが 車載用の予定なので然程気にならないレベル。12000円だし。最近ではスピーカーユニットも買えるし グリルも買える。
早速PEUGEOT 206RCのリアトレイ裏側に15mmの黒塗り合板に木ネジ6本で固定されているオリジナルのスピーカーを取り外す。これが驚きの連続だった。外すのはコネクタ(4ピン)が最初だがコネクタではなく端子ごと取れてしまった。プロの仕事じゃあ無いな、と。裸線とシールド部分を固定するのが甘いと よくこうなる。取敢ず外してみるとスピーカーは一ヶだと思っていたら表面にツイーターが付いていた。裏側からでは全く見えない。ましてや室内側からは厚手の合成繊維マットが敷き詰められ、SP位置さえ判らないのだ。サランネットでさえ邪魔臭いのにね。ツイーター本体もオールプラスチックでロクなもんじゃない。しかもネットワーク無しで並列接続してあるだけ。内部抵抗計測したんか?更にこのツイーターたるや穴に入りきらず板から浮いた状態で無理やり浮いたままなのに木ネジで固定してある。つまり開口径よりサイズが大きかったのを無理やりネジ止めしてある。いやあ酷い仕事だなあ、プロの仕事じゃないな、というか それが高級版オーディオ設定の標準型なんだから今回バラさなけりゃ判らなかったわけだ。
PEUGEOT 206に御乗りの方で低質の音で悩んでる方は「据置型」のスピーカーに代えた方が吉。
で、このリアトレイ裏側に固定してあった合板の重たい事!これだけは良い事だが、リアトレイが薄い石膏ボードなんだが?これに木ネジ??木ネジが浮いてるのに.....オーディオ以前「力学」の問題。よく私の運転+ガチガチサスペンションで落下しなかったもんだ。 音が悪いのも当たり前だ、出口を厚手の線維で被い、ツイーターは穴より振動板が大きな(メーカー不明)如何にも、の作りのプラスチック製。
構造上2ボックスは両サイド=スカスカで仕切りも何も無いから 左右チャンネルはゴタマゼで室内に放散し、ドア内蔵の左右分離だけは良い音と更にミックスされるから良い音が出るわけが無い。
で、BOSE:101MMに交換し運転席背中下のパッシブ・ウーファーはそのまま稼働させた。「チックコリアのケルン コンサート・ライブ」も「We
Get Request=Oscar・Peterson」もそこそこ我慢の範囲内で、というか 小型のシスコン並に聞ける状態になった。よしよし。解体部品のリアトレイを購入して厚めの合板で補強した状態で完全に固定するか ピラーバーにアタッチメントを使って固定するか、だ。ピラーバーにつり下げるとリアトレイは外さないと101の筐体がトレイに当たってしまう。現状のトレイ固定だと石膏ボード+合成樹脂のヤワな板が101の重量で割れるかも知れない。考えてみりゃトレイを外して、10cm級のミドルサイズのバックロードホーンを固定しても面白かったかもしれない。充分置けるスペースが有ったのに.........
取り外したスピーカー(一応SONY製だが欧州製で本体にはSONYのロゴ無)をどうしようか思案中。サイズからいくと市販のボックスに移植可能のようである。移植した物を売り飛ばす博打を考えよう。
6月26日(金)例の6P1と6AQ5は絶対交換不可能だから何か差し替え可能な球が有れば教えて、あれば買うから御願いします。という手紙に まるで木で鼻をくくった回答をしてきたのが「テ○ソ○」。もう文面公開したいくらい酷い。二度と何も買わないと思った。自分なら6AQ5と6BQ5の違いとEL34の違い位指摘するぞ。
6月30日 Yahooオークションで売りに出ていたBOSE101用の車リアトレイ設置用ベースを1600円で落札。以前販売されていた車専用101が販売中止になった代わりのベースで少しスピーカー本体を斜め上に向ける為のベースである。最近の車の後部座席はヘッドレストが相当高いところまで伸びており こういうベースが無いと音の進行方向にヘッドレストが邪魔をすることになる。ただ取り付けるリアトレイが非常に頼りない石膏ボードに合成繊維を貼り付けただけの代物なので、補強の為に合板を底板として見えないように取り付ける必要が有る。ピラーバーに固定する金具では振動でBOSE101MMが明後日の方向を向くのは判りきっているので 多分これがベストな取り付け方になるかと思う。考えてみればBOSE101MMが12000円で買えてベース金具が1600円とは良い時代になった。長谷工のバックロードホーンで車用のが出ているのは知っていたが最低12万円は高過ぎる。
道具ばかり書いているが、最近i-Tune Shopでジャズの名盤が600円とかで結構見つかる。概ね1500円出せば相当有名なアルバムが入手出来る。昔のガチガチ ビ・パップ系だと録音状態がイマイチなのが600円。書籍を頼りに探すならISBN978-4-06-14980-8「ジャズの名盤入門」中山康樹著/講談社現代新書¥720がセンス良くまとめてある。i-Tune Shopの欠点で「ジャケットが無いからメンバーが不明」というのを補っている。他にもISBN978-4-08-720421-6「ジャズ喫茶四谷「いーぐる」の100枚 後藤雅洋著 集英社新書¥720が楽しい。黒人音楽が抵抗の産物だった時代は終わり、「ドスン・バタン」系の無意味な代物ばかりになってしまった今 ジャズやブルーズが逆に新しく感じる。何だか今の日本の女性歌手って皆同じ顔で似たような曲を甲高い声で歌う特長の無い代物ばかり。酷いのになると声もシンセで加工して素材扱いだ。そんな代物が200円でマイルス・デイビスが600円で8曲って どっか変だ。
09年7月15 Yaquin(雅琴)製バッファーアンプ入手。Yahooオークションで12000円位。
代理店の説明
◆CDやDVDプレーヤー、ラジオチューナー、レコードプレーヤー、更にiPodやPCオーディオなどソースを選びません。RCAのインターコネクトケーブルでつなぐだけです。
◆粒立ちがよくなめらかなのは勿論のこと、低域は芯があり伸びが増加、高域は優しくスウィートな伸び、中域の厚みとナチュラル感がとても素晴らしい音になります。
◆スペック◆
*真空管: 6J1 × 2 (Cathode followers)
*Output Voltage: 0.5V
*出力端子: Two channels with two gold plated RCA jacks
*Input Sensitivity: 0.55V
*入力端子: Two channels with two gold plated RCA jacks
*Distortion of Harmonic Wave: ≦0.15% (1KHz input)
*再生周波数: 5Hz〜50KHz (-1.0dB)
*サイズ: 18cm(W) x 12cm(D) x 13cm(H)
*代理店保証:1年
*英文マニュアル
◆英国・香港では定価300英国ポンド(約7万円)のアンプです。
上記は代理店のCMだが嘘ではなかった(驚いた!)
価格も安いので「ま、失敗しても」とか軽い気持ちで落札したが これは驚いた!!
手っ取り早く言えばCDプレーヤーの出力を このバッファーアンプを通してからプリ・アンプに繋ぐだけで アラ不思議! 終段管球の超高級CDプレーヤーに変貌するのである。
自分はこの頁で取敢ず褒めた事が無いが これは掛け値なしで「最小の投資で最大の効果」である。
デジタル機器なら大抵合うのかを検証中だが 今はi-Podとバッファアンプを接続し「音琴MS-34B」で聞いているが とにかく別物の良質な音に化けた。
音の表現だから難しいのだが、例えば自分の家の貧相なコンポを聞きなれた耳でオーディオショップに行き、試聴室で2ランク位上の管球システムを聞いた時の感動と同じ位感動した。定位は変わらないのに奥行きが出ている。クラシックなら第一バイオリンとビオラとチェロの位置関係が浮かんでくる。ジャズボーカルだと歌手の口は広がらないのにピアノの右前のギターと右後ろのドラム、左横のトロンボーンの位置関係が判る。バッファーアンプを加えただけなのに.......
兎に角今迄のシステムに追加するだけで2ランク上の音が手に入るとは驚きだ、それも1萬ちょっとで、だ。
正価で購入しても13900円 その価値は充分有る。尚真空管の6J1はLittle Dot MK IIで御馴染のWE403A/B, GE5654, M8100, CV4010, EF95と「ポン付け交換可能球」 一時間程6J1で聞いた後、GE5654と交換してみたらどうも高音の分離が きつく感じる。案外6J1って素直な球かも?
7月21日 TANNOY MERCURY F4 CustomのウーファーをParc Audio DCU-171Wのウッドコーン・ウーファー・ユニットにスワップ。
エージングが進むにつれて 些か焦点の惚けた、あ いや柔らかななクラシック向きの音になり、如何にもタンノイらしいマイルド過ぎる音になって来たので、シャープさが薄くなってきた。世間で言う「タンノイ嫌い」の理由が判る音です。何とも焦点が合わない印象というのだろうか?甘い音なんですね。
この廉価版TANNOY=F4Customの17cmウーファーを、以前から気に入ってたPARC Audioのウッドコーンウーファーに交換しました。 これ本当は「安く@良い音」という基本から外れてしまうのですが。以前バックロードホーンで使ったPARC Audio DCU-F121Wの強烈な印象が頭から離れませんでした。
MERCURY F4 Customのスピーカーは上下がウーファーで真ん中にツイータを挟むという構造、元々高音は少々貧弱な感じが有ってスーパーツイーターを付加しています。今回は一気に交換すると高くつくし 取敢ず上側ウーファーのみ交換。価格は秋葉原のコイズミ無線で15400円(一個)だが二ヶで三万円にマケてもらいました。
筐体は流石に廉価版とはいえタンノイらしい実にしっかりとした作りで、半端じゃなく分厚い部材を使用していてカスタム化に向いています。
穴(開口部)のサイズはDCU-171Wと全く同一なので ポン付け交換が簡単に出来る。ただ固定穴がオリジナルが4つに対しDCU-171Wは6ヶで そこだけは穴開けが必要だが特に困難な作業ではありません。取敢ず天辺の穴の位置を合わせたら そこにドリルして仮固定し次々と一本づつ仮固定を繰り返します。
Parc Audio共通の欠点は「SP取付用の付属ネジが貧相(安物)で すぐネジ穴をナメる」と言う事が挙げられる。だからオリジナルを使う場合は2.5mmのドリルで穴を開けて(普通なら2.0mm)から手作業でねじ込む事。無精して電動工具を使うとネジ穴が無くなります。使わないほうが良いと思います。
出来れば付属の木ネジを使わずホムセンで売っているヘキサゴン式の木ネジで熱処理をした物を使うのが望ましいでしょう。自分が使ったのはステンタッピングの4×15mmで8本入り150円。ステンレスの方が硬くネジ穴を舐めないのと仕上が鉄よりも丁寧です。ドリル穴は3,25mmで開け対角線でしっかり締めます。一ヶ月一回は増し締めすることですね。
で、肝心な音は流石にParc Audio DCU-171Wの圧倒的な勝利。エージング云々という前にもう早速「化け」ました。何ともシャープな しかも低音までクリアに再生してくれます。
まだ硬い音ですが「We Get Request=Oscar・Peterson」のウッドベースの音に幅と厚みが出ます。抜群というか圧感なのが「The Great Jazz Trio/Love for Sale」ロン・カーターのベースの切れ味の凄いこと!しかもこれLive音源なんですよねえ。画像にはグラフィックイコライザーが写っていますが現在は使っていません。元々のタンノイのスピーカーを外してみると本体は安っぽいプラスチックで出来ており共振を避ける目的でマグネットの後ろに分厚いブチルゴムの両面テープが付いていました。んー天下のタンノイにしては雑だな、と。多分共振てかビビリ音が出たのかな?DCU-171Wは本体が金属ですからね。これは下側のウーファーもさっさと交換してみると良い様です。以前PARC Audio DCU-F121Wを使って ウッドコーンの音に惚れてたんで今回のスワップは実に効果的でした。オリジナルのタンノイのSPを売り払って軍資金を作ろうかな?。それは冗談にしても随分と安っぽいSPに見えます。自作派の方なら「何じゃ?えーらい貧相やなあ」と呟くかもしれません。最後の写真で片手で持ってますが1250g、DCU171Wが1915gと同じφ17cmなのに違いが歴然です。MERCURY F4 Customのデータシートを転載すると
エンクロージャー型式 ツインバスレフ(リア)
使用ユニット(防磁型) 25mm(1インチ)ツイーター (ネオジウムマグネット)
165mm(6.5インチ)バス×2
(マルチファイバー・ペーパーコーン)
能率(w/m.1kHz) 91dB
連続許容入力(RMS) 100W
最大許容入力(瞬間) 200W
入力インピーダンス 8Ω
クロスオーバー周波数 2.7kHz
周波数特性(±3dB) 35Hz〜20kHz
エンクロージャー材質 16mm厚パーチクルボード
19mm厚MDF(フロント)
エンクロージャー仕上げ アップル木目調
外形寸法(W×H×D) 204mm×970mm×290mm(グリル含む)
内容積 40リットル
質量 13.5kg/台
仕様およびデータは英国タンノイ社発表によるものです。
Parc Audio DCU-171Wの諸元についてはここが詳しいです。自作派の方にも人気が高いウッドコーンですが、これは一度聞いてみると完全にハマります。麻薬的な引力を持つSPですね。麻倉さんの著書でしたか?システムを組む場合の5:3;2の法則と言う事を言われてました。つまり予算分配についてですが もし予算が30万ならば15万がSP アンプが9万でプレーヤーが6万円という分配を基本に考えろという事です。異論反論は有ると思いますが、スピーカーが一番大事なのは論を待たないと思います。ゆったりはしているけど どことなくシャープさに劣るのが味というのを嫌う人が多いし その気持ちは判ります。超高音域の再生能力がどうもイマイチ甘いんですね。スーパーツイーターを加えた場合の引き締まり方がナイスでした。今度は下側のウーファーもスワップしようと誓ったのでした(^.^)それと「雅琴MS-34B」の出力管を もう少し値の張った代物に換えてみたい病、で現在悩んでます(-.-;)
随分と悩んで決めたのが結局大好きなKT-88でもGold-Lion KT88でした。復刻版ムラードのEL34Bも考えたのですがSOVTEKの物が結構繊細な良い音で鳴ってくれてますし、ここで同じ系(オリジナルChina管と2種有る)を増やすより迫力のKT-88を選択。KT-88は見た目がST管というかダルマ型で迫力も有るのですがGold-Lion KT88は外箱からロゴから金色で派手です。外から透けて見える内部構造も随分丁寧な「良い仕事してますねえ」という印象。取敢ずeconomy級の二時間エージング済みという奴なので「雅琴MS-34B」にセットして鳴らしてみました。「We Get Request=Oscar・Peterson」の一曲目で もう感動。「えーっ?何これ!」ってなもんです。段々人間が図々しくなってるんで そう簡単に感動しないんですがこれElectro-Harmonix KT-88と全く別な球です。EL34Bの繊細さのまま大パワーが出るという感じかな。データシートを見るとPlate-Current36mAとなってます。Electro-Harmonix KT-88が30mA,electro-harmonix6CA7が47mA、SOVTEK EL34が47mAの各々クワッドで揃ってますが強烈なドライブ感はGOLD LION,Genalex KT88が最高!!(^^)//パチパチパチ。実際 パワーも出ています。現在TANNOY MERCURY F4 Customが予算の関係で 半分だけPARC Audio DCU-F171Wのウッドコーンですからエージングが難しい事になってます。
一番左がオリジナルMERCURY F4 Custom、隣が「MERCURY F4 Customer's/custom」です。見た目も何だか「さあ全部ウッドだ!文句有るか!」的のド迫力です。もうこうなるとTANNOYってのは名ばかりで元型を留めてるのはツイータと筐体だけ。この筐体の前面パネルの板厚はハンパじゃないです。長鉄さん推奨のバーチクルボードは15mm厚サブロク合板だけど こいつのは19mmMDF(前)横は15mmで薄いアップルのシートを貼り付けてます。内部も今回開けてみたら梁を回らせたり桁というかトラス構造物が仕込んであったり中々凝った造りでした。
TANNOYオリジナルのクロスオーバー周波数が2.7KHz 容量が40liter。DCU-F171Wの推奨バスレフ筐体容量が20literだからツインドライブで丁度良し。クロスオーバーは後から交換するつもりだけれど このままで充分過ぎる重低音を響かせます。ただスーパーツイーターを切ると高音(金属音系)が明らかに寂しくなりますから元々のツイーターの性能もイマイチなのかと思います。
さっきコイズミ無線のHPを見たら専用のネットワークが出る?出たのかな?五月発売ってなってますけど。
閑話休題 例の少し抜けたというか味醂の効いたTANNOY@昆布出汁サウンドからは脱却し、Fostexの様なくっきりした音よりは緩い 太めのサウンドに変貌しました。元々DCU-F171Wの図太い重低音は麻薬的なんですが そこにスーパーツイータを付加したのが程よく効いて何ともジャズ それも少人数編成の例えばThe Great JAZZ BandとかOscar Peterson TrioやSonny Clark なんかが実にしっくり来ます。ウッドコーンのスピーカーで一番「あ、いいな」と思うのはドラムスの音。バスタムのスコーンと抜ける音とか実にclearです。Ron CarterのDouble BaseとかIt's The Timeなんて元のTANNOYと比較になりません。ボーカルはNika StewartのStars fell on Alabamaなんか聞くと「うわ 換えて良かったあ!」です。スピーカースワップを考えたのはシャープで図太い音が欲しかった所為なのですが、普通のユーザーなら全部交換する処を脳味噌長鉄モードの私はユニット交換を最初に考えてしまうわけです。使用中のSPが欧米向け6.5インチ(俗称17cmユニット)でユニットの厚みから開口部寸法まで同一っていうのは まず滅多に無い僥倖でした。PARC Audio DCU-F121Wでウッドコーンの音を知ってたのも有利な条件でした。本当ウッドコーンの音は中毒になります。もしも ここを読んでる方で今の自分のSPで納得行かない場合 こういう大荒技も有るんだとイメージして下さい。
ここんとこ「博奕系オーディオ」というか手堅い系だったのを大博打にしたわけですが ちょっと予算的に脱線してますね。反省<m(__)m>で、余りに機械がゴチャゴチャしてきたのでライン・アンプとヘッドフォンアンプを上に御引っ越しさせました。
しばらく新しい機械を買わずに真空管セット組み換えによって どう音が変化するか?を追及していた。
一週間ほど前の或る日ふと「オリジナルのChina球で「翔聲768A型」を動作させたらどうだろう?」と(-.-;)。
「翔聲768A型」は購入後殆どオリジナルの球を使わずに別な球に差し替えた為 オリジナルの音を知らなかったわけである。本末転倒も甚だしい。
全てオリジナルに戻してみたところ中〜低音域が少し弱い感じがしたがエージングしている内にかなり改善し、中々フラットな特性に変化してきた。そこで「オマケ」で付属した球ではなく 中国管を扱う球屋さんからcheck済みの球を購入し(殆ど500円〜1000円以下)差し替えた処、あららら?という奇麗な音が出るようになった。オリジナルの球は「上海」社製で今回入れ替えたのが「曙光」社製。一本当り600円程度。
恐らく販売元(製造元)は安価に手に入る球を付属球として付けているのだろう。単体で販売されている中国管は 予想以上に働いてくれる。
いかんなあ、というのが入力ポジションによってビビリ音の混入が出てくるのである。特にUSBの入力時に感じられる。アンプの所為なのかケーブル類の問題か解らないが、CD
CDRでは起きず、i-Podでも起きない。
今の処「これはなあ.......」と感じている球はバッファーアンプに使用中の「上海ブランド」の「6J1」である。
バラつきというか特性が揃っていないから左右のチャンネルの音質が明らかに違う。球の見た目もガラスの透明度が低く 内部構造も球によって妙に斜めに傾いでいたり、とパチ物特有の貧相さが漂っている。
6J1は雅琴(Yaqin)のバッファーアンプと Little Dot MK IIに使われている球だが これも特性の揃ったペアに交換したほうが精神衛生上宜しい。
5654ならば平均一本600円位の可愛らしいサイズの球である。現在RCAの物とSYLVANIAのものを使い分けている。
最初はパイオニアのCDプレーヤー(DVDだろうがCDR CDRW何でもござれの安価な機械)からバッファーアンプを経由し そこからプリ・アンプを通さずに「雅琴MS-34B」と直接接続していたが、今は「翔聲768A型」経由で「雅琴MS-34B」に接続してある。「翔聲768A型」の球を曙光製の6J1ペアに代えてからは この方がしっくりくる。
バッファーアンプの説明書によると この機械はCD DVD等々と接続する為の機械である、との事だが、実験してみるとi-Podと接続すると これがまた数段良い感じの真空管soundになる。
となると もう一台欲しい!という事で今度は代理店経由でもう一台購入した。
Yahooオークションよりも2000円高かったが気にならない誤差であり三週間ちょっと待って入手できた。
代理店の方に以前の6J1トラブルについて説明したら きちんと中身をcheckして送ってくれた。しかも前回は上海ブランドだった球が曙光ブランドに換っていた。
これはi-Podから「翔聲768A型」に入る前に噛ませてある。デジタル系の機械から直接パワーアンプに入れてみたり プリ・アンプ前に挟んだり色々やって遊んでいる。



この雅琴(Yaqin)のバッファーアンプで気になるのは電源ボタンが向かって左の横壁に有る為、機械を接近させて設置できない、Yaqinマークの光が眩しすぎる位。自作でボリュームコントロールを付けてバッファリングレベルを調整できる様にするのが良いかも知れない。
クソ高い中国製真空管式CDプレイヤーを保障無しで落札するより絶対オススメの方法だと思う。
話変って
古いタイプのジャズ盤にあるのだが、4人編成の場合に一人一ヶづつ専用のマイクをセットし、 右二人 左二人のバラバラの音を真ん中から聞くとステレオに聞こえる、というものが初期のステレオには存在した。
初期のコロンビア楽曲やブルーノートレーベルなんかで見かけるが 原始的バイノーラル録音とでも言えばいいのかな?
この手の録音はステレオで聞くと実に面白い。今の録音は5.1chとか やたらマイクだらけで、その音源をミックスしつつ作るから 左右バラバラというのは基本的に無い。ビバップとかハード・バップで各楽器がソロを取ると右だけから左だけ、とか目まぐるしく変るので実に面白い。
ただ この方法での録音だと無音の筈のチャンネルからノイズが強く出てくる場合が有る。
ここがA級動作ならぬ「純低級動作」アンプである。まあ この金額だからなあ.........と思いつつも
「カネが有ったら音源に回すさ」とばかりにi-Tune Shop巡りを繰り返している。
i-Tune Shopに接続したことのある方は御存知だと思うが、トップページ向かって左の上の方にジャンル別のトップページに飛ぶ古都が出来るボタンがある。
で、ジャズに切り替えるとオススメのアルバムが色々と出てくる。最近はi-Tune Shopも考えたのか安価なアルバムを特集している。この安価シリーズが実に良い。レコード屋で試聴しまくるのは鉄の心臓が必用だが、i-Tune
Shopなら ごく当たり前に試聴を繰り返せる。
09年9月30日 皆さん「真空管アンプで一番有名な球の名前を言いなさい。」と言われたら まず何を挙げるだろう。
KT-88 EL34B いやいや ここはかの直熱管の名球300Bだと思う。2A3というのも有るが断トツ人気は間違いなく300Bだと思う。
自分も何れは、と狙っていたが球の値段とキットの価格等で断念していた。ところが先日YahooオークションでADVANCE HC1-SEの掘り出し物が出てきたのである。しかも一撃落札価格が良心的な価格だったので 最初はオクで応札した。そりゃ少しでも安く入手出来れば、と考えたわけだが(この時は誰も入札していなかった)私が応札した途端に6人にがワラワラと沸いて出てきたのだ。
こりゃいかんと諦めて一撃落札したのが写真のHC-1SEである。
なにしろキット販売で有名なアンプなのだが 現在のキット価格でさえ77490〜92600円である。
諸元は他サイトから転載するが下記の様なものである。
すっかり同じデザインで2A3を使ったHC-2SEと言うアンプがあるが こちらは「i-Podで楽しむ組立て真空管アンプ」SoftBank Creative出版、1600円=ISBN4-7973-3053-8で丁寧に製作法を記してある。SOVTEKの2A3が些か妙な(純粋直熱管ではない)球なので、本物の2A3で使えるように回路設計をした為出力が抑え気味だとのこと。
更に現在絶版になっているが時々Yahooオークションで見かけるものにエレキットのTU-873LEIIがある。これは87900円と同価格帯で写真では判りにくいが かなりエレキットとしては大柄な筐体だった。2A3を使ったTU-872LE=73290円というのもあったが これも現在絶版なのである。勿体ないなあ。ごくたまに出品されるから見張っているといいかと思う。今年の一月ごろ「未組立て873LE」が激安で出てきたが 暫くの間皆写真をチラ見して「あ、エレキットのTU-879S」か、と思い込んでいたのか5万円以下で落ちた筈である。
さてADVANCS Audio.comの頁である。
HC-1SE(以下転載御免)
発売以来お客様の御支援を戴きTOTAL出荷台数1000台を突破!
HYPER CRAFT(HC)シリーズのご紹介!!
HC-1SE キット¥86,100(税込)
HC-1SE 完成品¥138,600(税込)
HC-1-JJ キット¥102,900(税込)
HC-1-JJ 完成品¥155,400(税込)
[仕様]
使用真空管・・・・・12AT7×1、6N1P×2、300B×2
入力・・・・・・・3系統(CD,LINE-1,LINE-2 )
出力・・・・・・・1系統 8Ω(6〜8Ωスピーカーに対応)
入力感度・・・500mV/100KΩ
出力・・・・・・・6W+6W
周波数特性・10〜35000Hz(-3dB1W)
サイズ・・・・・W350×H150(真空管除く)×D295(突起物含む)
重量・・・・・・約9Kg
[300Bシングル プリメインアンプ詳細]
直熱三極管300Bを使用し、フィラメントは直流点火(専用基板)とし、残留ノイズを低く抑えています。出力は6W+6Wですが、極端に低能率のスピーカーでない限り聴取レベルにもよりますが、充分メインシステムとしてご使用になれます。出力管300Bはエレクトロハーモニクス社(made in russia)を使用。当社内で再度 エージング、電気的チェック、サウンドチェックを経て出荷されます。ドライバー段の6N1P(スベトラーナ社made in russia)は、お手持ちの6DJ8でも差し換え可能です。
詳細な組立マニュアルは実体図(カラー)を含む9ページです。出力端子は8Ωのみですが、6〜8Ωスピーカーに対応します。尚、若干出力は減少しますが16Ωスピーカーにも対応します。
[詳細内容]
○ プリント基板は電源部、直流点火部、トーンコントロール部に使用
○ プリント基板部は基板プラスパーツで提供されます。お客様の手で、マウント、加工して頂きます
○ 増幅部はラグ板にパーツを取り付け、配線します
○ トランス類は全部で5個。内訳は主電源トランス、300B専用ヒーター(フィラメント)トランス、
出力トランス(3.5KΩ:8Ω)×2、チョークコイル(2.5H200mA)となっております。
○ 入力端子(RCA)は金メッキタイプ
○ 出力端子は金メッキタイプ、バナナプラグ、Y型端子、線材直付け全てに対応
○ 電源コードは3Pインレットタイプ(但しアース側は不使用)
○ ACアウトレットは一回路(電源スイッチ連動)
○ シャーシ部材は鏡面仕上げステンレス、前面にアクリルパネルを配して側面は天然木のサイドウッドが付きます。
○ トーンコントロール回路はCR型(高音はカット、ブースト低音はブースト専用)
○ 出力段はセルフ(自己)バイアス、NFBはかかっておりません
○ 出力管用のソケットには使用実績のある大型タイト製を使用しております
出品者の方は三年ほど前に組んだとのことだが 当時は300BがNATIONA 300B-CHINAという中国管だったらしい。他の球はと言うと12AT7=ECC81がAmpreex 6N1P=2本がSvetlanaである。
取るものも取敢ずCDプレイヤーと接続しスイッチを入れてから10分程放っておいてから
私の試聴アイテム「We Get Request=Oscar・Peterson」を鳴らしてみた。
成程「円やかなのに力強い」という音の意味が心底判った。KT-88の力強さでドカンドカン押している感じが全くしないのに中低音がいやに明瞭だ。シンバルも「木の棒で金属を叩いてる音」がする。出力は明らかにADVANCS HC-1SEが低いにも関わらずKT-88より定位が取れている。ま、余力の関係でハードロックやBig-Band JAZZ系は厳しいが 支那管でさえ何とも素晴らしい音である。素晴らしいぞ300B!!
で更に新品300Bの高級版というか新品Golden-Dragonの300Bを大蔵省を拝み倒して購入した。約三万円でMJ無線(フォルティシモ・オーディオ)からYahooオークションに出品されていたもの。electro-harmonixでさえ某有名ショップでは二万数千円、有名ブランドとしては安い。大抵38000円内外である。
たかだか6+6Wしか無い筈のADVANCS HC-1が 低能率SPのMERCURY F4 Custom+PARC Audio DCU-F171W×4を楽勝でドライブしているのだ。ボリュームは16段階の目盛りの5である。よく真空管アンプの出力はソリッドステートの2〜3倍に該当するというが その通りであろう。
拝み倒した家内への借金を返すために「CHORALE-ST-6P1」と「オリジナル・ノーブランド中国球のEL34B」を格安でYahooオークションに売りに出した。誰か買って<m(__)m>!足りない時はLittle Dot MK II改(真空管交換+真空管ガード取付)も出品しようかな。(;_;)
ADVANCE HC-1に付属してきた中国管300Bでさえも 随分と「雅琴MS-34B」KT-88=Gold-Lionクワッドとの音の違いに驚いたというか 感動した。
特にロン・カーターのダブルベースの音なぞ 全く別な音楽を聞いているかのように思えるのだ。
PARC Audio DCU-F171W(ウッドコーンのフルレンジ)を二つづつ使ったバスレフ・システムだが今迄とは全く違う鳴り方をする。
低音の出方が自然なのに地響きをするような腹に応える艶の有るふくよかな感じの音が出る。勿論TONE-CONTROLやイコライザーは使っていないしスーパーウーファーも切ってある。
バスレフの穴にスポンジを入れないと余分な低音が出過ぎる感じがする。
今迄のアンプは一体何だったのか?と考え込む程の違いが有る。確かにKT-88の方が「音のキレ」は有る。どう表現するか難しいが例えて言うと、シンバルを柔らかい木のスティックで叩いているのか 硬い木のスティックで叩いているのかが解る。それだけ瞬間的な音の違いを聞き分けられる。逆に今風の「ドスン・バタン」系の音は向かない。ああいう騒音は分厚いコーン紙にグラスファイバーを染み込ませた合成ゴム・エッジの低能率SPを馬鹿力の有るソリッドステートアンプで鳴らしていれば丁度良い。元々デジタルデータを最後にアナログ信号に変換した(でないと耳で聞こえない)だけだし。人の声のニュアンスさえもサンプラーで弄って機械音声もどきに加工までしてるし。
Gold-Dragon製の新品300Bが本日10/1昼間に到着した。オーダーしてから18時間しか経っていない。凄いぞMJ無線さん!!二本で約三万円だが これもワンセットのみの特売価格である。普通はペア球で5万円とか..........写真二枚目に外箱が写っているがペア球で一本づつID番号が付けられている。届いたものもGread56は同一だが個々に付けられている番号は全く違う。ペア球で揃えてあると宣言しているのだな。で間違いやすいがKT-88の最高峰は「GOLD LION」で今回の300Bは「GOLDEN DRAGON」。
某ショップのGolden-Dragon/B300の説明を転載させてもらうと
Golden Dragon真空管はイギリスのオーディオ専門家と技術者のもとに企画、デザインされています。Golden
Dragon真空管はヨーロッパを代表する真空管スペシャリストである英PM Components社の指示のもと、ロシアや中国などで生産され、英PM
Components社で品質検査、ペア取りが行われています。英PM Components社の厳しい仕様に合格した製品のみGDマークが印刷されます。単に各国の工場から買い上げ選別するといった他社製品とは一線を画すことにより高品質の維持を図っております。
Golden Dragon真空管は英PM Components社による選別の後日本に出荷され、弊社開発の自動真空管測定器及び各種測定器等にて十分なエージング後、高精度に選別されています。とのこと。この300Bは コイルスプリング吊りフィラメントを持つ、カーボンプレートになっています。外箱にはトリタンフィラメントと記載されてます。 ということだそうな。奥が深い。
下の真ん中が今回ADVANCS HC-1SE付属のNATIONAL electricsの300B外箱。少々ヨレてますね。クワッドの箱は「GOLD LION」のKT88クワッド。名前がどうも似ていて勘違いする。


右端はKT-88最高峰のGold Lion 混同しそうな名前。
早速ADVANCS HC-1SEに装着(布手袋を着け)し、御馴染「We Get Request=Oscar・Peterson」を鳴らして暫し茫然。上記中極製300B(NATIONAL ELECTRONICS社製)で感動したのに まだその上の音が存在したのだ。「The Great Jazz Trio/Love For Sale」「B・B・King/Ridibg With The King」等々試聴で使うCDをバンバン交換して鳴らしたが まだ新品だというのに全て音の艶や広さが全然違う。パワフル感は流石にKT-88の勝ちだからロックや電気楽器系は300Bの圧倒的勝利だ。といいつつ「陰陽座」の「覇道忍法帖」や「黒衣の天女」を鳴らしてみたが やはりKT-88向きですね。
この際だからと付属のSvetlanaの6N1P×2本(今回出品者の方が新品を付けて下さっていた)を手持ちのTUNGSRAMのECC88に換えてみた。これは未だ効果の程は不鮮明(好みの問題か?)で余り変わらなかった。
一番左端の12AT7/ECC81だが手持ちの球には無かったので、Googleで検索したところが 何と「Theキット屋」さんからGolden-Dragonの12AT7が「残り僅少」で販売されていたのだ。そりゃあもう即 買いですよ。やはり自社の300Bをドライブする為の球を売っているのかな?価格は1290円と案外安い。もう予算が底をついて いや底が抜けているが買わずにいられない この浅ましさ 物欲.......ああ何という趣味だ(;_;)
ここらへんで何故私が300Bのアンプに走ったか を記しておくと、当院の先代からの患者さんでSさんというオーディオマニアがいらっしゃる。パラゴンを300Bの自作パラシングルアンプで鳴らしている御仁である。
たまたま受診された時に2A3と300Bってよく比較されるけど どうなんだろう?どっちがオススメですか?とうかがったところ、一言
「そりゃ300B、比較になんねえべよ。」と古典的茨城弁でおっしゃる。
「先生今KT-88のプッシュプルだべ?あいつぁあ元気は有っけどが こまっけえ音が消えっちまうべ?気付いてねんだべ。」
ここまで言われると、んー自信が無くなるというのが初心者の弱いところ。
「せっかくのウッドコーンが全っ然ちがう音出っから試してみ、何だったら俺作ってやっから。」とまで断言されてしまった。
で、探して購入したのがADVANCE HC-1 300B、GOLD LION 300Bの組合わせだったのだ。
オーディオ評論家の方が言う「5対3対2の法則」つまり100万有ったらスピーカー50万、アンプ30万、その他20万という意味だが 流石御予算の関係で そうは行かない。
でも考えてみると高能率スピーカーのバックロードホーン三台分で考えると 結構かかってしまっているし、現在の改造Mercury
F4 Custom+スーパーツイーターが何だかんだで30万以上つぎ込んでいる。アンプには予算15万が妥当な線という事になるのか?
アンプの善し悪しというのも何だか少しづつ解ってきたのが一番基本が大事。
「音源に存在する音楽データーをきちんと全て再現し 雑音成分は消す」という事なのかと思っている。
だから自分の好きな40から50年代のブルーノート系ジャズを一番癖無く再現してくれたのが 安い割に癖の無い中国製6P1×4PPアンプだったのかと思う。真空管アンプは その性質上、微細な雑音を拾いにくく再生しにくい。ソリッドステートアンプが全てのデータを大きくしてしまうのとの違いだ。
ましてや1950年代のLP等は録音も悪いし60年代に入るまでステレオでもないし。
録音技師に「名人」とか「達人」が存在してた まあ良い時代なのだが、個人別の癖みたいなのが有る。
同じプレイヤーでもコロンビアとブルーノートとデッカじゃあ 丸で別人に聞こえる。
300Bに感動したのはKT-88が切り捨てていたデータを再現してのけたことなのかと思う。
だが明らかに苦手の音楽が300Bには有る。中田ヤスタカ系のシンセサイザーを多用した音は何だか腰砕けというのかメリハリが無いというのか どうもいけない。
そこら辺 KT-88PPは全く動じないというのか きっちりあの手の音でも再生してのける。
300Bで一番向く?のは私のもっぱら聞くカルテット系のジャズだと思う。
クラシックは たまにピアノ曲を聴くのだが これも300Bが優位である。
ボーカルに関しては 今風の「ドスン・バタン」系がバックの場合はKT-88、ジャズベースの女性ボーカルは300Bである。今の歌い手だと「かとうあすか」嬢は300Bが良い。
(何で日本女性ジャズシンガーは英語曲しか吹き込まないのかな?日本語に翻訳したって良い歌詞は良い、下手糞な英語で かったるく歌えばジャズに聞こえるから、なんだろうな。平原綾香とかとうあすかの好ましいのは英語でも歌うが日本語で吹き込んでいるからでもある。
ところで
300B等の4本足の真空管って「裏表」というか 真空管を差し込むとき目印はどうなっているのか?
勿論 直熱管の2A3や300Bをご使用の方なら御存知ですが、案外ネット上に情報が有りません。
これは「ハカマ」の部分に「オヘソ」(ピン)が飛び出しているのが 目印になります。大抵真空管のロゴマークは臍の反対側に印刷されています。
2A3の場合、古いRCAのものは 底を見ると矢印が有り それをソケットの矢印と合わせます。
何故か私は親代々アマチュア無線をやり(今は全くやってません)真空管の使わないのとか ラジオにしか使わんだろう?使えないだろう、という謎の真空管が100本以上眠っています。
その中に一本だけ2A3のRCA球が眠ってました。もう紙箱なんか無くなってますし 私は買った覚えが無いので亡父の所蔵品に間違いないのですが 何に使ったんだろう?
他にも「光電管」がワンセット有ったり マジック・アイ球(昔のラジオとかで選局時にベストな状態だと緑のリングが光る)がセットで有ったり 謎の金属製真空管(ガラス部分が金属で出来ている=軍用が多い)等 結構な宝箱になっています。真空管テスタと規格表が有れば バンバンYahooオークションにでも出してしまうのですが 動くかどうかが解らない。6AQ5
6BQ5なんてメーカーバラバラで十本近く有ったですね。
ここに私の趣味の管球、100%アンプ用なので型番で即判別出来ます が混在しています。
父親が無線にハマってた時代はコリンズやドレークやスワンの機械が巾を利かせ 国産では八重洲やトリオ(まだ春日無線だった)が幅を利かせてる時代で 殆どは高価で手が出ず自作で作ってましたから秋葉原も小学二年生で都電で万世橋まで行ったのが記憶に残ってます。
今の潰れたT-Zoneの近くに竹細工屋さんが一軒 大通りに面して頑張ってたのを覚えてます。
当時の秋葉は米軍放出品を大量に扱ってる店舗が多く 中にはベトナムから死体の空輸に使った寝袋を投げ売りしてる店も沢山有りました。
「CQ誌」なんかで真ん中ほどに黄色い紙で印刷された部分が全部そういうパーツ屋さんでした。
オーディオ製品を扱っている店はまだ少なかったですが、アルテックのコンクリ・ボックスとかMacintoshの青いランプの下には「価格は御尋ね下さい」「要応談」としか書いてなかったですね。時々そういう店の奥に派手なジュークボックスが何台か並んでいました。
当時のST管でもジャズ喫茶とかダンスホールとかで大出力機の需要が有ったのでしょう、大出力オーディオアンプを主に扱う店がラジオセンター二回奥に有りました。
300Bは当時から有りましたので 小学生時代に凄いな!と眺めてたのが多分それだったのでしょう。
今は殆ど一間間口の小見世は姿を消しましたが まーだ頑張ってパーツだけを扱ってる店も有ります。だけど すぐ横にインド物産展みたいな店が有ったりと様変わりしてます。
最近やたらとインド系の店が出てきてるし 食事もインド料理店が増えました。
10/12
300Bだと今風のシンセサイザーのデジタル音が苦手というのは書いたと思いますが、これを苦にせず鳴り響くパワーのGold-Lion KT-88四連装の「雅琴(Yaqin)MS-34B」ですが、実に久しぶりにスベトラーナのEL34(Bは無し)と差し替えてピコピコ音+「ドスン・バタン」代表の中田ヤスタカ氏のアルバムを鳴らしてみました。するとどうも300B程じゃないにしても球が嫌々再生している感じがします。どこといって再生漏れしたデータは無いのでしょうが低音が出てきにくいのです。スーパーウーファーを追加して やっとこさ300Bと張り合える感じです。如何に300Bが凄いのか!とつくづく感じます。300Bの時にはスーパーウーファーは不要だし Mercury
F4 Custom改のサウンドホール(バスレフの穴)にはスポンジを詰め込んでいます。
現代風のJ-POPをメインに聞く人は石アンプのほうが良いのでしょうし どうしても真空管アンプという方はKT-88〜100でPPアンプが良いのだと思います。
ADVANCE HC-1が来た所為で置き場を失った Little Dot MK IIですが これは書斎の机上に場所を移し 夜中のヘッドフォン担当と変わりました。おかげで球の差し替えで音の違いがどうなるか散々組合せを試す事が出来ました。
Little Dot MK IIは手を加えて「真空管ガード」を付けている為差し替えが多少やりにくいのです。
それはともかく 6J1がやはりイケナイ、こいつをRCA5654に差し替えるとメイン球が何であろうと再生音域が相当違う。一番感じるのがジャズだとアルトサックスの音とビブラフォンの音である。そう大したヘッドフォンでないのに違いが出るという事は 高価なヘッドフォンだと明確な違いになると思う。
6J1に関しては どうも最初からゲッターが全然無いという御粗末な付属管が付いてきた所為か?イマイチ信頼性が無い。さっさとGE5654等に変更したくなる。同じ6J1はバッファー・アンプにも付いてきたが あっさり交換して正解だった。RCAのとGEの物とペアで時々交換しつつ変化を楽しんでいる。(好みはRCA5654が吉)
行き場を失ってから却って面倒見が良くなった? Little Dot MK IIだが「ELEKIT-TU882AS」とも音が違うのが面白いところで、素直に初めて買うなら「ELEKIT-TU882AS」をオススメする。誰でも絶対作れる位に簡単で音質は一般受けするしヘッドフォンジャックはインピーダンスによって変えられる。ただ真空管ガードがネジ止めしてあって球が隠れているので 見た目が寂しく感じる。それと制作キットの割には価格が高いのも欠点で、限定セットなのに売れ残っているのも そこらへんが原因かも知れない。
全く話が変ってしまうのだが「EK Japan」=エレキットからTU8300(TU-LAB)というとんでもないアンプキットが11月中旬に発売予定というのを御存知だろうか?88200円、也 300Bシングル・アンプなのだが更に8ピンのソケットを追加し6L6GC
EL34B KT88等まで同じアンプ上で切り替えて楽しめる上に トランスまでも有名ブランドの物を交換可能にする特殊な仕掛けを施してある。デザインも横長に変更されパンチングメタルのカバーが付く。いや凄い物を発売しますね。真空管マニアの物欲を刺激しますよ これは。幾つかエレキット製品は作ったけれど、流石にキット製品を専門にしているだけあって 誰が作っても きちんと出来上がるように書かれた説明書等には毎度感心させられる。500台限定惰走だが既に著名なキット屋さんでは先行予約が開始されている。うーん物欲が大問題だなあ これ。どうせなら全部の球をいっぺんに差し スイッチで好きな球に切り替えられるなんて出来ないかな?6L6GC
EL34B KT88 B300が全部刺さっているアンプの外観を想像すると萌える。
これが先日届いた12AT7=ECC81です。どうも写真が下手で内部構造が巧く写らないのですがAMPREX社よりもGolden Dragon社のものの方がプレートが分厚く全体的にゴロンとした感じです。音はまったり感が強く「東京スカパラダイス・オーケストラ/Kinou Kyou Ashita-EP」等メリハリの効いた曲には向かない音質かな?と感じました。
同じ音源をGold-Lion×4のKT-88 Push Pullアンプの「雅琴MS-34B」で鳴らすとパワー&ドライブ感が出て いかにも「スカパラ」という明るいカラっとした音で聞かせてくれます。
で、ふと前回差し替えた時に 余り違いの解らなかったTangsram E88Cと 其迄差していたSVETLANA 6N1Pとを差し替えてみたところ やはり組合せの妙というのか 今度はTangsram E88Cで、まったり感が無くなって ビシっとしたメリハリの利いた音になるのです。ADVANCS HC-1はTONE-CONTROLが付いていますが このコントロールもTangsramのほうが、オリジナルのSVETLANAよりも効きが良くなります。(いつもは中立の位置で使用)今迄これだけ真空管のブランドで音が変わった経験が無いので新鮮な驚きを味わっています。恐らく未だ慣らしが終わっていない球だから起こる変化なのかな?と考えていますが随分と違いが出るものです。
10月某日+サブシステムで活躍してくれた6P1×4PPアンプがオークション経由で千葉県の方に御嫁入りし第二の人生を歩む事になりました。安価なのに素性の良い音で鳴ってくれていたしノントラブルで動いてくれていました。ヘッドホンジャックが付いていれば満点合格を進呈しても良かった。個人的には好きなタイプの音だし プリ・アンプ代わりにUSBアンプとかヘッドホン・アンプを使うのがやはり便利かも知れません。基本的にアンプ特にパワーアンプは回路が単純な方が素性の良い音になり余計な味付けが出なくて良い感じがします。
最近「翔聲768A型」プリアンプが どうも不調だ。暖まってくるとノイジーな雑音が入る事が有る。こりゃ真空管か?とオリジナルに戻したりしてるのだが どうも物理的なノイズ=スイッチ周辺とかソケットとか その近辺が怪しい。取敢ず「翔聲768型」電子真空管前級放大器を外して検査してみる。面倒だったらプリ・アンプごと交換という必殺技が有る。廉価機種は それが気楽に出来るというか高級機では絶対修理代のほうがアンプより掛かってしまう。
んー以前デジタル系では音が華やかになり過ぎて失敗してるし 自作で作るか さもなくば何か変わったのを見つけてくるか「翔聲768A型」をバラして大改造するか?計算機片手にネット散策しています。取敢ずパワーアンプ二台の切り替えが可能な真空管プリ・アンプ製品って意外に少ないんですね。真空管好きの人間なら複数のパワーアンプを持ってる率が高いんだけれど マニアはプリ・アンプなんか使わないのかな??知りあいのマニアなんか300Bだけで「シングル」「パラシングル」「プッシュプル」と三台切り替えて使ってるわ(ってことは球代だけで幾らするんだ?) パラゴン「もどき」を家具屋さんにん十万掛けて特注で作らせて スピーカーごとアッセンブリ交換可能にして色々換えて遊んでいるし もう一人は2A3とKT66=6L6GC、EL34Bをエレキット自作+プリ・アンプもエレキットの自作で長鉄さんのバックロードホーン筐体二種類を鳴らしてたなあ。秋葉原散策に行きたい............
Music Angel Marantz7 clone


















6枚目の写真は初期型らしく12AU7が二本有る。届いたのは5枚目の物と基板が同じだが 電源トランスにはカバーが付いていなかった。ちなみに手前側二本が12AX7,奥が12AU7。
Sweet Angel Marantz7 cloneについて。
本物のMarantz-7は天下の名器とは言え発売後数約40年が経過し、配線図も公開されている為 利に聡い中国メーカーがモディファイを加えた揚げ句に制作・販売しているのがSweet Angel Marantz7 cloneらしい。欧米では既に中古まで出回っている。初期型と後期型とがあるらしい。何処がMarantzだよ、という至極尤もな御意見はさて置き まず購入に至る切っ掛けである。
今迄使っていた「翔聲768A型」が球が暖まった頃合いになると何処からかスパーク音が聞こえる様になった。以前から不調だった6Pトグル・スイッチ辺りの何処かと思いトグル・スイッチを交換したが止まらない。恐らくコンデンサのパンクか抵抗抜けなんだろうと考え撤去。
現在プリアンプを抜いた状態で鳴らしているが 何しろ音源がiPodとCDだけで各々一ヶしかない。
CDプレイヤーは300Bに6J1からRCA5654に交換したバッファーアンプを経由して入力、AUX側には市販のiPodベースステーションを接続。
「雅琴=YaqinMS-34B」にはiPodとか古い小型CDプレイヤーをやはりYaqinのバッファーアンプ経由で接続してある。レコードプレーヤーは大昔のVictorのダイレクトドライブ、シュアーのMMカートリッジが付けてあるので「雅琴=YaqinMS-34B」に接続してある。不経済なことこの上無いし比較しにくいしラックがゴミゴミして配線だらけで みっともない。
本物の有名なMarantz#7は初期型と後期型の2種類が有り、コンディションの良い初期型だと100万円では買えないだろう。そこそこの程度の個体が65万円でオークションに出ていた。
私のようにラインアンプ+ラインセレクタ程度の物で満足するような輩が語るような物ではなく まさに正統派の素晴らしい管球式プリアンプである。気になった方は是非GoogleでMarantz#7を調べて見て下さい。
さてこのSweet Angel Marantz7 cloneだが、入力が3系統で出力が2系統有り、名前にマランツの名前が被っている。ちゃんとライセンスを払ったのか知らないが、欧州では本物と区別するために必ず語尾に「Clone」と付けて商標権からトラブルを起こさないようにしてある。(しかしまあ よくぞ#7クローンの名前を名乗ったな、身の程知らず程怖いものは無い)cloneには「もどき」の意味もある。
内部写真を見ると 随分スカスカとした感じである。本物と大違いだ。ラグ板+手配線マニアから気嫌いされるな。
ネットを検索して出てきたのが上記の写真群である。買う前に色々なデータを収集した。
使用している真空管が6Z4(有名なST管じゃなくて整流管)一本、12AX7×2、12AU7×1なので手持ちの球も有るし 悪くはない(価格の割に)らしいので「Happy Cable社」に輸入代行を依頼した。HPに色々書かれているが輸入代行業も中国相手では色々大変だろうと思う、私は以前Little Dot MK IIとバッファーアンプでお世話になったが 全く嫌な思いもせず 更に出来損ない真空管も一日で新品と交換して貰えたし 印象はとても良いのだ。仮に中国語が出来たとしても香港相手に個人輸入なんて御免被る。
主要諸元をGoogleの自動翻訳でチェックしたらこうだ。
入力 :110V - 130V AVAILABLE
周波数性:10Hz ~ 40KHz+/-1dB
入力ボルト数 :100mV - 2000mV
S/N 比:89 dB
真空管 :6z4 x1. Amplify tube 12AX7
/ 6N4x2, 12AU7x1
提供ボルト数 :AC110V / 60Hz or 220V / 50Hz
消費電力 :45W
入力ジャック :3 groups
重量:13kg
外形寸法 :W: 470mm H: 370mm D: 110mm
カラー :黒い本体 & 木製のフロント パネル
付属品 :全ての真空管+ Standard 1.5m 電源コード
199ドルが相場らしい。(定価が300.6ドル)
e-Bayで相場やデータを調べていたら 欧州では詐欺被害まで出ていた。自動翻訳機の日本語なので読みにくいが転載する。余りに読みにくい箇所は手直ししましたが ほぼ原意のままです。
eBayの香港からの出品者に対し... ...私は何百ドルも文字どおり捨てた。「男図書館男」(という名前の)が香港から出品したエレクトロニクス製品を購入するためなどに、カネを使わないように...
私は香港の出品者の「ファンシーさん」のリストから"Music Angel Marantz7 clone"マランツ7のレプリカプリアンプ”を購入しました。
彼=「男図書館男」は私が代金を支払った直後に姿を消した--彼の全ての情報は消えて削除されています 。 私は、今日までこんなひどい目に遭ったのは初めてだ。私は18日以内に私が買ってもいないそれを"キャンセル"して買ってもいないものの代金を払わなければ(※どうやら金を取り返すには取引をキャンセルの手続きをしないとならないが相手が詐欺でどうにもならないの意)
知りあい 友人以外の香港人と取引をしてはならない。 私はその後不思議とすぐに、他の香港人からDACを購入したがこれは$ 200ドルちょうどだった。これは痛い。
これも残念。 私は最近、本当に本当に不運に見舞われ、この文字列があった。 私も教訓を学んだ。※この評価に対し複数の人間が各国から同様の被害を報告している。
売り手の「ファンシーさんのリスト」というからには大掛かりな詐欺で担当者が「男図書館男」で「ファンシー」という会社名でも名乗ってたらしい。eBayのサイトに痕跡が残っていたが 日本のオークションでも見かける「奇麗なカラー写真数枚+拡大部分写真+モーションJpeg」で出品者のID(名前)だけが違っていた。まともな業者出品と勘違いさせる 錯覚を利用した香港?の国際的詐欺野郎だ。オークションの画面だけ見て「ああ、あの人の出品か」と思ったらパクリの犯人だったのかな。
代行業者に間に立ってもらって安心を買う訳だが、概ね実勢価格の倍つまり殆ど「定価」で手元に届く計算になる。色々と言うのは自由だが私は安全・安心を取る。「Happy Cable社」でお世話になったがトラブル回避には気を付けていただいた分 少なくとも安心していられる。
10月29日にMarantz7 cloneが やっと到着した。外箱は頑丈な段ボールで発泡スチロールのパッキング材が入っているが 香港からの長旅で大丈夫だったのかな?と。
まず開けて驚いたのは写真で見た目やサイズ表記より「はるかに大きい」事。
(ラックに入れると私の所有するアンプ類では最大幅だった)
真空管も12AX7や12AU7が立った状態で差してあるのだから厚みも そこそこの物である。
重さはプリ・アンプなので大した事はない。=13Kg
まず木製のフロントパネルは分厚く、色調は やや赤身の強いアクリル系塗料で塗られている。これは好みが別れるだろう。
写真では不明だったパネルの文字だが、向かって一番右の入力切替にCD AUX TAPE VIDEOと少し窪んだ上に黒色塗料で埋めて表示してる、ちょっと見えにくい。その他には会社名だけしか表示されていない。この会社名は ラックに収めてみてもあまり目立たない。中々いい感じだ。
一緒に入ってきた書類には驚いた。「声頻放大器使用指南」使用前仔細閲覧此説明書、と書いてある。そうか、指南書なのかと中を開くと「升芝音拘(最後の字は口偏に向)」の宣伝白黒パンフレットだ。Shengyiと読むそうだ。で、中身が凄い。300Bのシングルアンプに始まり300Bパラシングルと2A3が合体した物凄そうなのやら845やらKT-88やらEL34Bやら日本のオークションでも見たことが無い 手作りっぽいアンプめじろ押し!で、肝腎のMusic Angel Marantz7 cloneは「Music Angel 系列前級」としか出ていなくて殆ど何の説明も無い。やっぱり日本とは感覚がまるっきり違う。いやしくもMarantzを名乗るからには大々的に書くだろうに、やはり正式なライセンスを取得していないのかな?上にスキャン画像を掲載したので 特に左側のブツを見て欲しい。これ日本に輸入したら結構な値段で売れると思う。とか思いつつ中国国内向けの上記サイトを眺めていたら、中国国内向けの基板と手元に届いたMusic Angel Marantz7 cloneの基板は全く違うもので驚いた。国内向けはハイブリッドではなく全て管球式なのだ。しかも「和田茂」氏の名前が説明文中に頻回に登場する。誰だ その人?と和田茂 Audioでググッてみた。いやー出るわ出るわ中国語のサイトばっかり山ほど出てくる。和田式真空管前置放大器なんていうのまで回路図が出ていた。興味の有る人は是非やってみて下さい。中国語なので大意しか汲取れないが「俺の回路はMarantzを越えた」みたいなトンデモ発言を引用したサイトが引っ掛かった。
閑話休題:フロントパネルは すっきりしたというか 電源もボリュームも全くの無印である。一応電源には淡いグリーンのランプが灯る。中国製に有りがちな やや明るすぎる感じがする。
ボリューム等の「ツマミ」は合成樹脂に金属メッキをしたもので見た目は兎も角 最初、触感は良くなかった。回した時にツマミの「ツバ」の部分が本体と擦れ合っていた。(接点復活材を ごく少量噴霧で改善)
入力切替のノブも些か渋い感触があり、後からフタを開けた時に、シャフトの「受け」の部分にシリコングリースを爪楊枝で塗布し改善。
どうもこの機種は擂り合わせ部分の油分が少し足りない感じがある。しばらく使っている内にsmoothになった。
内部の確認より先に音質を聞いてみたくて AUXにiPodを、Pre出力をADVANCE・HC-1/300Bに入れて いつもの「We
Get Request=Oscar・Peterson」で確認。
第一印象は「ホウ、中々良いじゃない」音に変な色が付かず如何にも球っぽいキレとコクのあるサウンドである。
一応そこまで確認した後、上蓋を開けて内部の確認を行った。上蓋は本体とネジ8本(側面二本、前後二本)で固定されている。
パッと見は随分とスカスカしている。本物のMarantz#7
とは大違いである。その中に整流管一本と12AU7相当の球一本、12AX7相当の球二本が見えている。試しに抜いて型番を確認しようとしたが12AU7の筈の球は、球の上に微かに「曙光」マークが見えるだけで番号・記号は全く見えない。
12AX7らしき球二本は単なるガラス管で何にも書いてない ただの真空硝子管である。
中国産の真空管には この何も印刷されていないとか 型番だけ印刷された球が相当数見られる。いい加減というのか自社製品と知られるのが余程嫌なのか?気持ち悪いこと夥しい。
じゃあ何で12AXだのAUだのと断言するかと言えば、プリント基板に はっきりと印刷してあるからである。
上記写真一枚目右端が「名無し管」三枚目の写真:右electro-harmonix VS ES34B付属の12AX7
e-Bayの記載(ユーザーや その他大勢参加による2chみたいな感じ)ではECC82 ECC83に換えると「幸せになれる」そうだ。
今は取りあえずOriginalの球のままで各種配線類を接続しなおして本格始動した。
フロントパネルに三つのツマミが有るが、向かって左から「電源」「音量」「入力切替」である。
このMarantz7 cloneの目的は、パワーアンプのボリュームを80%程度まで上げ、音量をプリ・アンプで調整するためのものだ。もう一つはラインアンプとしての意味合である。だからTONE-CONTROLは無い。
本来 球の味を聞くには、それ相応のボリュームにしないと解らない、が 日本の家屋でそんな大音量で鳴らしたら警察を呼ばれる。
動作を確認後、無名の球は音は兎も角、どうも信頼したくないので、手持ちのストックからElectro-Harmonix社製の12AU7と12AX7を取りだし差し替えてみた。すると何たることか「全く音が出ない!」フルボリュームにすると何か雑音のように微かな音が聞こえる。
ん?と元の「名無し管」に戻すとちゃんと動作する。
12AU7はElectro-Harmonix社製品しか手元に無いので 付属の12AU7らしき「名無し管」を使い、12AX7だけをElectro-Harmonixに換えると これもまた音が出ない。
逆に12AX7を元のままにして12AU7をElectro-Harmonixにしてみても「音が出ない」。手元にElectro-Harmonixの12AX7が6本有ったので全て試したが6本が6本とも音が出ない。
何じゃこりゃ?である。12AX7は単一規格であった筈だが?とストック箱を探してみると、「雅琴=YaqinMS-34B」に付属してきたノーブランド12AX7が出てきた。これは12AX7の名前だけが入った球である。
12AU7を曙光l球のままにして MS34-B付属の12AX7に差し替えると「ちゃんと音が出る」。
このMS34-B付属球は型式名しか印刷してない球なので気味が悪く さっさとElectro-Harmonixに交換した球である。(その後Golden
Dragonに交換)何でこの不気味球だと動くんだ?
実験は続く。
それじゃあ中国製代表のGolden Dragonの12AX7ではどうだ?=ちゃんと音が出た。
一本だけストックに有った東芝製12AX7では?=ちゃんと音が出た。
もしもOriginalの12AU7が所定の性能が出ていなくて12AX7まで変になったのなら全てElectro-Harmonixに換えた時に音が出る筈だし 12AX7が不調というのは経過から考えられない。
後は規格違い..........も有り得るか?でも中華名称じゃなく基板に12AU7 12AX7とプリントしてあるし。
で、本当は規格違いなので絶対やっちゃいけない実験まで実行した。(真似してアンプを壊しても私は責任を取りません)
12AU7の場所に「12AT7=ECC81」を挿してみたのだ。これが ちゃんと音が出る(規格違いなので割れ気味だが)
更に規格の似た「6AQ8/東芝」当時価格580円も挿してみた=ちゃんと音が出る、なのにelectro-harmonix社製の12AU7&12AX7だけは頑として音が出ない。
もうこうなると中国とロシアで規格が違うとしか思えない。他に何か理由が有るのだろうか、解らん。
e-Bayで調べると「テレフンケンの12AX7とフィリップスの12AU7で幸せになれる」という記載がSweet Angel
Marantz7 cloneスレッドに出ている。
あのなー テレフンケンの12AX7?一本一万二千円だよ...........アホか。
フィリップスの12AU7は二千円、無名の名無し管なんぞ挿していると心臓に悪い。
ま、それはともかく現在何事もなく「名無し管」と「12AX7とだけ印刷した球」×2で かなり良い音が出ている。
元のMarantz7を聞いた事が無いから解らないが、その20から25分の一の金額だし充分満足の出来るレベルである。以前の「翔聲768A型」は他人様にお薦めしたくなかったが「Music
Angel Marantz7 clone」は大丈夫である。
いつもの「We Get Request=Oscar・Peterson」で言うと「イパネマの娘」でベースの弦を弾く音が(多分レイ・ブラウンがノッて来てソロ部分でオーバーに演り過ぎた)処などが キチンと再生出来ていて ベースの太い弦の戻る ブンと言う聞き取りにくい音が ちゃんと再生出来ている。同じくオスカー・ピーターソンのTristezaでは まだ音が やや硬く感じる。「The Great Jazz Trio/At The Village Vanguard」も私の愛聴板だが これを試聴板にすると演奏も素晴らしい上に誰でも解る「ツボ」が一番最初に有る。一曲目の「ムース ザ ムーチ」に入る時に、誰かが微かに指でカウントを取るのだが これがはっきり聞こえ、二曲目の「ネイマ」に入る時にロン・カーターがベースを再チューニングする唸りが聞こえれば その機械は中々良い機械だと思う。まあGJTは日本の某レーベルが絡んで渡辺貞夫の共演(I'm Old fashion)なんかも有るが「The Great Jazz Trio/At The Village Vanguard」が一番好きだ。ピアノがハンク・ジョーンズ、ベースがロン・カーター、ドラムがトニー・ウィリアムス。しかしロン・カーターは名ベーシストで名作曲家だがベース・ソロの突っ込みが面白くないのは本当に不思議だ。彼のソロアルバムを聞くと そう感じてしまう。トミー・フラナガンとやってる「The Trio」なんか実に素晴らしいんだがなあー。
まあ基本的にChina管は柔らか目の音が多く、完熟走行が終わると変に締まりの無い音に変化する事もある。どこ製だか解らない「名無しの真空硝子管」ではない球に交換しておきたい。一昨日の実験でGolden-Dragonの12AX7は ちゃんと動作する事を確認したので これに交換するつもりである。Made in Chinaだが信頼の置ける球だ。其れにしても何でelectro-harmonix社製は動作しないのか?
最近入手したアルバムでは 日本女性のR&B本格歌手の「My」の「My Naked Soul」のボーカルがいい感じで聞ける。久しぶりに本格派の日本女性R&B歌手だと思う。300Bが似合う声である。
11月5日 Golden-Dragon 12AU7と12AX7到着。

左側がGolden-Dragon12AX7 名無しと材質・質感等々同一=曙光製か?
Electro-Harmonix社製 12AX7 12AU7では動作しなかったSweet Angel
Marantz7 cloneの件だが、上記実験結果を踏まえて これはもしかして露西亜規格と中国規格に何らかの違いが有るらしいと仮説を立てた。
理由は露西亜製の12AX7や12AU7も他のアンプでは動作するので「正常」、中国製真空管で動作するからSweet Angel
Marantz7 cloneも「正常」でも差し替え不可。12AX7は双三極管で12AU7と同じファミリーに属し、12AU7の増幅率が×17なのに対し12AX7は×100、12AT7が×60 12AY7が×40で全て電圧増幅管。この規格は万国共通な筈なのだが。
12AX7は色々なメーカー製の物を持っていたので実験出来たが12AU7はElectro-Harmonix一種類しか無く、実験にならなかった。今度秋葉原に出向いた時にでも探して来よう。
では、ということでGolden-Dragon社製の12AU7と12AX7二本と本日スワップしてみた、12AU7が1290円 12AX7が2本で2580円 The Kit屋さんから購入。
この頁で基本の「安く」と言う処と音質との妥協点というか落とし所だと思う。
そりゃあプリ管だし テレフンケンだの有名メーカーの貴重品だって使ってみたいですが あまりにも高価だし 中国産に拘る必要が有る。
Golden-Dragonは中国製(曙光製)だけど 品質も揃っているし 作りが丁寧で好きなメーカーです。箱のデザインも好き。
自前のアンプに他にも使っていてADVANCE HC-1もそうだし、MS34-Bの12AX7二本もそうです。
よくGOLD LION と名前が混乱するのが欠点なくらい。TecSol社のHPに詳しく出ている。
11/5の昼休み中、タイミング良く、代引きで届いた12AX7と12AU7を早速Marantz7 cloneに今迄挿さっていた「名無し管」と交換。
恐る恐る電源ON...........(ここで火花が散る場合は ひたすら泣く)全く問題なく起動し 問題なく動作する。
数分そのままにしておいてから恐る恐るCDを鳴らしてみる、と 何事もなく動作する。オリジナルの「名無し管」とボリューム位置も 殆ど同じ。
「名無し管」の時に観察した12AX7と12AU7の赤熱具合(殆ど解らない程度)も同一レベルに見える。
音質はオリジナルより やや硬く感じるが気分的に殆ど変わらないレベルだし、慣らしが終わるまでは何とも言えない。
問題は「なぜElectro-Harmonix社製だけがダメなのか?」である。単なる12AX7は単一規格で「高ナントカ管」みたいなバリエーションは無いし、基本的に型番が同じなら当然差し替えられる。所持していた6本全てがオカシイという事は有り得ないし その6本全て他のアンプでは何事もなく正常動作するのだ。露西亜管が全滅だと東欧系も怪しいからSvetlanaとかSYLVANIAやSOVTEKとかTUNG-SOLとか英PM
Componentsもダメなのかな?安くて良い球なら決して中国だって悪くないのに、何でブランド名を隠したりするんだろう?有名ブランドの下請けだけじゃねえ...........
たまたま今回は最初に中身を確認しなければ 添付球で しばらくは温和しく慣らしをしていたろうなあ。
11月6日夜
CDやiPodの出力に一段かませている「YAQIN 真空管バッファ・アンプ」だが、これに使われている真空管が中国産「6J1」である。例の
Little Dot MK IIでゲッター消滅管が届いたアレである。製造元が公式に認めた交換可能球は、WE403A/B
GE5654 MB8100 CV4010の4種類。探したのだが手に入ったのは5654だけであった。製造元はRCA
GE SYLVANIAの三種類。最近また6J1(曙光製ペア)に戻しオリジナルの音を確認中だった。
夜、静かにCDを鳴らしていたら 突然「ガサガサッ ザザッ」という真空管スパーク・ノイズの様な雑音が混ざった。
恐らく6J1だろうと思って見ると 微かに青白いスパークが管内の足のすぐ上辺りに見えた。即電源を落として このペア管を撤去した。
どうも6J1に関しては変なトラブルが多い。今回の球は ちゃんと曙光電子のマークが入り、ゲッターも新品ペア球である。何か構造的に無理が有るのか?真空抜けではないような??
兎に角、早急に真空管交換をする為、6J1の規格表を眺めると「真空管統合データベース」というサイトが便利。
「これ 何処かで見た事が有る気がする........いや これ確か??6AK5?6AQ6?」
で、見ると6AK5が何の事は無い「6J1」と殆ど同一である。と言う事は「6AQ5」が同種の球だから これも差し替え可能な球を持ってるぞ、と。(GE製の元箱入り6本セットを以前オークションで購入)
東芝製6AK5(4本持っている)のゲッターの残りがタップリ有るのを見て テスタでヒーターの同通を見てから ピンの酸化被膜を軽く落として電源ON.........おーっホンノリヒーターが灯るぞっ!数分置いてから恐る恐るiPodを鳴らしてみた。
これ 絶対大丈夫である。しかも6J1よりもSYLVANIAやRCAの5654より遙かに良い。自然さが全然違うし余力がありそう。53年前の真空管の実力は凄い。実は この球のパッキング材で入っていたのが昭和31年の新聞のテレビ欄だったから最低でも53年経過している。恐るべし東芝真空管!!
で、6AK5が大丈夫なら、と新品棚ズレGE製6AQ5Aも試してみた。こっちは少し新しいけど製造後30数年は経過してる筈。
これが鳴るには鳴るが 高音にビビリのような変化が出る。
6J1の交換球は5654だとかの他に「6AK5」も当然加えて良いと思う。
(6P1の交換球が6AQ5というのは間違い。6BQ5かEL84 このサイトで確信がもてた。)
最初に6J1の規格表も直接見たのだが その時は全然気づかなかった。electro-harmonixの一件でデータベースを確認する癖がついたのかも知れない。
「YAQIN 真空管バッファ・アンプ」を使っている方、「Little Dot MK II」をお使いの方、恐る恐る中華6J1を使ってる方、是非差し替えて見て下さい。6A族は安い球が出回ってますしね。
Marantz7 cloneの交換球について。
先日来「何でだ?何故おかしい?」と悩み続けた原因が サラリと判明してしまいました。
何の気なしにネットで12AX7や12AU7について調べていたところ、ヒーター電圧が違うのでは?という事に気付いたわけです。
つまり原因は、ヒータ電圧が不十分で、熱電子が出ないわけです。よくある例は、ヒーター電圧が6.3Vのプリ管を、12.6Vのプリ管に差し替えた場合だそうです。
真空管の頭の数字で勝手に12V仕様だとばかり思い込んでいたらしいです...........sigh
元々Marantz7 cloneの12AX7はあんまり赤熱しないんですね。12AU7は赤くなるけど。で気付くのが遅れました。
「12AUとか12AX........12ってヒーター電圧じゃなかったっけか?ブツブツ.....」とボヤきつつ規格表をネットで探したら 成程 規格表にも12.6と6.3Vのが並記されてました。三結前提の表記なんだろうけど 紛らわしく、GoogleのQ&Aでは、私と同じ目に遭った方々が全く同じ症状で悩んでました。あの規格表の12.6と6.3Vの表示は「2種類有るのでは無い」のです。後述の「三結」という方法でも使える、という意味なのです。
早速テスターをソケットの4と5ピンに挿して確認すると 成程6.3Vでした、思い込みというのは恐ろしいものです。
基板に手を加えたくない(プリント基板がソケットの足を支えた構造)のと、後日オークションに出す場合も考え このままスワップ出来るヒーター電圧6.3V用の12AU7と12AX7(6.3V)類似球を探す事にしました。
「6AU7」という正直なネーミングの球も有りますが やはり「6.3V仕様の12AU7」と検索しないとネットでは中々ヒットしません。
12AX7の6.3V版で「6AX7」という まんま名前を6.3Vにしただけの物があり 最近では露西亜管の「6H2P」が どうやら差し替え可能なようです。12AX7については
http://www1.seaple.icc.ne.jp/mixseeds/p111e.htmのページを参照させていただきました、12AU7については
http://www2.famille.ne.jp/~teddy/datalib/datalib.htmを参照させていただきました。多謝です。
前述の「三結」ですが、下記の要領で「三結」(三極管結合=5極管のプレートとサプレッサーグリッドを短絡させる)してしまえば済むのです。中々無いのが12AU7の6.3V版になるもので、6AU6は名前こそ似ていますが増幅率が違いすぎます。
「名無し管」はヒーター電圧が6.3Vで、真空管のピン4番と5番に6.3ボルトが与えられています。一方のElectro-Harmonix等の12AX7ですが、ピン4番と5番には12.6ボルトが与えられる仕様です。そのままではヒーターが働かず真空管の役割が果たせません。
6.3ボルトで使うときはピン4番と5番を接続し6.3Vの一方を、そして9番ピンにもう一方の6.3Vを与えます。
手順はピン4番の線を外して9番にピン4番と5番を結線する、になります。
双三極管というのは ガラス管の内部に三極管が二ヶ並んでるワケですが その構造上、二つ有るsegmentの特性が一つづつバラバラだったりします。これは安すぎる中国管に多く存在します。
Marantz7 cloneで問題なのが 真空管ソケットがプリント基板に「直付け」なので手の入れようが無いのです。更に基板を観察すると「双三極管」の中身に同じものが二つ入っているのを利用して、片方のsegmentを右Ch もう片方のsegmentを左Chと一本なのに二本の三極管として設計されているのです。(やたら和田茂式云々とサイトに書いてあるけど誰?和田式基板の特徴?)この方法は大昔のトランスレスのテレビとかで汎用された覚えが有ります。その為の32AT6とか頭の数字が変に大きい真空管が有りました。足し算をして100Vになるように組みあわせる為です。
だから規格表がアテにならず 取りあえず類似特性の双三極管を片っ端から試してみるしかありません。
兎に角「基板に手を入れない」事を条件に球探しをします。
12AU7の6V版が中々見つかりません。何しろ元々挿してあった球は「身元不明管」で「12AU7を三結した特性に似た双三極管」という情報しかないのです。チューブテスターが欲しいですけど高価で買えません。=キットで6万円位するんです。
ヒータ電圧6.3Vで手持ちの球から探すと12BA4=NEC 5687=GE 6350=RCA 6DJ8=東芝 6FQ7=東芝 6AU6=東芝 E88CC=Tangsramが出てきました。全部40年位昔のものです。一本だけ残っていた6AU6などフィルムまで残ってる未使用管です。昔ラジオを組んで遊んでいた時代の物ですが これがまだ平気で動きます。
調べてみると上記条件と近い真空管というと「6922」「ECC88」「E88CC」「6N6P」「CV2492」「6H23N」「CV2493」辺りが使えるかな?という感じ。
三結不可能で そのままスワップするしかないので「12AU7を三結した特性に似た双三極管」を片っ端から試してみます。元の規格さえ解れば類似管が解りますが「名無し管」では.......
(この特性や規格はhttp://www2.famille.ne.jp/~teddy/pre/pre10.htmを参考にさせていただきました。)Marantz7
cloneでもう一つ問題になるのが真空管の背の高さです。薄型キャビネットに垂直方向に球が挿してあるので高さの有る球だと上蓋に当たってしまいます。太くズングリした球でないと差し替えがききません。高さで言うと細身で背の高い6AQ5だと ぶつかります。
RCA6350は増幅率が高過ぎ 却って12AX7の代わりが勤まりそうです。
規格表では性格が似ている筈の東芝6AU6は音が割れてしまい 全く使えません。
GE5687は いかにも球っぽい味の有る音を出し、ボリュームのピークも揃っている印象です。
東芝6FQ7が最も相性が良く、きちんとした音も出ますし 高音歪み/低音ビビリも発生しません。ノイズも出ませんが やや音量が下がります。しかし背丈が邪魔でボンネットに収まりません。
E88CCが かなり良い感じで動作します。この球は以前ヘッドホンアンプを自作した時に購入したものです。
と言う事で12AU7(6.3V)の代役は5687に仮決めし、今度は12AX7(6.3V)を交換してみます。
やはり「相性」が有りますから これも長期戦覚悟のテストです。
最初は名前から類似の6AX7をテストしたかったのですが、ググっても終了したオークションしかヒットせず、有名な球屋さんも在庫無しでした。
というわけで確実に12AX7(6.3V)同等と解っている6N2Pに換えてみました。二本で600円と安いのですが「マッチドペア」なんて便利な物が有りません。自分の耳で確認するしかありません。で、4本購入して相性の良い組合せを順列組合せで選びます。6N2Pの紙箱は珍しい構造なので写真を提示します。結構ペラペラで紙質が悪く、如何にも「旧ソ連」製造という印象です。メーカーのロゴが漫画の宇宙船で「ボストーク」と読むそうです。ソ連のボストーク宇宙船.......懐かしい。
差し替えると 流石に定格が同じ球は一発で決まります。ただ左右チャンネルの音量差のため 組み換えを二度=品質が一定ではないのか、中ゲイン2本と高ゲイン2本が混在してました。チューブチェッカーが欲しいですね。こういうバラつきが避けられないのが「真空管」という物で、出来ればステレオアンプで使う場合は「ペア球」を指定出来れば必ずペアで購入すべきです。少し高くなりますが仕方がありません。
「We Get Request=Oscar・Peterson」をテストに使うのは変わりませんが、他にも「直立猿人」チャールズ・ミンガスとかThe
JAZZ Trio.Super Jazz Trio等ロン・カーター絡みのアルバムもテストに使用します。曲によっては超低音からロン・カーター独特の「ピッコロ・ベース」の音が 実にテストには向いています。
ここから今度は12AU7(6.3V)を東芝6FQ7とGE5687で聞き比べてみます。すると6FQ7は「まったり」感が強くオーケストラ等に向く音、5687が今迄聞いていた音に近いシャープな感じです。
こんな苦労するのも「名無し管」を挿して平気で出荷するメーカーの体質というか國の体質が原因です。つくづく どこがMarantz7なんだよ!です。それにカタログや説明書で、三結せずにヒーター電圧が6.3Vの球を「12AU7」とか「12AX7」と表示するのはまずいでしょう.......頭の数字はヒーター電圧なんだから。ま、そこがクウォリティなんだろうけど。
こうなると整流管の「6Z4」(有名な茄子管じゃないですよ)もスペアを用意したほうが良いかも。中国産のプリアンプだと この6Z4、やたら愛用されてます。通販価格で400円、秋葉価格で200円です。見てくれも貧相で 昔よくぞ使用した東芝6X4とはピン違いで「ポン付け交換」不可能です。
6N2Pは早速手配して なるべくペアになるような個体を2セット準備した。ちょっと変わった型式の紙箱に入っているが紙質が最低で 一度開けると 何処かが破ける。
手持ちの球の中に「E82CC」が三本有ったので これを12AU7代わり、6N2Pを12AX7代わりに交換。
今度は中々素直な音で 妙に色が付かないサウンドが出てきた。今迄少々中高音域が犠牲になっていたらしい。
使用した球はE82CCが以前使っていたアンプ用にペア球を揃えたもので、使用時間が約一年。
もう1本「5670」がペアで眠っていたので こちらも差し替えてみた。
中音域の伸びが今一つ良くない感じがする。
というわけで現在6N2PとE82CCの組合せで慣らし運転中である。Music
Angel Marantz7 cloneの交換球として一応挙げておく。このアンプは今も時々Yahooオークションに安く出てくるから案外お買い得だと思う。真空管式のプリアンプは目茶苦茶に高価な物しか現在販売されていないが こいつなら安く真空管型プリアンプの味わいを楽しめる。
2010年3月 Little Dot MK IIとYaqinバッファアンプをYahooオークションでお嫁入りさせネタが尽きている。というわけで使用中の真空管の赤熱ぶりを撮影してみた。
これは現在バッファーアンプで試用中の6CB6である。左が東芝 右がマツダだがペアチューブである。以前EF96を実験したところ結構な音で鳴ってくれたので試している。これ位ゲッターの違いが有っても特性が同じって......
これは一と二枚目がSVETLANA.EL34 三枚目がMULLARD.EL34.四枚目がGOLD-LIONのKT88である。球に詳しい方だと「何で?」と思うかも知れない。SVETLANAとMULLARDじゃあ同じメーカーだろ?という事だ。
ところが球をしげしげ観察すると内部構造が結構違っている。写真が下手糞で解りにくいが実際はMULLARDが最も熱発する。
GOLD-LIONのKT-88が次に熱くなる。ガタイが大きい分EL34より直接熱くは感じない。ちなみに手前側列の両端が6SN7で中二本がGOLD-LIONの12AX7だ。6SN7はSVETLANAと組んだ二枚がelectro-harmonixで、次二枚がSOVTEKである。こころもちSOVTEKのほうが熱発は少ない。
これは一目瞭然のGolden-Dragon300Bである。左の写真で薄くマークが写っている。これも実際明るい部屋だとこう見えるが、部屋の電気を落とすと右の様になる。直熱管なので真ん中のヒーターは上から覗くと光っている程度。無茶苦茶な熱発はしない。却って隣のSOVTEK-6N1Pの真っ赤なのが目立つ。
ピュア・オーディオヲタの方々には怒られると思うが、真空管アンプって球の大きさとか形状とか光り方も楽しみのうち。
自分はバイク乗りなので球アンプを見るとバイクのエンジンを連想する。同じ排気量で同じ位のカタログデータでもDOHCとOHC、タンデムツインとパラレルツイン Vツインでは音も乗り味も変わるが 何より形状が全然違う。真空管アンプもエンジン剥き出しの処が何となく空冷バイクを連想するのだ。さしずめ300BなんかはカワサキW1という感じ。KT-88はK0の砂型ホンダ750直4か?石系アンプは 今風の「エコカー」だろう。私はエコカーなんぞよりバイクの方が好きである。勝手に加速したりしないしね。